放課後

杏子「なんだよ、またマミん家に行くのか?」

さやか「…うん、ちょっとね」

さやか「あと、どんなことがあっても動じないで欲しいの」

杏子「よくわかんねぇけど、だまって見とくわ」

さやか「うん、頼むね」

杏子「ん?あれって、まどかじゃん」

まどか「…」ウロウロ

さやか「あ、ほんとだ、こんな所で何してんだろ?」

杏子「…」

さやか「おーい、まどかー」

まどか「わわっ?」ビクッ

さやか「こんな所でどうしたの?まだ顔色悪いじゃん」

まどか「う、うん、あのね、わたし…ほむらちゃんに会いたくて…」

さやか「そっか、あたしらも今から行くとこだし、ついてくる?」

まどか「う…う、うん…」

杏子「それにしても、あんたがポニテなのって珍しいじゃん」

さやか「あっ、ほんとだ、なんか違和感あると思ったら」

まどか「あのリボンなくしちゃって…」

さやか「あの赤いリボンでしょ?大切にしてたもんね」

まどか「うん…ほむらちゃんから貰って…」

さやか「どこで無くしたの?」

まどか「あ…え、えっと…」

さやか「んー?まぁ後で一緒に探そっか」

まどか「うん…」

杏子「……」

マミマンション

ほむら「…」

なぎさ「マミ、チーズが食べたいのです」

マミ「後でね、もうすぐ美樹さんが来ると思うの」

なぎさ「また来るのですか?」

マミ「ええ、よくわからないのだけどすごい剣幕だったの」

マミ「だから急いで帰ってきたんだけど…何なのかしら?」

ピンポーン

マミ「あっ、来たみたいね」

ガチャ

マミ「はーい」

さやか「マミさん…」

杏子「よぉ」

まどか「こ、こんにちは…」

マミ「いらっしゃい、鹿目さんも来たのね?」

まどか「は、はい」

さやか「ほむらに会いたいって」

マミ「そう…それじゃあ上がって?」

さやか「おじゃまします…!」

まどか「おっ、おじゃまします…」

杏子「マミーケーキ頼むなー!」

マミ「はいはい。なぎさちゃーん、みんなにケーキと紅茶をお願い」

なぎさ「はいなのです」

まどか「あの、ほむらちゃんは…?」

マミ「暁美さんならここで眠っているわ」

ほむら「…」

まどか「ほ、ほむらちゃん…」

マミ「血まみれの暁美さんを見つけた時は本当に驚いたわ」

まどか「ご、ごめんなさい…」

さやか「いや、まどかが謝る必要はないよ」

まどか「でも、わたし…」

さやか「杏子、なぎさ、ちょっとこっちきて」

杏子「んだよ」

なぎさ「なんなのですか?」

さやか「これでよし…」

マミ「なんで鍵を?」

さやか「もうこれで言い逃れはできないですよ」

マミ「?」

さやか「みんな、今からショッキングな話をするけど、落ち着いて聞いてね」

さやか「まず、SとM…これが何かわかる?」

まどか「?」

なぎさ「あっ、なぎさも知ってるのです。犯人を探すとか変な書き込みをした痛い魔法少女なのです」

さやか「ざくっ」グサッ

なぎさ「それに一人だけ返事してたのも痛い魔法少女だったのです」

マミ「ぐふっ」グサッ

なぎさ「二人とももう少しまともなネーミングをするべきなのです」

まどか「んと…何の話なの?」

杏子「ああ、まどかは知らなかったよな」

杏子「簡単に言うと自称名探偵のSが、ほむらを襲った犯人をMって勝手に呼んでるのさ」

まどか「ふわぁっ!?」

杏子「で、それがどうしたんだよ、さやか」

さやか「あ…え、えと…あたしがえ…Sなの」

なぎさ「やっぱりそうなのですね」

さやか「え?わ、わかってたの?」

なぎさ「あんなに残念な魔法少女はそうそういないのです」

さやか「ぎゃん」グサッ

杏子「おいおい、その辺にしときなって、今度はさやかがノックアウトしちまいそうだ」

なぎさ「やれやれなのです」

さやか「……」

杏子「で、犯人は見つかったのかい?」

さやか「う、うん…」

杏子「落ち込んでる暇があったらさっさと言えよ」

さやか「も、もうっ!わかったわよ!」

さやか「それじゃあいくよ?犯人はM!」

まどか「あわわ」

さやか「最初は魔法少女の頭文字を取ってMにしてたんだけど」

さやか「なんと!犯人の頭文字もMだったんだ!」

まどか「うぅぅ…」

さやか「ほむらを襲った犯人M!その正体は…」

さやか「マミさん!あなただ!」
まどか「ごめんなさいっ!」

マミ「…」

杏子「は?」

なぎさ「何を言っているのです?」

ほむら「…」