江戸

まみ「すうすう…」

さやか「おっきろー!」

まみ「ん…?」

さやか「まみさん、おはようございます!」

まみ「おはよう、さやか」

さやか「朝御飯作ってありますから、そろそろ食べましょー」

まみ「そうね、他のみんなは?」

さやか「もう起きてますよ」

まみ「わかったわ。なら私は顔を洗ってくるから」

さやか「りょうかい」

まみ「ふぁ……」ノビー

杏子「おっ、まみ。おはよーさん」

まみ「おはよう、杏子。今日も良い天気ね」

杏子「だなー。良い花火が見れそうだぜ」

まみ「そっか、今日は花火大会なのね」

杏子「うん、楽しみだな」

まみ「ええ、みんなで見に行きましょうね」

杏子「ああ!んじゃ、さやかの手伝いしてくるよ」

まみ「ええ、お願いするわ」

まみ「…もうあれから2年か……」

まみ「最初は私一人だったこの家も、さやかとまどか、そして杏子とほむらが一緒になってくれて…」

まみ「ふふ、すごく賑やかになったわね」


まどか「あ、まみさん。おはようございます」

ほむら「おはよう、まみ」

まみ「おはよう、二人とも。ふふ、今日も朝から一緒なのね」

まどか「てぃひひ、今日は大切な話があるんだよね?ほむらちゃん」

ほむら「……ええ」

まみ「大切な話?」

ほむら「朝御飯を食べてから、みんなに話すつもりよ」

まみ「…そう、なら早く食べないとね」

さやか「三人とも何してんのー?早く食べようよー」

まどか「はーい」

まみ「ふふ、さやかもああ言ってることだし、早く行きましょうか」

ほむら「そうね」

まみ「私は顔を洗ってから行くわ、先に行ってて?」

ほむら「ええ。行こう、まどか」

まどか「うんっ」

まみ「……」パシャパシャ

まみ「んーっ!」ノビー

まみ「ふぅ…本当に良い天気ね」

まみ「花火も楽しみだけど、この様子だと蛍もたくさん見られるかもしれないわ」

まみ「よし、今日は花火を見たらそのまま、かすていらを食べに行こうかな」

まみ「最近は贅沢してなかったし、たまには悪くないわよね?」

まみ「ふふっ、そうと決まったら。今日も一日頑張らなくっちゃ」



まみ「みんな、おまたせ」

さやか「きたきた」

杏子「腹減っちまった、早く食おうぜ」

ほむら「それじゃ、いただきましょう」

まどか「うんっ」

五人「いただきます」

杏子「ん?味噌汁の味変わってねーか?」

さやか「あー、それこの前恭介んとこの仁美さんから貰ったのよ」

まみ「そうだったの?お礼しなきゃ…」

さやか「大丈夫大丈夫、恭介はあたしの幼馴染みだったしさ」

まみ「そう…?」

さやか「それよりも味はどう?」

杏子「うん、結構いけるぜ」

まみ「そうね、美味しいわ」

まどか「そうなんだぁ。わたしも早く食べなきゃ」

ほむら「熱いから気を付けてね?」

まどか「うん…あつっ」

ほむら「だ、大丈夫?」

まどか「てぃひひ…わたし、猫舌だから」

ほむら「なら私が…ふーふー」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「こうすれば、少しでも早く覚めると思うの…ふーふー」

ほむら「…よし、とりあえず具だけでも…はい、あーん」

まどか「あーん」

ほむら「はい」

まどか「はむっ」

ほむら「どう?」

まどか「うんっ、おいしいよ、ほむらちゃん!」

ほむら「ふふっ、良かった」

杏子「熱いのはどっちなんだか…やれやれだぜ」

さやか「って言うか、作ったのあたしなんだけどね」

まみ「ふふっ」

まみ(何時までも、こうして五人でいられると良いな…)