さやか「おっ、あれじゃない?」

まどか「わぁー、普通のお家みたいだね!」

仁美「立派ですわ」

ちなつ「あっ、扉開いてるね」

さやか「ってことは誰かがいるってことじゃん」

仁美「ちゃんと部活動してると良いですわね」

まどか「そうだね」

さやか「あっ、声が聞こえる、やっぱり部活してるみたいだね」

ちなつ「ちょっと緊張してきちゃったかも…」

その頃

結衣「また次の同人誌もミラクるん?」

京子「うん!ミラクるんほど書いてて楽しいものはないよ」ピョンピョン

あかり「京子ちゃんの同人誌すっごく楽しかったよぉ」

京子「なんだぁ、あったじゃん刺激的なこと!」

ガララッ

あかり「ん?」

ちなつ「し、失礼します!わ、私、吉川ちなつです!」

ちなつ「その…入部希望です!」

京子「!!!」

あかり「あっ!」

結衣「入部…」

京子「み…ミラクるん??」

まどか「し、失礼します」

京子「二人っ?!」

あかり「ちなつちゃんとまどかちゃん、じゃあ…」

さやか「こんにちはー」

仁美「失礼致しますわ」

結衣「まさか部活見学…ごらく部に?いや、茶道部…かな?」

あかり「さやかちゃんと仁美ちゃんも!」

さやか「おー!」

ちなつ「あれ?あかりちゃん?」

まどか「あかりちゃんは、ごらく部に…?」

仁美「もしかして、ここがごらく部なのでは…?」

京子「ゆ、結衣!ゆいーっ!み、ミラクるん!しかも二人も!!」

ちなつ「ミラクるん?知ってる?」

まどか「ううん?」

さやか「あっ…あぁ!たしかに!」

仁美「?」

結衣「おいこら…でも確かに似てる…特に吉川さん…だっけ?」

ちなつ「はい、その…わたし、茶道部に入部希望なんですけど…」

ちなつ「ここ、茶道部じゃないんですか?」

結衣「うん、茶道部は部員不足で廃部になったんだ」

ちなつ「そ、そうなんですか!?」

仁美「残念ですわね…」

さやか「じゃあ、廃部になった茶道部の変わりにできたのが」

まどか「このごらく部…?」

結衣「うん、そう言うこと、と言っても勝手に使ってるだけなんだけどね」

あかり「え、えーと…」

京子「あ、あの!私、歳納京子!!」

京子「ここは茶道部じゃなくて、ごらく部だけど!」

京子「あなた達はここにいるべきだと思う!!」

ちなつ「きゃっ?」

まどか「わぁっ?」

あかり「京子ちゃん?」

結衣「おいこら、落ち着け」

京子「もがもがもがもが」ジタバタ

結衣「二人ともごめんね?こいつ興奮してるけど気にしないで?」

結衣「あっ、私は船見結衣ね」


ちなつ「は、はぁ…」

仁美「どうしましょうか?」

ちなつ「うーん…やっぱり、私茶道部志望だし…」

京子「それなら心配無用!部員が集まればまた復活できるんだし」

京子「それまでここにいればいいよ」

ちなつ「へっ?」

京子「お茶の道具もそのまま残ってるし、やろうと思えば練習もできるよ!」

結衣「それ絶対口からでまかせだろ」

京子「ねっ!?」

ちなつ「は、はい…?」

あかり「あかりも、ちなつちゃん達と一緒にいれたら嬉しいよぉ」

さやか「あっ、いたんだ!」

あかり「えぇっ?最初からいたよ?!」

さやか「あはは、ごめんごめん、あかりぴょーん」

あかり「うぅぅ、恥ずかしいよぉ」

まどか「さやかちゃん」

結衣「あかりぴょん?」

あかり「あかり、自己紹介で赤座あかりだぴょーんって言ったの」

結衣「何で言ったの!?」

さやか「あはは、ごめんね?えーと…あたし、あんまりちゃん呼びできない体質だからさ」

結衣「体質なの?!」

さやか「あかりちゃんも、ちなつちゃんも、呼び捨てにしちゃっても大丈夫?」

あかり「え?うん、全然大丈夫だよぉ」

ちなつ「うん、私も大丈夫。それよりもどうしよう…」

つづく