放課後

さやか「ほむらが意識不明の重体…か」

杏子「今度は何やらかしたんだろうな?」

さやか「いや、ほむらが何かやらかしたとかじゃなくて、これは事件だよ!」

杏子「事件?」

さやか「うん!何だかんだであいつは悪魔でこの世界を作るほどの力を持ってるのよ!」

杏子「まだそんなこと言ってんのか」

さやか「そのほむらが重体になるなんて…ただ者ではない!」

さやか「あたしは円環の鞄持ちとして、これを見過ごす訳にはいかないよ!」

杏子「はぁ、なんで?」

さやか「ほむらが狙われたと言うことは、たぶんほむらの悪魔の力を狙った者の犯行だと思う」

杏子「へー」

さやか「もしその力を悪用なんてされたら…!くっ!」

杏子「たいへんだな」

さやか「よしっ!名探偵さやかちゃん!出動だぁ!」

杏子「がんばれ」

さやか「ならさっそく、ほむらの様子を見に行こう!どこの病院なんだろ?」

杏子「病院にはいねーよ、マミん家だ」

さやか「え!?な、なんで?」

杏子「あいつ魔法少女だし、その辺の医者に看てもらって面倒なことになったら嫌だろ?」

杏子「だからマミが看病したり、学校に連絡とかしたんだよ」

さやか「なんだってぇ…?」

杏子「ほむらが妙なことになるのは珍しくないから、学校も大事にしてないんじゃないの?」

さやか「それでいいのかよ!んー、とにかくまずはマミさん家だ!」

杏子「はいはい」

マミマンション

マミ「いらっしゃい、美樹さん、佐倉さん」

杏子「マミー腹減ったー」

マミ「はいはい、あとでね」

さやか「マミさん!ほむらは…ほむらは無事ですか?」

マミ「百聞は一見にしかず、まずは見てほしいの」

マミ「佐倉さんはリビングで待ってて?」

杏子「わかったー」

マミルーム

ほむら「」

さやか「ほ、ほむら…」

マミ「私が見つけた時にはもう…血を大量に吐いたみたいだったの」

さやか「あ、あたしの魔法で!」

マミ「無駄よ、私も何度も試したのに…暁美さんは…」

さやか「くっ…なんでこんなことに…」

マミ「美樹さん…暁美さんとは仲良しだったものね」

さやか「か、勘違いしないでください!悪魔を倒すのは円環の鞄持ちであるあたしの仕事!」

さやか「だから、あたし以外のやつにやられるなんて…許せないんだから…」

マミ「そう…」

さやか「ほむら…あれ?これは…?」

マミ「現場に落ちていた赤いリボンよ」

さやか「赤いリボン!?これはほむらが改編前の世界でまどかから貰って、ほむらが宝物にしてたリボン…!」

さやか「でも今はまどかにあげたはず…なんでここに…」

マミ「……」

さやか「これは…」

なぎさ「マミ、杏子がうるさいのです」

マミ「あら、今すぐ行くわ」

さやか「あれ?なぎさも来てたんだ」

なぎさ「はいなのです」

さやか「なら、なぎさもこのこと知ってたの?」

なぎさ「そうなのです、マミが血まみれのほむらを看病してたから、なぎさは杏子と一緒にいたのです」

さやか「なるほど、だからね」

さやか「………」

なぎさ「さやか?」

さやか「ん、ちょっと考え事をね」

さやか「………」

さやホーム

さやか「………」

杏子「なぁさやか、まだ考え事してんのか?」

さやか「うん、あと少しでなんとかまとまる…」

杏子「んなことより、テスト勉強しなくていいのかよ?」

さやか「そ、それはあとでするよ」

杏子「ふぅん、まっ、あたしは一夜漬けでいいけどさ」

さやか「それよりもさ、あたしの推理聞いてみてよ」

杏子「はぁ?まぁいいけど、手短にしろよ?」

さやか「うん、まずは犯人なんだけど…たぶん魔法少女だと思う」

杏子「そうかぁ?」

さやか「今回の被害者はほむら」

さやか「ほむらは魔法少女、そして悪魔。このほむらを一般人がどうにかできるとは思えない」

杏子「うーん」

さやか「だから魔法少女の犯行と見てまず間違いないよ」

杏子「どうだか」

さやか「そして極めつけは赤いリボン!」

さやか「たぶん犯人はこのリボンでほむらを油断させたんだと思う」

さやか「このことから、犯人はほむらのことをよく知ってる魔法少女になると思うんだ」

杏子「はぁ」

さやか「そうね、とりあえず犯人は…仮に『M』とでもしようか」

杏子「なんだよ、もう犯人わかってんじゃん」

さやか「え?なんか勘違いしてない?魔法少女の頭文字で『M』よ」

杏子「あー」

さやか「とにかくあたしはMを探し出して見せる!」

杏子「がんばれ」