調整屋
クーほむ「時を止めて急いで調整屋に来たのだけど…八雲さんは留守のようね…」
クーほむ「八雲さんの連絡先、どこかに書いてないかしら…」
クーほむ「…あっ、私スマホ部屋に置き忘れてる…」
クーほむ「くっ…とにかく急がないと!」
十七夜「む?君は…クールな方の暁美くんか?」
クーほむ「和泉さん…八雲さんに連絡してください!」
十七夜「ほう、君がそんなに慌てるなんて…」
クーほむ「私の心を読めばわかります!」
十七夜「ん、なら遠慮なく……なっ!?!?」
クーほむ「はやく!お願いします!」
十七夜「そ…そうだな、わかった」
晴着まどかの部屋
メガほむ「えっ!?」
晴着まどか「こ、こころさんも!?」
まどか先輩「どうなってるの…?」
メガほむ「こ、こっちが聞きたいくらいです…」
まどか先輩「まさらちゃんもこころちゃんも二人同時になんて…」
メガほむ「……同時?そっか…そうだよ!そうだよ鹿目さん!」
ガシッ
まどか先輩「わっ、ほむらちゃん?」
晴着まどか「ほむらちゃん、なにかわかったの?」
メガほむ「こころさんとまさらさん、二人とも同時にこうなるのは当然だよ!」
晴着まどか「えっ?どういうこと?」
メガほむ「まさらさんのソウルジェムをよく見て?」
晴着まどか「え?色が混じり合ってるのは知ってるけど…」
まどか先輩「あ!もしかして!二人ってソウルジェムを!?」
メガほむ「交換してたんだよ!」
まどか先輩「なるほど…さやかちゃんの時と似たようなやつだね」
晴着まどか「さやかちゃん?」
まどか先輩「さやかちゃんはよく部屋にソウルジェムを置き忘れ…あ、これはわたしの前世だ」
晴着まどか「……?」
メガほむ「とにかく、二人はソウルジェムを交換してたんだけど、色が混じり合ってて私達には交換してるように見えなかったんだよ」
メガほむ「それで、こころさんが走って100m以上離れたから…」
晴着まどか「あっ、それで身体を維持できなくなって…」
まどか先輩「そういう事だね、じゃあ早くこころちゃんを連れてこないと」
メガほむ「今は江利さんの家にいます、場所は鹿目さんが教えてくれました!」
晴着まどか「早く行こう!」
メガほむ「私が行くから、鹿目さん達はまさらさんの身体をお願い」
クーほむ「その必要はないわ」
メガほむ「あっ?」
晴着まどか「ほむらちゃん!」
まどか先輩「ほむらちゃん!」
クーほむ「これで二人とも大丈夫なはずよ」
こころ「」
メガほむ「こころさん!?いつのまに…」
クーほむ「こんなに時間停止を使ったのはいつ以来かしら……」
晴着まどか「ありがとう、ほむらちゃん!」
まどか先輩「流石だね!」
こころ「」
まさら「」
晴着まどか「えっと…どうすればいいの?」
まどか先輩「ソウルジェムが近づいたからもう目を覚ますはずだけど…」
クーほむ「…?」
メガほむ「あれ…美樹さんはすぐ目を覚ましたのに…」
まさら「」
こころ「」
晴着まどか「ど、どうして…?」
まどか先輩「ソウルジェムはちゃんとしてるよ?」
メガほむ「あっ! ちゃんと元の二人になるように嵌め直してみるね!」
クーほむ「指に嵌めているかどうかは関係ないはず…でも他に…?」
晴着まどか「うん、これでもとに戻るはずだよね?」
メガほむ「どうかな?」
まさら「」
こころ「」
まどか先輩「起きないの!?」
クーほむ「どういうこと…?ソウルジェムが問題ではなかったの…?」
メガほむ「そんなはず…」
いろはちゃん「まどか先輩ー!」
いろは「まどかちゃん!」
まどか先輩「いろはちゃん…」
晴着まどか「いろはちゃん…」
やちよ「話は聞いたわ!大丈夫なの?…っ!」
いろはちゃん「こ、こころさんも…?!」
いろは「そ、そんな……」
クーほむ「…二人のソウルジェムが異常なのだし…それが原因のはずよ…」
いろは「ソウルジェム…たしか混じってるんだよね?」
晴着まどか「そうなの、どっちかどっちかわかんないよ…」
メガほむ「環さん!何とかなりませんか!?」
やちよ「いろは!あの時のように上手くいけば…!」
いろは「…みふゆさんの時のように上手くいくかはわならないけど…やってみます!」
いろはちゃん「わ、私も頑張ります!」
やちよ「いろはが二人もいるんだもの、なんとかなるはずよ…!」
晴着まどか「みんな!魔力をいろはちゃん達に!」
まどか先輩「いいですとも!」
メガほむ「環さん!」
クーほむ「頼むわ…!」
やちよ「いろは!」
いろは・いろはちゃん「ストラーダ……フトゥーロ!!!」
カッ