12月31日

マミホーム

マミ「フーン♪フーン♪フンフンフーン♪」

マミ「よしっ、これで大掃除も完璧ね!」

マミ「やっぱり、最後に今年の汚れをなくして気持ち良く新年を迎えたいもの」

マミ「んーっ、気持ち良い」ノビー

マミ「ふぅ…」

マミ「………」

マミ「あーあ」ゴロン

マミ「大晦日なのに、特に予定はなし…かぁ」ゴロゴロ

マミ「なぎさちゃんは家族と過ごしたいって言ってたし」

マミ「佐倉さんは美樹さんと二人で過ごすんだ、って目を輝かせて言っていたものね」

マミ「暁美さんは暁美さんで、鹿目さんとアメリカで過ごすのよね…」

マミ「キュゥべえは実家に帰省しちゃったし…」

マミ「はぁ」

マミ「良いなぁ、羨ましいなぁ」

マミ「私も誰かとイタリア辺りで新年を迎えられたら良いのに…」

マミ「イタリア…!」

マミ「イタリア語では、あけましておめでとうって何て言うんだろう?」

マミ「んーと…伊和辞典で…」パラパラ

マミ「…あった!」

マミ「うぅん…?UN nuovo anno Felice…?」

マミ「うんのーぼあのふぇりーせ?」

マミ「んと…コホン。ウン・ノーボ・アノフェリーセ!!」

マミ「うん、なかなか良いわね」

マミ「………」

マミ「暇だなぁ」

マミ「……テレビでも見てみよう」

マミ「えーと?笑ってはいけない魔法少女?」

マミ「なんだろう、ちょっと気になる」

マミ「…」ジィー

『ウェヒヒヒ!』

『空海?』

『あたしって…ほんとカバ…』

マミ「…別に笑うところはないわね」

『今の私は魔なるもの…』

マミ「!」

『摂理を乱し、この世界を蹂躙する存在…』

マミ「っ~!」プルプル

『神の理にあらがうのは、当然のことでしょう?』

デデーンアウトー

マミ「っふふ!あはは!もうっ、これは痛いわね」

『いってしまったわ…』

マミ「?」

『円環の理に導かれて…!』

デデーンゼンインアウトー

マミ「???」

マミ「今の何処に笑うところがあったのかしら?」

マミ「んー、やっぱりテレビは止めとこうかな」

マミ「ショッピング…って気分でもないし…」

マミ「夜は年越しそばだけで十分だし…」

マミ「たまには、こうやって一人でのんびり過ごす大晦日も悪くないのかなぁ…?」

マミ「……何が、たまには…なんだろう」

マミ「毎年、こうなっちゃうのよね…結局…」

マミ「これで何回目になるんだろう…」

マミ「はぁ…今年は佐倉さんと仲直りができて、美樹さん達ともお友達になれて」

マミ「なぎさちゃんとも仲良くなれて…」

マミ「いろんなこともあったけど、充実した一年だったのに」

マミ「結局はこうなっちゃうんだもん…」

マミ「……私、やっぱりひとりぼっちなのかな」

マミ「お母さん…お父さん…」

マミ「うぅ…」

ピンポーン

マミ「…?あれ、なんだろう?宅配便かしら」

マミ「でも最近は何も注文してなかったはずだけど…」

ピンポーン

マミ「は、はーい、いまいきまーす」

ガチャッ

マミ「…?」

なぎさ「マミー!」ダキッ

マミ「きゃっ?なぎさちゃん!?」

なぎさ「えへへ、来ちゃったのです」

マミ「えっ?でも、家族と過ごしたいんじゃなかったの…?」

なぎさ「はい、そうなのです!」

マミ「だったら…」

なぎさ「だって、マミはなぎさにとってお姉ちゃんみたいなのです」

マミ「!」

なぎさ「だから、マミも家族なのです!」

マミ「な、なぎさちゃん…!」

なぎさ「えへへ」