魔法少女まどか☆マギカのSS、フィギュアやグッズのレビュー、マギアレコードなどを主に取り扱っています。
リビングいろは「あれ?3人は…」鶴乃「いろはちゃん」いろは「鶴乃ちゃん!」鶴乃「ちょっといいかな?」いろは「え?うん、いいよ」鶴乃「いろはちゃん…ありがとう」いろは「うん?」鶴乃「私、いろはちゃんに告白して良かったって胸を張って言えるよ」いろは「そんな…私だって」鶴乃「それに私は何の悔いもないよ」いろは「鶴乃ちゃん…?」鶴乃「いろはちゃん…」ジッいろは「…!」鶴乃「ふふ、私達なら言葉にしなくても、テレパシーを使わなくても伝わるよね」いろは「鶴乃ちゃん…私…」鶴乃「いいの、最初からわかってたことだし、私もこれが一番だと思うから」いろは「……」鶴乃「いろはちゃん、辛かったよね…ごめんね」いろは「ううん…たしかに辛かったのかもしれないけど…」いろは「友達もいなかった私なんかのことを、みんなが想ってくれて…」いろは「本当に嬉しかったよ、本当にっ…」いろは「きっと、あの時鶴乃ちゃんが切り出してくれなかったら」いろは「今もたぶん、もやもやして過ごしてたと思うもん」鶴乃「…そっか、ありがとう」いろは「きっかけを作ってくれてありがとう」鶴乃「えへへ、そう言ってもらえるとすごく嬉しいよ」いろは「鶴乃ちゃん…」鶴乃「……フェリシアとういちゃんとはもう話したんだよね?」いろは「…うん」鶴乃「…あの2人、私達より大人かもしれないね」いろは「うん…私なんかよりずっと大人だと思う」鶴乃「ういちゃんは流石いろはちゃんの妹だなって思うよ」いろは「ふふ、自慢の妹だもん」鶴乃「そしてフェリシアは…ほんとお姉さんになったよね」いろは「うん、いつのまにあんなに大きくなってたのかな」鶴乃「ちょっと前まで十七夜に狂犬って言われてたのにね」いろは「もうそれも懐かしいね」鶴乃「あはは、ほんとにね」いろは「……」鶴乃「…ね、いろはちゃん」いろは「鶴乃ちゃん…」鶴乃「私、いろはちゃんが言ってくれたこと一生忘れないよ」鶴乃「ずっと心にしまっておきたい…」鶴乃「あの言葉だけで私はもう十分だよ」いろは「……」鶴乃「だから、いろはちゃんは私のことは気にしないで」鶴乃「本当の気持ちに素直にまっすぐ向き合ってもらいたいんだ」いろは「っ…」鶴乃「いろはちゃんは何も気にする必要はないよ、私はもう最高のお年玉貰えたから!」いろは「つ、鶴乃ちゃん…でもっ…」鶴乃「私は四千年定食を四万年分食べたようなものだよ!ふんふん!」いろは「え、えっと」鶴乃「だからいろはちゃん、がんばってね!」いろは「鶴乃ちゃん…」鶴乃「ほら!あっちで待ってるよ!」いろは「……ごめんね」鶴乃「っ…だ、大丈夫だよ!本当の本当の本当に私はもう十分満足だから!」いろは「……ありがとう」鶴乃「うんっ…!」いろは「……」鶴乃「……」いろは「…じ、じゃあ…行くね?」鶴乃「う、うん!」いろは「……」鶴乃「ぁ……!」鶴乃「………」鶴乃「……!!」鶴乃「ま、待って!」いろは「!」鶴乃「ごめんいろはちゃん目瞑って!」いろは「!…うん」鶴乃「本当にごめんね…」チュッいろは「!…」いろは(右…)鶴乃「…ご、ごめんね…」いろは「ううん、そんな」鶴乃「……ごめん!でもこれで今度こそ悔いなしっ!!」鶴乃「…本当にごめんね…」いろは「鶴乃ちゃん」スッ鶴乃「へ?なに…っ!?」チュッ鶴乃「!?」いろは「これでお互い様、だね」鶴乃「う、え、うん…?」いろは「…ありがとう、鶴乃ちゃん」いろは「そして…ごめんなさい」鶴乃「ぁっ…う、ううんううん!ありがとう!」鶴乃「ほんとがんばってね!!」いろは「…うんっ」ガチャバタン鶴乃「………っ」鶴乃「……ズルいよ…なんであんなこと…」
いろはの部屋いろは「ふぅ…こんなとこかな」いろは(1ヶ月くらいいなかっただけなのに)いろは(もうずっと帰ってなかった感じがするよ…)コンコンフェリシア「いろはー」いろは「いいよ、フェリシアちゃん」フェリシア「なんかこっちのいろはの部屋久し振りだよな」いろは「あはは、そうだね」フェリシア「で、どーすんだ?」いろは「え?」フェリシア「やちよだよ、本命ってやつだろ」いろは「っ!」フェリシア「んな驚くなよ、オレ逹全員わかってるよ」フェリシア「やちよ以外はな」いろは「…そっか」フェリシア「いろはがやちよのこと好きなのはみんなわかってた」フェリシア「あの頃のオレでもすぐわかったからな」いろは「…」フェリシア「いろははやちよが告白してくんのずっと待ってたろ」フェリシア「なのにやちよは告白しないで、鶴乃、さな、うい…ついでにオレ、みんなに告白された」フェリシア「だからあんなに悩んだんだ」フェリシア「で、全員好きってことにした」いろは「…私は本当にみんなのことが大好きだよ」フェリシア「ああ、いろはが嘘ついてねーのもわかってる」フェリシア「だから、みんないろはに合わせたんだよ」いろは「えっ?」フェリシア「最初に鶴乃を選んだときはマジでそうなのかと思ったけどさ」フェリシア「次にさなにも言い出した時にはもうわかってたと思う」いろは「でもフェリシアちゃんずっと戸惑ってたでしょ…?」フェリシア「んなもん演技に決まってんだろ」いろは「えっ」フェリシア「たぶん、オレ以外もそうだと思うぜ、ういも途中で気付いたように見えた」いろは「……」フェリシア「ま、いろはに好きって言われて嬉しいのは本当だから全部演技ってわけじゃねーけどな!」フェリシア「オレは一番じゃなくていい、またいろはと一緒にいれんのが一番だ」フェリシア「それに、いろはに一番お似合いなのはやちよだからな」フェリシア「たぶん、みんなもそうだと思うぜ」いろは「フェリシア…ちゃん…」いろは「……フェリシアちゃん、変わったね」フェリシア「おかげさまでな」いろは「ふふ…フェリシアちゃんも、さなちゃんも私なんかよりずっと大人だね」フェリシア「んなことねーよ、結局振り出しに戻るんだからな」フェリシア「でも、今度は違うスタートができるだろ」いろは「…」フェリシア「いろは、お前はどうしたいんだよ」フェリシア「やちよに告白してもらいたいのか?」フェリシア「それとも、自分から告白するのか?」いろは「……私、待ちたい」いろは「やちよさんから、ちゃんと告白してもらいたい…!」フェリシア「…だよな!オレ逹もそう思ってた、なぁ?」うい「うん!」いろは「あれっ?うい!?い、いつから…」うい「結構前からいたよ?それよりも、わたしもお姉ちゃんを応援するからね!」いろは「うい…」フェリシア「いろはが待つなら、オレ逹も待つ」フェリシア「後はやちよに任せる」うい「二人なら絶対大丈夫だよ!」フェリシア「ってか、やちよだって一応いろはに告白もうしてるからな」フェリシア「でも成り行きだったんだろ?それをちゃんとしてほしいってだけだし」いろは「…うん、あの時は私も混乱してて…」うい「わたしのせいだよね…」いろは「そうじゃないよ、あれも私がしっかりしてなかったからだし」いろは「…でもやっぱり、やちよさんにはちゃんとやちよさんから告白してもらいたいの」いろは「あの時は二人ともその場の勢いでああなっちゃったから…」フェリシア「今ごろ鶴乃とさながやちよを説得してるだろうし」フェリシア「もう後はやちよの口から聞くだけだろ」フェリシア「オレ逹のすることはもう終わったんだ」うい「うん」いろは「その…ごめんね、二人とも…」フェリシア「良いって、オレは元々そのつもりなかったし」うい「わたしも本当に大丈夫だよ!」いろは「フェリシアちゃん、うい…」フェリシア「ま、鶴乃とさなはオレ逹とは違うかもだけどな」フェリシア「でも二人はオレとういよりもっと、やちよといろはにくっついて欲しいと思ってるぞ」フェリシア「あの二人はそういうやつだからな」いろは「…鶴乃ちゃん、さなちゃん」フェリシア「ま、後は大丈夫だろ…うい、風呂入っとこうぜ」うい「うんっ」いろは「…ありがとう」
ほむか