ほむら(あれから暫く時間が経った)
ほむら(魔女は五人で倒し、毎回いろんなフォーメーションを考えたわ)
ほむら(そうして、対ワルプルギスの陣形も出来上がった)
ほむら(魔法少女の真実も伝えたわ…でも、そのショックも乗り越えることができたの)
ほむら(あとはワルプルギスを倒しさえすれば…)
ほむら(でも…やはり私の脳裏には負けた時の光景が焼き付いてしまっていて…)
ほむら(勝てる自信がなかった…)
ほむら(そして…そうこうしているうちに…ついにあの日が…)
ほむら(ワルプルギスの夜が現れた…)
ほむら「っ…」
ワルプルギスの夜「アハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハ」
マミ「流石に規格外の大きさね…」
杏子「超ド級のばけもんだな」
さやか「一応記憶には残ってるけど、実際にこうして見るとめちゃくちゃでかいわ…」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん…」
マミ「ねぇ、美樹さん…私たちってワルプルギスに全員無事で勝てたことってあるのかしら?」
杏子「おいおい、今聞くかよそれ」
マミ「やっぱり気になるわ」
さやか「うーん…正直、全員無事で倒せたことはない…かな」
マミ「!」
杏子「!」
さやか「と言うより…あたしと杏子は大抵ワルプルギスが来る前に…うん」
杏子「……なるほどね」
マミ「なら…私と鹿目さん、暁美さんの三人で挑むのかしら…?」
さやか「そうなんですけど…」
マミ「……暁美さんが何度もループしてる時点で察するべきだったわね」
マミ「たぶん、私じゃワルプルギスには勝てない…そう言うことよね?」
さやか「……」
杏子「まぁそうだろうな、いくらマミが強いからってワルプルギスは別格だしさ」
マミ「ええ、別格ね…本当に圧倒的な強さだと思うわ…」
マミ「まだ距離があるのに…手の震えが止まらないもの」
さやか「マミさん…」
杏子「さすがのベテラン魔法少女マミさんも怖じ気付く強さ…か」
杏子「なぁマミ、どうする?今から逃げるか?」
マミ「まさか、逃げるわけないじゃない」
さやか「!」
マミ「はっきり言って、今凄く怖いわ…」
マミ「こんなに恐怖感があるのは生まれて初めてかもしれない…」
マミ「ワルプルギスの夜は別格すぎる強さだし」
マミ「もし勝てても、無事でいられる保証もない」
マミ「下手したら、私たちの誰かが魔女になってしまうかもしれない」
マミ「結果的に全滅してしまうのかもしれない」
マミ「……でも」
マミ「みんなと一緒にいると、勇気が湧いてくるの…!」
マミ「みんなが側にいてくれれば、例えどんなに怖くても、不安でも」
マミ「なんとかなる!って、そう思えるわ!」
杏子「へへっ、なんだそりゃ?無理してない?大丈夫?」
マミ「大丈夫、負けるもんですか!」
さやか「マミさん!」
マミ「ねえ、勇者って知ってる?」
杏子「勇者?なんか剣持ってるやつか?」
マミ「美樹さんはどう?」
さやか「え?えーっと…選ばれし者…的な?」
マミ「そうね…基本的に二人のイメージが一般的だと思うわ」
マミ「でもね、私はこう思うの…」
マミ「勇者とは、決して諦めない者のこと…ってね」
さやか「決して諦めない者…」
マミ「ええ、諦めない思いが、いつしか…」
マミ「だからね、私たちピュエラ・マギ・ホーリー・クインテットは」
マミ「魔法少女でもあり、勇者でもあると思うわ…!」
マミ「そう思うと、体から勇気もどんどん溢れてくるの!」
さやか「なるほど!」
マミ「未来からやって来た鹿目さん」
マミ「その鹿目さんと一緒に記憶と力を持ってきた美樹さん」
マミ「何度も何度も諦めずに戦い続けてきた暁美さん」
マミ「そして帰ってきてくれた私の大切な友達の佐倉さん」
杏子「お、おい」
マミ「みんながいてくれれば、もう何も怖くない」
マミ「その証拠に…ほら、もう震えはおさまっているわ」
杏子「そりゃよかった、先鋒のマミがビビったら作戦失敗しちまうからね」
マミ「もう何も怖くない」
杏子「さっき聞いたって」
マミ「ふふっ」
杏子「ったく…へへ」
マミ「それじゃあ、そろそろ作戦開始と行きましょうか」
杏子「だな!」
さやか「はい!」
マミ「そろそろワルプルギスが罠を張ったエリアに侵入するわ」
マミ「後は各自暁美さんの作戦通りに頼むわね!」
杏子「ああ!」
さやか「よっしゃー!」
ほむら「……」
ほむら(本当に大丈夫なのかしら…)
まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃん」
ほむら「まどか…」
まどか「みんな、ほむらちゃんのことを信じてる」
まどか「だから、ほむらちゃんもほむらちゃんのことを信じて!」
まどか「絶対に大丈夫だから!」
ほむら「まどか…うん、ありがとう」
ほむら「今日こそ、ワルプルギスと決着をつけてやる…!」
まどか「うんっ!」
ほむら(魔女は五人で倒し、毎回いろんなフォーメーションを考えたわ)
ほむら(そうして、対ワルプルギスの陣形も出来上がった)
ほむら(魔法少女の真実も伝えたわ…でも、そのショックも乗り越えることができたの)
ほむら(あとはワルプルギスを倒しさえすれば…)
ほむら(でも…やはり私の脳裏には負けた時の光景が焼き付いてしまっていて…)
ほむら(勝てる自信がなかった…)
ほむら(そして…そうこうしているうちに…ついにあの日が…)
ほむら(ワルプルギスの夜が現れた…)
ほむら「っ…」
ワルプルギスの夜「アハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハ」
マミ「流石に規格外の大きさね…」
杏子「超ド級のばけもんだな」
さやか「一応記憶には残ってるけど、実際にこうして見るとめちゃくちゃでかいわ…」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん…」
マミ「ねぇ、美樹さん…私たちってワルプルギスに全員無事で勝てたことってあるのかしら?」
杏子「おいおい、今聞くかよそれ」
マミ「やっぱり気になるわ」
さやか「うーん…正直、全員無事で倒せたことはない…かな」
マミ「!」
杏子「!」
さやか「と言うより…あたしと杏子は大抵ワルプルギスが来る前に…うん」
杏子「……なるほどね」
マミ「なら…私と鹿目さん、暁美さんの三人で挑むのかしら…?」
さやか「そうなんですけど…」
マミ「……暁美さんが何度もループしてる時点で察するべきだったわね」
マミ「たぶん、私じゃワルプルギスには勝てない…そう言うことよね?」
さやか「……」
杏子「まぁそうだろうな、いくらマミが強いからってワルプルギスは別格だしさ」
マミ「ええ、別格ね…本当に圧倒的な強さだと思うわ…」
マミ「まだ距離があるのに…手の震えが止まらないもの」
さやか「マミさん…」
杏子「さすがのベテラン魔法少女マミさんも怖じ気付く強さ…か」
杏子「なぁマミ、どうする?今から逃げるか?」
マミ「まさか、逃げるわけないじゃない」
さやか「!」
マミ「はっきり言って、今凄く怖いわ…」
マミ「こんなに恐怖感があるのは生まれて初めてかもしれない…」
マミ「ワルプルギスの夜は別格すぎる強さだし」
マミ「もし勝てても、無事でいられる保証もない」
マミ「下手したら、私たちの誰かが魔女になってしまうかもしれない」
マミ「結果的に全滅してしまうのかもしれない」
マミ「……でも」
マミ「みんなと一緒にいると、勇気が湧いてくるの…!」
マミ「みんなが側にいてくれれば、例えどんなに怖くても、不安でも」
マミ「なんとかなる!って、そう思えるわ!」
杏子「へへっ、なんだそりゃ?無理してない?大丈夫?」
マミ「大丈夫、負けるもんですか!」
さやか「マミさん!」
マミ「ねえ、勇者って知ってる?」
杏子「勇者?なんか剣持ってるやつか?」
マミ「美樹さんはどう?」
さやか「え?えーっと…選ばれし者…的な?」
マミ「そうね…基本的に二人のイメージが一般的だと思うわ」
マミ「でもね、私はこう思うの…」
マミ「勇者とは、決して諦めない者のこと…ってね」
さやか「決して諦めない者…」
マミ「ええ、諦めない思いが、いつしか…」
マミ「だからね、私たちピュエラ・マギ・ホーリー・クインテットは」
マミ「魔法少女でもあり、勇者でもあると思うわ…!」
マミ「そう思うと、体から勇気もどんどん溢れてくるの!」
さやか「なるほど!」
マミ「未来からやって来た鹿目さん」
マミ「その鹿目さんと一緒に記憶と力を持ってきた美樹さん」
マミ「何度も何度も諦めずに戦い続けてきた暁美さん」
マミ「そして帰ってきてくれた私の大切な友達の佐倉さん」
杏子「お、おい」
マミ「みんながいてくれれば、もう何も怖くない」
マミ「その証拠に…ほら、もう震えはおさまっているわ」
杏子「そりゃよかった、先鋒のマミがビビったら作戦失敗しちまうからね」
マミ「もう何も怖くない」
杏子「さっき聞いたって」
マミ「ふふっ」
杏子「ったく…へへ」
マミ「それじゃあ、そろそろ作戦開始と行きましょうか」
杏子「だな!」
さやか「はい!」
マミ「そろそろワルプルギスが罠を張ったエリアに侵入するわ」
マミ「後は各自暁美さんの作戦通りに頼むわね!」
杏子「ああ!」
さやか「よっしゃー!」
ほむら「……」
ほむら(本当に大丈夫なのかしら…)
まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃん」
ほむら「まどか…」
まどか「みんな、ほむらちゃんのことを信じてる」
まどか「だから、ほむらちゃんもほむらちゃんのことを信じて!」
まどか「絶対に大丈夫だから!」
ほむら「まどか…うん、ありがとう」
ほむら「今日こそ、ワルプルギスと決着をつけてやる…!」
まどか「うんっ!」