ほむら「そ、それで…話ってなに?」

まどか「あ、あのね?えっと…えへへ」モジモジ

ほむら(まどかからランチに誘って貰えるだなんて今日はなんてついているのかしら)

ほむら(何か話がある…と言うことだったけれど)

まどか「その…ほむらちゃんにお願いっていうか…えーと……」モジッ

ほむら(指でもじもじしてるまどか可愛い)

ほむら(それに少し赤くなって恥ずかしげなまどかの顔……)

まどか「ほ、ほむらちゃん…」チラチラ

ほむら(ちらちらと私を見るその仕草……)

ほむら(こ、これは…!もしかして……!)

ほむら(いえ!もしかしなくても!)

ほむら(恋愛の予感っ!)

ほむら(私のまどかレーダーがそう答えているわ)

ほむら(まどかは間違いなく恋をしている……!)

ほむら(でも誰に?まどかに好きな人がいただなんて……)

まどか「その……あのねっ!さやかちゃん達には内緒なんだけど……」

ほむら(……はっ?)

ほむら(も、ももももももしかして………)

ほむら(わ、私!?)

まどか「わ、わたし…実はね?えっとえっと」

ほむら(そ、そうよね…わざわざ私を誘ったのはつまりそう言うことよね…?)

ほむら(自意識過剰と思われるかもしれないけど……)

ほむら(でも…!)

まどか「わ、わ…わたし…ね?す、好きに……うぅ」


ほむら(…まどか、緊張しているわね)

ほむら(当たり前よ、告白…だものね)

ほむら(私を平然を装うので精一杯よ…)

ほむら「なっ!なにかしら!まどか!?」

まどか「ひゃっ?」

ほむら「大丈夫!?」

まどか「う、うん…だ、大丈夫…だよ」

ほむら「そう!」

ほむら(ふふ、やっぱりまどかは可愛いわね)

ほむら(でもまさかこんなことになりだなんて……)

ほむら(恋人…ね、今までそんなこと何一つ考えたことはなかったけど…)

ほむら(私たちももうそう言う年ごろ…なのよね)

ほむら(さやかと上条くんのことを羨ましく思ったことはないけど)

ほむら(でも少し寂しい感じがしたのは何故なのかしら?)

ほむら(私も恋人が欲しいから……なのかしら?)

ほむら(恋人…でも私は特別な男の子なんて誰一人としていないし)

ほむら(それに……)

まどか「ほ、ほむらちゃん…?」

ほむら「なにっ!?」

まどか「わっ?あ、その…聞いてるのかなぁー…なんて」

ほむら「もちろん聞いているわ!」

まどか「そ、そっか」

ほむら(ああ、まどかは可愛いわね)

ほむら(でも、まどかのことは最高の友達としか意識したことなかったけど……)

ほむら(それは間違いだったのかもしれないわ)

ほむら(だって、この胸の高ぶり…)

ほむら(ワクワクでもドキドキでもない不思議な気持ち)

ほむら(こんな気持ちは初めてだわ)

ほむら(……ふふ、そっか)

ほむら(私…まどかのことが……)

まどか「ほむらちゃん……わたしね?」

ほむら「大丈夫!大丈夫よ、まどか!」

まどか「ふぇ?」

ほむら「私は何でも、そう全てのものを受け入れるわ!」

まどか「ほむらちゃん…!」

ほむら「だから、まどか。遠慮はいらないわ!」

ほむら「さぁ!」

まどか「う、うんっ!ありがとう、ほむらちゃん」

まどか「そう言ってもらえると勇気がでるよ」

まどか「やっぱり、あなたは最高の友達だよ!」

ほむら「ええ!でもこれからは…うふふっ」

まどか「?」

ほむら「さ、まどか」

まどか「あっ、う、うんっ!」

まどか「あの…このことはみんなには内緒にしてるの」

まどか「ほむらちゃんにしか話せないことだから……」

ほむら「うん」

まどか「さやかちゃんは上条くんとのこともあるし、それに笑われそうでちょっと……」

まどか「仁美ちゃんは今はそっとしておたいし…」

まどか「マミさんは……なんか違うような……」

まどか「杏子ちゃんには言えるわけないし」

まどか「だから…ほむらちゃんだけが頼りなの」

ほむら「ふふ、そうだったのね」

まどか「本当にありがとう、ほむらちゃん」

まどか「わたし、あなたと友達になれて本当に良かった」

ほむら「私もよ、まどか」

まどか「えへへ」

ほむら「ふふっ」

まどか「……すー…はー…」

まどか「……あのね、ほむらちゃん」

まどか「わ、わたし……わたしね?」

まどか「す、好きなの!」

ほむら「わたしもよ!」
まどか「杏子ちゃんのことが!」


まどか「……」

ほむら「……」

まどか「え?」

ほむら「え?」

まどか「ほ、ほむら…ちゃん……?」

ほむら「…まどか?」

まどか「わわわわわ…」

ほむら「え?え?」

まどか「ほ、ほむらちゃんも杏子ちゃんが好きだったの……?」

ほむら「え?いや…え?」

まどか「そ、そんなぁ…ほむらちゃんが相手じゃ勝ち目なんてないよ……」グスッ

ほむら「あ、え、ん?」

まどか「うぅ……」

ほむら「………あっ」

ほむら「あぁぁぁっ!?」



まどか「ほむらちゃ―――」

カチッ

ほむら「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

ほむら「な、なんてことなの?」

ほむら「そういうことだったなんて……」

ほむら「自意識過剰どころの騒ぎじゃなかったわ……」

ほむら「そ、そっか…まどかは杏子が……」

ほむら「私じゃないのね………」

ほむら「はははは……」

ほむら「はぁ……」

ほむら「………」

ほむら「でも、私とまどかは最高の友達……」

ほむら「うん、そうよ…ついさっきもそう言ってくれたじゃない」

ほむら「さやかでも仁美でもなくて、この私だって……」

ほむら「…うん、十分…私はそれで十分よ」

ほむら「………」

ほむら「…まどかを悲しませるわけにはいかないわ」

ほむら「私はまどかの最高の友達…暁美ほむら」

ほむら「だから……!」

カチッ

まどか「―――ん?」

ほむら「ごめんなさい、少し取り乱してしまったわ」

まどか「ご、ごめんね…わたし、何も知らなかったから……」

ほむら「勘違いしないで、私は別に佐倉杏子のことだなんて好きじゃないわ」

まどか「え?でも、さっきわたしもって……」

ほむら「……それは、わたしも応援するわ、と言いたかったのよ」

まどか「そ、そうだったの?」

ほむら「ええ、だから心配はいらないわ」

ほむら「私に任せて、佐倉杏子との仲を取り持つわ」

まどか「ほ、ほんと?」

ほむら「うん、本当よ」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「…まどか」

まどか「ありがとう!ほむらちゃん大好き!」ギュッ

ほむら「……うん」

ほむら「私も、よ……」
―――

――



杏子「……で?」

杏子「まどかからあたしに話があるって?」

ほむら「そうよ」

杏子「ふーん?まどかがねぇ、珍しいこともあるもんだな」

杏子「なんかさ、まどかってあたしの前じゃすぐ隠れるからなー」

ほむら「ふーん」

杏子「んぁ?なんだよ、ほむらから話してきたんじゃねぇか」

ほむら「そうだったわね」

杏子「ってかなんだよ、目が真っ赤じゃねーか」

ほむら「プールで泳いできたからよ」

杏子「えっ?もうプールあいてんの?」

ほむら「そうなんじゃない?知らないけど」

杏子「へー!なっ、こんどみんなで行こうぜ!」

ほむら「私はパスしておくわ」

杏子「んだよ、一緒に行こうぜ」

ほむら「駄目よ、マミもさやかもパスと言ってたわ」

杏子「えー?じゃあまどかは?」

ほむら「まどかは大丈夫よ、だから二人で行きなさい」

杏子「んー…まぁたまにはいっか」

杏子「ってかまどかが何だっけ?話?」

ほむら「そうよ、だからさっさといきなさい」

杏子「でもさ、あたし今からマミとカラオケ行くんだよなぁ」

ほむら「それなら私が変わりにいってあげるから、あなたは早く行きなさい」

杏子「はぁ?でも」

ほむら「は や く」チャキッ

杏子「お、おう…」

杏子「なんだよ、物騒なやつだな」

ほむら「殺されたくなかったらはやく行きなさい」

杏子「はいはい」

ほむら「………」

ほむら「くやしいっ!なんで杏子なのよっ!」

ほむら「うぅぅ!」

マミ「るんるん」

マミ「あら?暁美さん?」

ほむら「うぅぅ………!」

ほむら「…」ファサッ

ほむら「マミ、佐倉杏子の変わりに私がカラオケに付き合うわ」

マミ「えっ?暁美さんが?」

ほむら「ほら、早く行くわよ」

マミ「よくわかんないけど、暁美さんとカラオケなんて楽しみだわ」

マミ「ふふ、行きましょう!」

ほむら「ええ」

マミ「カラオケなんて久しぶりだからワクワクするの」

ほむら「私もよ」

―――

――



杏子「ま、マジかよ」

まどか「ぅ…ぅん……」

杏子「へー!まどかがあたしのことをねぇ」

まどか「…や、やっぱり…変…かな?」

杏子「んー、まぁ女同士だからな。普通じゃねぇよな」

まどか「……そ、そうだよね…」

杏子「でもさ、別に良いんじゃねぇの?あたしは気にしないぜ」

まどか「ほ、ほんとっ?」

杏子「ああ、ってもあたしに恋愛だなんて無関係だけどさ」

まどか「ぇ…」

杏子「さやか見ててよく思うんだけど、誰かを好きになるって感情が今一ピンとこないんだよね」

杏子「キュゥべえじゃないけど、そこら辺はあたしもキュゥべえと同じかもな」

まどか「……そう、なんだ」

杏子「ほら、マミとかは好きだけどさ、その好きとは違うだろ?」

まどか「………」

杏子「ま、よーするにあたしに恋愛なんて関係ないってわけさ」

まどか「………」ジワッ

杏子「……まどか」

まどか「…ご、ごめ…ね……」ゴシゴシ

杏子「…ふっ」ポン

まどか「ふぇ…?」

杏子「泣くなって、別にその…まどかをふったわけじゃないからさ」

まどか「で、でも……」

杏子「あたしさ、まどかのことまだちゃんと知らなくってさ」

杏子「いきなり恋人になろうだなんて言われても、正直なにすりゃいいかわかんなくってね」

まどか「うぅ……」

杏子「でもだからって、勇気だしてくれたまどかを突っぱねる真似なんてしないよ」

まどか「杏子ちゃん……」

杏子「それにもし、そんなことしたらほむらにぶっ殺されちまうし」

まどか「?」

杏子「なるほどね、だからあのほむらが……」

まどか「ほむらちゃんがどうしたの…?」

杏子「いや、なんかむちゃくちゃだったけど、ほむらがまどかのこと大切にしたいのはわかったかな」

まどか「?」

杏子「とにかく、だけどさ」

杏子「いきなり恋人にはなれねぇけど…」

杏子「まずは友達から、ってわけでもないけど」

杏子「とりあえず二人でいろいろして見ようぜ」

まどか「杏子ちゃん……」

杏子「まどかが思ってたのとは違うかもしれないけどさ」

杏子「まずは色々遊んでからだ、なっ?」

まどか「……うん」

杏子「へへっ!そうと決まったらまずはゲーセンでプリクラとろうぜ!」

まどか「うん」

杏子「その後はマミとほむらとカラオケもいいかもな」

まどか「うん!」

杏子「よっし、んじゃ出発だ!」

まどか「うんっ!」

―――

――



ほむら「まどかが気づぅかせたー恋がぁー」

ほむら「まどか無しでそだぁってゅくー」

ほむら「悲しい花ーつける前にぃー」

ほむら「小さな芽を摘んでほしいー」

マミ「意外すぎる選曲だけど、上手だわ!暁美さん!」

ほむら「闇に浮かんーだ篝火にー照らされーたらー」

ほむら「まどかまどかぁー」

ほむら「それでも夜ーが優しいのはー友達でいてくれるからぁー」

マミ「わー」パチパチ

ほむら「94点…まだまだね」

マミ「私の森のマミさんの91点よりも上だからスゴいわ!」

ほむら「そうかしら?」

ガチャッ

ほむら「?」

まどか「ほむらちゃん、マミさん」

杏子「よっ」

マミ「あら、鹿目さん、佐倉さん!」

ほむら「………」

杏子「まぁ、その…さ、楽しくやろうぜ?」

ほむら「……ふふ、そうね」

まどか「杏子ちゃん、一緒にコネクト歌おっ?」

杏子「おっけー」

ほむら「………」

まどか「ほむらちゃんも一緒にルミナス歌おうね」

ほむら「…ええ」

マミ「あっ、私も!」

―――

さやか「ってことで4人は仲良くカラオケをして帰ったんだって」

恭介「そっか、暁美さんも鹿目さんも佐倉さんも大変…なのかな?」

さやか「どうだろ?何だかんだで上手くいってるみたいだよ」

恭介「ははは、それならよかった」

さやか「ね!恭介、あたし達も今度カラオケいこーよ」

さやか「たまには恭介の声で音楽聴きたい!」

恭介「うん、そうしよっか」

さやか「えへへ!」

おわり