魔法少女まどか☆マギカの自作SSや、ねんどろいど、キューポッシュをメインにしたフィギュアやグッズのレビューがメインのブログです。
現在はマギアレコード(マギレコ)の感想なども行っています。

2017年01月

2017年01月29日00:00

鹿目まどか

カテゴリ: 今日のあけみけ！; キューポッシュ

2017年01月28日22:00

さやルーム

ゆかり「さやかちゃん…」

さやか「あー…んと…なんかごめんね」

まどか「だ、大丈夫？」

さやか「……あたしさ、あたしなりに色々考えたんだ」

まどか「うん…」

さやか「あたしは恭介の腕を治したかったのもあるけど」

さやか「まどかや仁美を助けたかったってのも魔法少女になった理由のひとつだし」

さやか「魔法少女になったからには見滝原を救いたかったんだ」

さやか「なのに…あたし…あたしは…」

まどか「さやかちゃんはちゃんとわたし達を助けてくれたよ？」

ゆかり「わたしやほむらちゃんが眠ってる間に見滝原を守ってくれたのもさやかちゃんだよ！」

さやか「そうかもしれないけど…でも二人ともあたしが何をしたのか見たでしょ？」

さやか「あれはあたしだけどあたしじゃない…けどやっぱりあたしで…」

さやか「結局あたしは…みんなを傷付けちゃったんだ」

まどか「そんなことないよ！みんなわかってるよ！」

ゆかり「そうだよ！」

さやか「…ありがとう、一応それはわかってるつもりだよ」

さやか「でもね、みんなが許してくれても、わかってくれても…」

さやか「あたしが一番あたしを許せないし…それになにより…」

さやか「こんなことになるなんて思ってなかった…」

さやか「良くも悪くも、ね」

まどか「さやかちゃん…」

ゆかり「…」

さやか「あたしは恭介が元気になってくれればそれで十分だったし」

さやか「恭介と付き合えるとも思わなかったんだ」

さやか「告白する勇気もなかったし」

さやか「恭介と仁美は相思相愛って気付いちゃってた…まあ、勘違いだったみたいだけどね」

さやか「だからあたしは恭介のことは仁美に任せようと思ってたし」

さやか「あたしはそんな恭介や仁美、そしてまどかを守りながら」

さやか「ゆかりやマミさん、ほむらと一緒に見滝原を守る正義の魔法少女になりたかった」

さやか「失恋したけど、それを克服して頑張る健気な女の子」

さやか「そんなヒロインになりたかったんだと思う」

まどか「……」

ゆかり「それは今からでも…」

さやか「ううん」

さやか「でも結果は逆だったよ」

さやか「恭介とは恋人同士になれたし」

さやか「守るはずだった仁美に守られて」

さやか「一緒に戦うはずのみんなにも剣を向けちゃった…」

ゆかり「あれは…事故だよ」

まどか「そ、そうだよ！さやかちゃんの本心な訳ないもん！」

さやか「でも事実だよ、しかもあたしの意思じゃなくても、ああなったんだからさ…」

さやか「なおさら質が悪いって言うか…」

さやか「とにかく、もうあたしは正義の魔法少女なんて名乗る資格もないし、自信もないよ」

さやか「戦うなって言われた時は逆撫でされた気がしてイラっとしたし」

さやか「ムキになってあんなこともしたけどさ」

さやか「本当は心のどこかでわかってたんだと思う」

さやか「あたしは魔法少女に向いてないって…」

まどか「そんな…」

ゆかり「…」

さやか「それにさ、やっぱりあたし…恭介のこと大好きなんだ」

さやか「なんかここ最近の恭介は様子と言うか性格と言うかキャラと言うか…」

さやか「とにかく恭介が恭介っぽくないんだけど」

さやか「あいつがあたしのことを思ってくれてるのはよくわかったし」

さやか「あたしもあいつのこと大好きだから…」

さやか「これからも恭介と一緒にいたいって、改めてそう思ったの」

さやか「でも…あたしはもう魔法少女になってるし…」

さやか「魔法少女がいつ死んでもおかしくないこともよくわかってるつもりだから…」

さやか「あした死んじゃうかもしれない…」

さやか「あたしの性格もこんなに変わっちゃったんだ…」

さやか「魔法少女になって良かったことなんて…恭介の腕を治せたことだけなのかもって…」

さやか「他のことは全部マイナスなんだって…」

さやか「もうそうしか思えなくなったの…」

さやか「だから…ごめん…」

さやか「もう嫌だよ…戦いたくない…戦えない…」

さやか「死にたくない…魔女にもなりたくない…」

さやか「こんな本音…言いたくもないし、気付きたくもなかった…」

さやか「だから我慢してたんだけど…言えないと思ってたけど…ごめん…」

さやか「やっばつらいわ…」

ゆかり「…それは…つらいよ」

まどか「…言えたね」

まどか「聞けてよかったよ…ね、ゆかりちゃん」

ゆかり「…うん」

2017年01月28日00:00

鹿目まどか

カテゴリ: 今日のあけみけ！; キューポッシュ

2017年01月27日02:00

魔法少女ゆかり☆マギカ永遠の物語【160】

カテゴリ: 魔法少女ゆかり☆マギカ永遠の物語

その夜

さやルーム

さやか「えへへ…」

さやか「なんか悩んでたのがバカみたい」

さやか「でも恭介のおかげで目が覚めたよ」

さやか「あたしが一番あたしのこと信頼してなかったんだね」

さやか「あたしだって…それなりに良いところはあるんだよね？」

さやか「それに…あたし、やっぱ魔法少女に向いてないのかも」

さやか「仁美達にあそこまでして止められた理由も今ならわかる気がする…」

さやか「あたしってすぐにムキになるし、しかも一人で抱え込んじゃうみたいなんだもん」

さやか「魔法少女のこと知らない恭介でも、その点は気づいてたみたいだもんね」

さやか「……でも…一番怖いのは…」

さやか「あたしの中に別のあたしがいる…気がする」

さやか「あたしが仁美や杏子を倒した…いや、殺そうとした時のことははっきりと覚えてる」

さやか「仁美があたしにとって大切な親友なのは今でも変わらない」

さやか「むしろ、まどかや仁美を守りたいから魔法少女になった…それは本当のことだよ」

さやか「なのに、あたしは仁美にあんなことを…」

さやか「杏子だって…あいつは気にくわないし、あんな奴がベテランの魔法少女だって認めたくないし」

さやか「あいつの考え方は絶対に間違ってると思う」

さやか「でも…」

さやか「殺したいほど憎んでるわけなんかないよ…」

さやか「むしろ…わかりあいたい…」

さやか「なんとなくだけど、あいつとは仲良くなれる気がする…」

さやか「だけど…あたしはゆかり達が間に入ってこなければ…杏子をこの手で…」

さやか「………」

さやか「ゆかりの友達の…千歳さん…だったよね？」

さやか「千歳さんはあたしと杏子を止めるために戦ってくれたのに」

さやか「あたしは千歳さんまで…」

さやか「ゆかりが来なかったら…あたし…」

さやか「…………」

さやか「ぅ…うぅぅぅ…」

さやか「あたし…本当にどうしちゃったんだろう…」

さやか「ついさっき恭介のおかげで立ち直れたはずなのに…また自己嫌悪してる…」

さやか「もうずっとこうだよ…」

さやか「あたしのソウルジェム…まだ大丈夫だけど…濁ってる…」

さやか「これが濁りきったら…あたし…魔女になっちゃうんだよね…」

さやか「嫌だ…嫌だよ…怖い…死にたくないよ…」

さやか「なんでこうなっちゃったの…」

さやか「暴走するあたしも、今のネガティブなあたしも…あたしらしくないよ…」

さやか「こんなのあたしじゃない…！」

さやか「あたしは…さやかちゃんはみんなのムードメーカーじゃなきゃいけないのに…」

さやか「なんでこんなことに…」

さやか「うぅ…うぅぅぅぅ…」

コンコン

さやか「ぅ…なに…？」

さやか母「さやか…まどかちゃんとゆかりちゃんが来てくれたわよ」

さやか「え…？」

さやか母「大丈夫？でられる？」

さやか「う、うん…」

ガチャ

さやか母「さやか…だ、大丈夫？目が真っ赤じゃない！」

さやか「だいじょうぶ…」

さやか母「さ、さやか…」
玄関

まどか「さやかちゃん…大丈夫かな？」

ゆかり「あずきちゃんが大丈夫そうだって言ってたし、きっと大丈夫だよ」

まどか「そう…だよね？」

さやか「二人とも…」

ゆかり「！？」

さやかちゃん…？すごく窶れてる…

それに目が真っ赤に…今まで泣いてたのかな…

あずきちゃんの話を聞く限り、上条くんと良い感じだったはずなのに…

まどか「さやかちゃん！？大丈夫なの？」

さやか「うん…とりあえず、あたしの部屋においでよ」

まどか「う、うん」

ゆかり「お、おじゃまします」

さやか母「さやか…」

ほむか速報！まどマギ SS マギレコ まとめ【魔法少女まどか☆マギカ】

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