まどか「料理の本ってけっこうたくさんあるんだね」
ほむら「そうね」
まどか「んー…と、これとこれと…あとこれ!」
ほむら「…鹿目さん」
まどか「ん?」
ほむら「今さらだけど、お父様に習うのでしょ?」
ほむら「それに、最近はインターネットにもたくさんレシピや紹介があるわ」
ほむら「だから、そんなに買わなくてもいいんじゃないのかしら」
まどか「えー?たしかに、ほむらちゃんの言うことも一理あるけど」
まどか「パパやインターネット以外のものにも手を出して」
まどか「いろんなものから学ぶのが良いと思うなぁ」
ほむら「……それもそうかもね」
まどか「でしょ?でもお小遣いあんまりないから、とりあえずはこのくらいかな」
ほむら「お金なら私も出すわ」
まどか「ううん、いいよ。元はわたしが言い出したんだし」
ほむら「でも、私にも見せてくれるのでしょう?」
まどか「うん、もちろんだよ」
ほむら「だから私にも支払う義務があるはずよ」
まどか「うーん、義務かどうかはわかんないけど…」
まどか「あっ、じゃあこうしようよ、本はわたしが買うから」
まどか「ほむらちゃんは材料を買ってよ」
ほむら「…そうね、それなら構わないわ」
まどか「決まりだね、それじゃお会計してくるから待ってて」
ほむら「わかったわ」
ほむら(まどか…)
ほむら(一緒に料理、できれば楽しみたいわ)
ほむら(でも、そうはいかない…)
ほむら(そろそろ、インキュベーターが行動を起こすはず)
ほむら(今回、私はインキュベーターに手を加えていない)
ほむら(エイミーはもちろん助けてある)
ほむら(だけどあいつは様々な手段を用いてまどかに接近しようとしてくるはず)
ほむら(でも今、私がまどかの側にいる)
ほむら(だから私がなんとか誤魔化すことができれば…!)
まどか「おまたせ、ほむらちゃん」
ほむら「次は材料を買うのよね」
まどか「うん、自分用の調理器具やエプロンとかも欲しいし」
ほむら「わかったわ、ならエプロンは私が買ってあげるわ」
まどか「んー、それはまた後で考えるね」
ほむら「…そう?わかったわ」
まどか「うん、それじゃ…?」
ほむら「どうしたの?」
ほむら(きた…?)
まどか「ほむらちゃん、何か聞こえない?」
ほむら「何て?」
まどか「助けてまどか、って」
ほむら「…!」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「ごめんなさい、少しここで待ってて」タタッ
まどか「えっ?ほむらちゃ…いっちゃった」
まどか「なんだろう?たしかに助けてって聞こえるけど…」
ほむら「…よし、ここなら」
ほむら「時間停止」
ほむら(やはりインキュベーターはまどかにテレパシーを送ったみたいね)
ほむら(助けてまどか…ね、まどかと名前を読んでいる以上、テレビとかラジオと誤魔化すことはできないわ)
ほむら(なら、どうするか…)
ほむら(まどかを誤魔化せて、尚且つ納得させる方法)
ほむら(…いくつか盾に小物を収納してあるわ)
ほむら(この中で使えそうなものは…ぬいぐるみ?)
ほむら(このぬいぐるみは以前まどかから貰ったものだわ)
ほむら(これを使って何か…)
ほむら(……!)
ほむら(この方法で誤魔化せる…かしら?)
ほむら(あまり自信はないけど…やってみるしかないわね)
ほむら(それに今、時間は停止しているから誰にも聞かれる心配はないわ)
ほむら(この時の止まった世界に入門できるものはいないもの)
ほむら(練習しましょう)
ほむら「……こほん。ん、ん」
ほむら「アー…アー」
ほむら「マドカ、マドカ」
ほむら「カナメマドカ」
ほむら「マッドカサヤカ、カナメマドカ」
ほむら「ボクトケイヤクシテ、マホウショウジョニナッテホシインダ」
ほむら「……いや、何か違うわね、もっと人間っぽくて大丈夫よ」
ほむら「…こほん」
ほむら「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
ほむら「そうね」
まどか「んー…と、これとこれと…あとこれ!」
ほむら「…鹿目さん」
まどか「ん?」
ほむら「今さらだけど、お父様に習うのでしょ?」
ほむら「それに、最近はインターネットにもたくさんレシピや紹介があるわ」
ほむら「だから、そんなに買わなくてもいいんじゃないのかしら」
まどか「えー?たしかに、ほむらちゃんの言うことも一理あるけど」
まどか「パパやインターネット以外のものにも手を出して」
まどか「いろんなものから学ぶのが良いと思うなぁ」
ほむら「……それもそうかもね」
まどか「でしょ?でもお小遣いあんまりないから、とりあえずはこのくらいかな」
ほむら「お金なら私も出すわ」
まどか「ううん、いいよ。元はわたしが言い出したんだし」
ほむら「でも、私にも見せてくれるのでしょう?」
まどか「うん、もちろんだよ」
ほむら「だから私にも支払う義務があるはずよ」
まどか「うーん、義務かどうかはわかんないけど…」
まどか「あっ、じゃあこうしようよ、本はわたしが買うから」
まどか「ほむらちゃんは材料を買ってよ」
ほむら「…そうね、それなら構わないわ」
まどか「決まりだね、それじゃお会計してくるから待ってて」
ほむら「わかったわ」
ほむら(まどか…)
ほむら(一緒に料理、できれば楽しみたいわ)
ほむら(でも、そうはいかない…)
ほむら(そろそろ、インキュベーターが行動を起こすはず)
ほむら(今回、私はインキュベーターに手を加えていない)
ほむら(エイミーはもちろん助けてある)
ほむら(だけどあいつは様々な手段を用いてまどかに接近しようとしてくるはず)
ほむら(でも今、私がまどかの側にいる)
ほむら(だから私がなんとか誤魔化すことができれば…!)
まどか「おまたせ、ほむらちゃん」
ほむら「次は材料を買うのよね」
まどか「うん、自分用の調理器具やエプロンとかも欲しいし」
ほむら「わかったわ、ならエプロンは私が買ってあげるわ」
まどか「んー、それはまた後で考えるね」
ほむら「…そう?わかったわ」
まどか「うん、それじゃ…?」
ほむら「どうしたの?」
ほむら(きた…?)
まどか「ほむらちゃん、何か聞こえない?」
ほむら「何て?」
まどか「助けてまどか、って」
ほむら「…!」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「ごめんなさい、少しここで待ってて」タタッ
まどか「えっ?ほむらちゃ…いっちゃった」
まどか「なんだろう?たしかに助けてって聞こえるけど…」
ほむら「…よし、ここなら」
ほむら「時間停止」
ほむら(やはりインキュベーターはまどかにテレパシーを送ったみたいね)
ほむら(助けてまどか…ね、まどかと名前を読んでいる以上、テレビとかラジオと誤魔化すことはできないわ)
ほむら(なら、どうするか…)
ほむら(まどかを誤魔化せて、尚且つ納得させる方法)
ほむら(…いくつか盾に小物を収納してあるわ)
ほむら(この中で使えそうなものは…ぬいぐるみ?)
ほむら(このぬいぐるみは以前まどかから貰ったものだわ)
ほむら(これを使って何か…)
ほむら(……!)
ほむら(この方法で誤魔化せる…かしら?)
ほむら(あまり自信はないけど…やってみるしかないわね)
ほむら(それに今、時間は停止しているから誰にも聞かれる心配はないわ)
ほむら(この時の止まった世界に入門できるものはいないもの)
ほむら(練習しましょう)
ほむら「……こほん。ん、ん」
ほむら「アー…アー」
ほむら「マドカ、マドカ」
ほむら「カナメマドカ」
ほむら「マッドカサヤカ、カナメマドカ」
ほむら「ボクトケイヤクシテ、マホウショウジョニナッテホシインダ」
ほむら「……いや、何か違うわね、もっと人間っぽくて大丈夫よ」
ほむら「…こほん」
ほむら「僕と契約して、魔法少女になってよ!」