杏子「だってほら」

さやか「あ!?」

ほむら「えぇっ!?」

まどか「わぁ!すごーい!すごいよ杏子ちゃん!」

杏子「へへ、だろー?」

さやか「な…ななんであんたが160もあんの!?」

ほむら「と、解いたことあったの?」

杏子「いや?初めてだけど」

さやか「うそだー!なんであんたがそんなにIQ高いのよ!」

杏子「知らねーよ、普通に考えて解いただけだし」

まどか「杏子ちゃんって賢いんだね!」

杏子「まあな」

ほむら「………」サーッ

さやか「ぐぬぬぬ…たしかに杏子のズル賢さはハンパないもんね…」

杏子「はぁ?」

さやか「くっそー…普通のテストならあたしと変わらないのに…」

杏子「ってかさ、これ頭のよさって言うよりも」

杏子「頭の柔らかさ?とか発想力?…とかが重要だと思うぜ」

まどか「あっ、ほんとだね、学校で習ったことは特に使わなかったもん」

杏子「そうそう、計算は+-×÷できれば十分だしさ」

ほむら「へ…?」

さやか「あー、それはあたしも思ったわ」

ほむら「え」

杏子「ま!あたしくらいベテランの魔法少女ならこのくらいできて当然ってことだな!」

杏子「戦う時かなり頭使うもんなー」

さやか「む…そう言われるとあんたが高い理由もわからなくはないかも」

まどか「うー…結局わたしが一番下だったんだね」

杏子「まどかも115あるんだし胸を張って良いと思うぜ?」

まどか「…うん、そうだね」

さやか「あーあ、あたし130もあったのになぁ…」

ほむら「………」スタスタ

さやか「っておい!優等生!あんたのIQまだ聞いてないんだけど!」

ほむら「う……」

杏子「ほむらも高いんだろ?」

ほむら「………」ダラダラ

杏子「ん?」

さやか「あれ?もしかして…」

ほむら「………」ダダッ

まどか「ほむらちゃん!?」

さやか「あっ!逃げた!」

杏子「おいおい…よっと」ケッカイ

ほむら「あっ!?」

さやか「逃げるのは卑怯でしょ!」

ほむら「う…うぅ…」

杏子「さすがに自分だけ逃げるのは無しだぜ?」

まどか「ほ、ほむらちゃん…」

さやか「さあ!あんたの結果を見せてもらうからね!」

ほむら「あっ!やめて!」

さやか「ほーら、スマホ離しなさいって!」グググ

ほむら「ぬぅぅぅぅぅ!」グググ

杏子「…あんなほむらの姿初めて見るな」

まどか「あわわ」

さやか「あんたねぇ!あんだけあたしを煽っといてそれはダサすぎるんじゃないの!?」

ほむら「うぅぅぅぅ!」

さやか「ほら!まどかも見てるんだから!」

ほむら「まど……あっ!」

さやか「いまだ!」パシッ

ほむら「やっ、やめて!」

さやか「さーて、ほむらちゃんの結果見ちゃいますからねー」

さやか「えっと、ほむらのIQは……え?」

ほむら「…」

杏子「どうだった?…ん?」

まどか「あっ」

さやか「へぇ~」

さやか「あんたさぁ、あれだけ大事叩いたくせにIQ100って…」

杏子「意外だなー、ほむらはもっと上だと思ってた」

まどか(ほむらちゃんに勝っちゃった!)

まどか(嬉しいなぁ)

ほむら「……」プルプル

さやか「え?美樹さやかに負けるだなんてありえない?」

さやか「負けたら土下座でも下僕にでもなってやる?」

さやか「そんな感じのこと言ってたよねー?」

ほむら「……」

さやか「へへーんだ!そんだけ行ってたくせにあたしより全然下じゃん!」

ほむら「ぅ……」

さやか「あれれぇ?ほむちゃーん、ちょっとイケてないんじゃない?」

杏子「!」

さやか「悔しかったら何時もみたいに言い返してみなさいよね!」

杏子「ちょ、ちょっとまて!さやか!」

さやか「ん?」

杏子「ほら…」

さやか「え?」

さやか「!?」

ほむら「ぅ…ぐす…うぅ…」ポロポロ

さやか(マジ泣き!?)