まどルーム

まどか「うぅ、何だか緊張してきちゃった…」

コンコン

まどか「ひゃ、ひゃいっ!」

ほむら「まどか、私よ。入ってもいい?」

まどか「も、もちろんだよ!今開けるね!」

ガチャッ

ほむら「まどか」

まどか「あ、え、えと、いらっしゃいっ!」

ほむら「ふふっ」

まどか「ふぇ?」

ほむら「どうしたの?緊張しているみたい」

まどか「え、えーと、うぇひひ」

ほむら「ふぅ…ようやく、二人っきりになれたわね、まどか」

まどか「え、えぇっ!?///」ドキッ

ほむら「?」

まどか「ほ、ほむらちゃんもそうだったの??」

ほむら「え?私は、まどかのご両親の前だと、どうしても緊張してしまうから」

ほむら「まどかと二人っきりになれて、ようやくリラックスできた…のだけど」

まどか「あ、そ、そっか!てぃひひ!」

ほむら「?ふふ、相変わらず今日のまどかは変ね」

まどか「うぅ…やっぱり変…だよね…」

ほむら「でも、それ以上に可愛いわ」

まどか「か、かわっ!?///」

ほむら「ええ、まどかは何時でも可愛いわ」

まどか「ひゃ…あ、ありがと///」

ほむら「ところで…」キョロキョロ

ほむら「ふふっ、やっぱり、か」

まどか「どうしたの?」

ほむら「まどか、ベッドは二人で使うのよね?」

まどか「う、うんっ!嫌じゃない?」

ほむら「嫌じゃないわ、まどかに迷惑だったら、床に寝るけれど…」

まどか「床になんて、そんなことできないよ!それに迷惑なんかじゃないもん」

ほむら「ふふ、そう、ありがとう」ニコ

まどか「う、ううん///」

まどか「えっと、えへへ、こうやって一緒に泊まると、修学旅行みたいだよね」

ほむら「そう…なのかしらね」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「ごめんなさい、私、体が弱かったから修学旅行はまだ言ったことがないの」

まどか「…そっか」

ほむら「でも気にしてないわ、来年の修学旅行には参加できるし」

ほむら「何よりも、今、こうしてここに、まどかと一緒にいれる」

ほむら「それだけで私は幸せよ」

まどか「ほ、ほむらちゃん…///」

ほむら「ねえ、まどか」

まどか「な、なあに?」

ほむら「修学旅行の夜って、どんなことをするの?」

まどか「んーと、小学生のころの修学旅行は、さやかちゃんと仁美ちゃんと同じ部屋だったんだけど…」

まどか「どうだろう?わたしの部屋にはさやかちゃんがいたからね、物凄く枕投げではしゃいでたよ、特にさやかちゃん」

ほむら「まあさやかならそうなるわよね…まどかはすぐに負けたのでしょう?」

まどか「う、うん、やっぱりわかるんだね」

ほむら「ふふ、まどかが力一杯枕を投げてるところを想像しただけよ」

ほむら「たぶん、投げても全然飛ばなかったんでしょ?」

まどか「うぅ…力ないもん…」

ほむら「ううん、その方がまどからしくて可愛いわ」

まどか「…///」

ほむら「さやかもさやかよね、まどかと仁美が相手なら、さやかが勝つに決まってるわ」

まどか「ううん、勝ったのは仁美ちゃんだよ?」

ほむら「へっ?」

まどか「さやかちゃんが投げた枕を片手で受け止めて」

まどか「こう、枕をくるくるーって回して」

まどか「ぱーん!ってアッパー?してたよ」

ほむら「そ、そうなの…?」

まどか「うん、あの時のさやかちゃんの顔は凄かったなぁ」

ほむら「そう…流石は仁美ね、何をしてもさやかに勝ってそうで、さやかが可哀想だわ…」

まどか「でも、さやかちゃんはスポーツが凄いもん」

ほむら「運動神経だけはあるものね、あの子」

まどか「それだけじゃないよ、さやかちゃんは優しいし、カッコいいもん」

ほむら「…」

まどか「ん?」

ほむら「あ、いえ…ふふ、まどかは本当にさやかのことが好きなのね」

まどか「うん、親友だもん!」

ほむら「……親友…か」

まどか「で、でもっ!ほむらちゃんも、だ…だ、大好き!だよっ!///」

ほむら「!」

まどか(言っちゃった///言っちゃった///)

ほむら「ありがとう、まどか。私も大好きよ」ニコ

まどか「わひゃぁぁぁあっ!?///」

ほむら「ま、まどか?」

まどか「ほ、ほみゅ、ほみゅらちゃも大好きって///」

ほむら「へ…?」

まどか「わぁ!わぁあぁぁ!///」

ほむら「ど、どうしたの?大丈夫?」

まどか「わ、わらひのことほんとうに好き?」

ほむら「え?ええ、大好きよ。最高の友達だもの」

まどか「え?」

ほむら「え?」

まどか「友達…?」

ほむら「え…?あ、その…嫌…だった?最高の友達って…」

まどか「あ!ううん!違う!違うの!ほむらちゃんは最高の友達だよ!」

ほむら「…そう、よかった」

まどか「ご、ごめんね、慌てちゃって…」

ほむら「いえ、いいの。私はあなたに嫌われていなければそれだけで十分よ」

まどか「わたしがほむらちゃんのこと嫌いになるわけなんかないよ」

ほむら「…ありがとう、嬉しい」

まどか「ううん、そんな」

まどか(嫌いになれるわけないよ)

まどか(ほむらちゃんに恋しちゃったんだもん…)