ほむらちゃゃゃゃゃゃん

ほむら「えっ」

さやか「な、なに!?」

杏子「空から声がする!?」

マミ「声どころか…これは光…!?」

さやか「何か来る!?」

まどか「ほむらちゃゃゃゃゃゃん!!!!!」ピューン

ほむら「わっ!?」

ギュッ

ほむら「え、えっ!?」

まどか「またせちゃってごめんね!」

ほむら「な…!?」

さやか「え?なにこの子!?」

さやか「いや…ん?どこかで…?」

杏子「どういうことだおい…」

マミ「これは…円環の理…!?」

さやか「え!?」

杏子「なんだと!?」

ほむら「な、な、な」

まどか「私も会いたかったよ!ほむらちゃん!」ギュゥゥ

マミ「桃色の長髪…白いドレス…羽…」

マミ「伝承の円環の理と一致するわ…!」

杏子「どうなってんだ!?ほむらが導かれちまうってこと!?」

マミ「わ、わからないけど…」

さやか「で、でもなんかハグしてるだけにしか見えないけど…」

さやか「それにこの子が円環の理?なんか見覚えあるような…?」

ほむら「ま、まどか…!?」

さやか「まどか…?うっ!頭が…」

まどか「そうだよ!ほむらちゃん!」

ほむら「ま…まどかぁ!」

まどか「ほむらちゃん!」

ギュゥゥ

杏子「どういうことだ?まるで意味がわかんねーぞ!?」

マミ「空から物凄い勢いで現れた円環の理が暁美さんにハグしてきた…??」

さやか「まどか…?まどかってあの…いや気のせい…?」

ほむら「まどか!まどかなのね!」

まどか「うんっ!」

ほむら「どうしてここにこれたの?」

まどか「ほむらちゃんの願いが届いたんだよ!」

ほむら「ほんとに!?」

まどか「うん!ほんとだよっ!」

ほむら「まどかぁ!」

まどか「ほむらちゃん!」

杏子「あんなに嬉しそうなほむらみたことないぞ」

マミ「暁美さんの願い…?円環の理じゃないのかしら??」

杏子「ほむらが何時も言ってたまどかってこの子のこと…なんだよな?」

マミ「た、たぶん…?美樹さんはわかる?」

さやか「まどか…?うーん…?知ってるような知らないような…でもなんか違うって言うか…」

さやか「もっとおとなしい子だったような…?」

杏子「おとなしい?」

さやか「うん、なんとなくそんな気がするってだけなんだけどね」

マミ「?」

ほむら「まどか…」

まどか「ほむらちゃん、これからはずっと一緒だよ?」

ほむら「ほ、ほんと?」

まどか「うん!」

ほむら「で、でも…魔法少女の救済はどうなるの?」

まどか「それは…」

なぎさ『まどか!何をしているのですか!?』

まどか「ほむらちゃんの願いを叶えてるんだよ」

ほむら「え?」

なぎさ『だからって何でまどかが実体化してるのですか!まどかは概念なのです!』

まどか「ほむらちゃんの願いがエントロピーを凌駕したからだよ!」

ほむら「き、急にどうしたの?」

まどか「ちょっと待っててね、ほむらちゃん」

ほむら「う、うん…?」

なぎさ『とにかく!まどかが現世に実体化するのは不味いのです!』

まどか「う…で、でもっ」

なぎさ『本来存在しないはずのまどかがいると、現世のバランスがおかしくなっちゃうのですよ!?』

まどか「うぅ…」

杏子「どうしたんだ?」

マミ「誰かと喋っているのかしら?」

さやか「寒っ!?なんか急に寒くなってきたんだけど?」

マミ「確かに…風も強くなってきたわ」

杏子「なんか荒れ始めたぞ…どうなってんの、これ?」

なぎさ『ほら!さっそく天気がおかしくなってきたのです!』

なぎさ『早く戻ってくるのです!』

まどか「でも、ほむらちゃんと離れたくないよぉ!」

ほむら「ま、まどか…?」