わかけがわかりません

自分は以前より、暁美ほむらが好きになったのか
或いは嫌いになったのか…

こうして感想を毎日書いている今もなお、自分の中でブレては立て直し、ブレては立て直しを繰り返しています

ザッと書くと

普通に評価の上がったキャラクター
さやか…言うまでもありません
杏子…一回目は空気だなー、って見てたのですが、事実を知った上で二回目以降評価がアップしました
マミさん…本当にブレないマミさんは最後までマミさんでした
なぎさ…後で詳しく書きます


評価は上がりはしたが、下がりもしたキャラクター
まどか…本音を聞いた上で本編を思い返したら、以前よりも好きになれました
ただ…
アルティメットまどか…悪くいってしまうと出落ちな上に二番目の被害者
あそこでされるがままにならなければ、ほむらも……
よって若干アルティメットまどかの評価が下がりました

評価が落ちた後、再び評価の上がってきているキャラクター
ほむら…今作の主人公、ヒロイン、一番の被害者、一番の容疑者
何て言うか…終盤の行動を批難するつもりは全くないんですよ
あの状況ならああなっても仕方ないな…と
ああしないと、いずれ最悪の事態になってただろうし……
でも、それでも……今までのような目でもう彼女を見ることができません
仕方ないのはわかってます、今作の間違いなく一番の被害者です
だけど……終盤の行動は本当にショックでした……



では、何でここまでショックを受けてるのか
それを踏まえた上で書いていきます




ほむらちゃんが許せないと怒り、始末するため探していた魔女

その魔女の正体はなんと、暁美ほむら自分自身でした

そのことにショックを受けたほむらちゃん、ついでに私

急速に見滝原が魔女独特の結界へと変わっていきます

「知りたくないのに知ろうとしてしまう」

「全く、人間の好奇心と言うのは理不尽だね」

そこに現れたのは…インキュベーターでした

ここに来てようやく、ちゃんとした台詞です

それまでは「キュゥ♪キュゥ♪」としか言ってませんでしたからね

完全に魔法少女の可愛いペットみたいな存在に演技していたのです

必ずまどかちゃんの側にいたのも最悪な理由があります

「やはり、あなたの仕業だったのね…インキュベーター」

一方ほむらちゃんはと言うと、布団にくるまっています

まるで卵の中の雛のように…

状況が状況だけど、ここのほむらちゃんもやっぱり可愛い

しかも、格好が某黒猫のようなゴスロリに…
個人的にゴスロリは苦手な部類なのですが、可愛いのでまぁ良しとしましょう

本編ラストでは良好的な関係であったはずの一人と一匹

ですが、やはりと言うか敵対してしまいました

「外界の君の姿を見せてあげる」

そう言ってほむらちゃんに本当の世界を見せます

そこに映っていたのは、リボほむでした

前にも言いましたが、一番好きなまどか☆マギカのキャラクターはリボほむだったんですよ

リボほむ≧アルティメットまどか≧魔法少女まどか≧クーほむ>未契約まどか>メガほむ>未契約さやか≧マミさん=杏子≧魔法少女さやか

こんな感じでしたね

最後の鹿目親子とのやり取りやキュゥべえとのやり取り等で
今まで固かったクーほむが柔らかくなり
メガほむ時代の笑顔も取り戻せた
クーほむとメガほむの両方を兼ね備え、まどかの力と意思とリボンを引き継いだ真の暁美ほむら。と思っていましたからね

それだけリボほむには盲目的な好意がありました

…まぁ、キャラクターを分けないのであれば

まどか≧ほむら>さやか≧マミさん=杏子

なんですけどね

とにかく、それだけ好きだったリボほむが漸く登場したわけです

しかし…その姿は……

ソウルジェムが限界まで濁り、円環の理の救済も受けることができず
祈るように静かに死人の様に眠っているものでした

どういうこと…?アルティメットまどかは何してるんだ?

そんなことを思っていたら、インキュベーターの口から説明が

ざっくり言うと

・呪いを溜め込んだソウルジェムが何故消滅するのか確かめたかった
・魔法少女はそれを円環の理と呼んでいた
・さらに円環の理のことをほむらは鹿目まどかと呼んでいた
・ほむらの話から聞いた魔女のシステムは実に効率的だと興味も持った
・だが、これまでどうしても円環の理の存在を観測できなかった
・なので、ほむらを使って実験を行った

「実験…」

ほむらちゃんもそう言ったようにインキュベーターは彼女を使って実験をしていたのです

何でよりにもよってほむらちゃんで…と思いましたが
鹿目まどか…この存在が決定打だったのでしょう

過去の記憶にも、未来の可能性にも存在しえない一人の少女、鹿目まどか

彼女が円環の理…そうインキュベーターは気づき、猫を被ってずっと彼女の側で監視をしていたのでした

ちなみに、何故アルティメットまどかが救済にこれなかったのかと言うと
インキュベーターの開発した「干渉遮断装置」…この中にソウルジェムを閉じ込めていたからなのです

神の力を遮る技術力…さすがインキュベーター

ようすりに、アルティメットまどかはほむらちゃんの救済に駆けつけて来ていたのです
彼女も、今までのどの魔法少女よりも早く救済したかったのでしょう

初めて助けた友達

命がけで助けた友達

自分を助けるのためだけに魔法少女へとなった友達

自分の為に何度も何度も時間を繰り返して助けようとしてくれた友達

自分の祈りによって、世界が書き換えられ、みんなの記憶から自分の存在そのものが無くなる中、最後まで側にいてくれた友達

自分の力と意思とリボンを託した友達

最高の友達

まどかちゃんにとって、ほむらちゃんは最高の友達なのです

もちろん、親友のさやかちゃんや、マミさん、杏子も大切でしょう

でも最高の友達はほむらちゃんでした

そのほむらちゃんをまどかちゃんが助けないわけがありません

でも、それを興味本意とある目的の為に邪魔したもの…それがインキュベーターです

たしかにまどかちゃんは神になりましたが、そのまどかちゃんを神にしたのはインキュベーター

インキュベーターの技術力はそれだけ凄いのでしょう

そこで、まどかちゃんはある手段を使って救済に向かいました

それが、今作のまどかちゃんなのです

偽物でも幻でもない、正真正銘のアルティメットまどか

彼女が円環の理としての記憶と力を失って現れた存在だったのです

しかし、彼岸の魔女の記憶操作は強力でした
彼岸の魔女の正体であるほむらちゃん、マミさん、杏子、そしてまどかちゃん

彼女らは記憶操作によって、本来の自分を忘れさせられていたのでした

よって救済を受けることができず、干渉遮断装置の中で溜め込んだ呪いがほむらちゃんを魔女にしてしまったのです

叛逆の物語の舞台は、永遠の物語の後のリボほむのソウルジェムの中で
彼岸の魔女が作り出した偽りの世界だったのです

なので、ほむらちゃんが真相に近づくにつれ、段々見滝原の姿が変わっていったのでしょう

「ソウルジェムの中で干渉が遮断されているのなら、みんなが巻き込まれるハズがない」

ほむらちゃんはインキュベーターにそう言います

それに対してインキュベーター

「それに関しては僕たちが」

「「「「「「「「調整してるのさ」」」」」」」」

リボほむの回りには大量のインキュベーターが見張りについて調整していたのです

マミさんや杏子、仁美ちゃんから中沢くんまで…そしてまどかちゃん
ほむらちゃんが無意識の内に選んだターゲットのみが、インキュベーターの調整によって
このソウルジェムの中に入り込んでいたのでした

そして円環の理が現れる瞬間を待っていたのでしょう

そして円環の理の正体、鹿目まどか、彼女を観測しているのです

しかし、そう簡単には行かなかった

鹿目まどかは神であることを忘れ
暁美ほむらは魔女であることを忘れ
そのことによって均衡が保たれて一ヶ月以上も偽りの見滝原で平和に暮らしていたのです


……と長くなったので今日はここまで

インキュベーター…許せませんね

本編では宇宙の為…仕方ないなと思ってましたが
今回は実験、観測と言ってはいますが要するに魔女システムに興味をもったからだけなんですよね

この魔女システムは度重なるループの上にまどかちゃんとほむらちゃんによって無くすことができたのに…

インキュベーター……許さん!