あかり「おはよぉ」

まどか「あっ…」

あかり「えっ?」

まどか「あ!んと、わたしは…」

あかり「あれっ?お家間違えちゃったのかな?」

まどか「あのっ、あなた…ほむかちゃんのお友達?」

あかり「あ!うんっ、そうだよぉ」

あかり「よかったぁ、あかり間違えちゃったって思ったよ」

まどか「うぇひひ…」

あかり「あれ?じゃあ、あなたもほむかちゃんのお友達なの?」

まどか「う、うん。そうなるのかな?」

あかり「そっかぁ、それじゃあ自己紹介しなきゃ」

まどか「う、うん」

あかり「みんなのハートに……」

まどか「ハートに?」

あかり「…えへへ、やっぱり恥ずかしいや」

あかり「あかり…じゃなくて、私は赤座あかりだよ」

あかり「七森中の二年生なんだぁ」

まどか「二年生…なら、わたしと同じだね」

あかり「わぁ、あなたも二年生なんだね!」

まどか「んと、わたし…鹿目まどか。まどかって呼んで?」

あかり「えへへ、それじゃあ『まどかちゃん』って呼んでもいい?」

まどか「うん。わたしも『あかりちゃん』って呼んでもいいかな?」

あかり「もちろん、あかり大歓迎だよぉ」

まどか「えへへ、よろしくね。あかりちゃん」

あかり「よろしくね、まどかちゃん」
あかり「あれ?そう言えばほむかちゃんはいないの?」

まどか「うん。わたしもよく知らなくって…」

あかり「ん?でもまどかちゃんは家にいたんでしょ?」

まどか「そうなんだけど…目が覚めたら誰も側にいなくって……」

あかり「と言うことは、お泊まりしたんだね、いいなぁ」

まどか「うん。みんな何処に行ったんだろう…?」

あかり「あかりも分かんないよぉ」

まどか「そうだよね…うーん、どうしよう」

あかり「それなら、あかりが探してくるよ」

まどか「えっ?でもすれ違ったりしたら行けないし…」

あかり「そっかぁ…あ、電話してみようよ」

まどか「それもそうだね」

あかり「ほむかちゃんにかけるの?」

まどか「ううん、まだほむかちゃんの番号しらないの」

あかり「あれ?そうなの?」

まどか「うん…あ、ちょっと待っててね」

あかり「うん」

まどか「もしもし、ほむらちゃん?」

あかり「えっ!?」

ほむら『もしもし、まどか?どうしたの?』

まどか「よかったぁ、目が覚めたら誰も側にいないからびっくりしちゃった」

ほむら『…ごめんなさい、驚かせてしまったようね』

まどか「ううん、大丈夫。それよりも今どこにいるの?」

ほむら『私の部屋よ』

まどか「あれ?そうだったの?」

ほむら『ちょっとCDに夢中になっていたみたい…今から降りるわ』

まどか「うん、待ってるね」

あかり「ま、まどかちゃんっ!」

まどか「わわ?どうしたの?」

あかり「ほむらちゃんを知ってるの?」

まどか「え?知ってるも何も、ほむらちゃんはわたしの―」

ほむら「まどか」

あかり「!!!」

ほむら「!?」

まどか「あっ、ほむらちゃん」

ほむら「赤座…さん……?」

あかり「ほむら…ちゃん……?」

まどか「…あっ」

ほむら「………」

あかり「………」