ほむら「まどかは…」

アルティメットまどか「ん?」

ほむら「…まどかは、どうして…どうして私のことをそんなに思ってくれるの…?」

アルティメットまどか「……」

ほむら「私は結局あなたを本当の意味で助けることはできなかった…」

ほむら「それどころか、私はあなたを拒み、そして裏切った…」

ほむら「とても許されることではないわ…」

ほむら「嫌われるべきなのよ」

ほむら「なのに…あなたはなんで…それでも私のことを…」

ほむら「私は…あなたのことがわからないわ…」

アルティメットまどか「んー」

アルティメットまどか「じゃあなんで、ほむらちゃんは私のために何度も時間を繰り返したり」

アルティメットまどか「悪魔になってでも、私やみんなを幸せにしようとしてくれたの?」

ほむら「……それはまどかが私にとってかけがえのない存在だからよ」

アルティメットまどか「なら私と一緒だね」

ほむら「…!」

アルティメットまどか「ほむらちゃんは昔も今も、私にとってかけがえのない存在だよ」

アルティメットまどか「ほむらちゃんが初めて転校してきたあの日から」

アルティメットまどか「今まで、ずっとずーっと、それは変わらないよ」

アルティメットまどか「前にも言ったけど、私は全部見てきたの」

アルティメットまどか「そのほむらちゃんを見続けて、好きにならない方がおかしいよ」

アルティメットまどか「私はほむらちゃんと一緒なら、何時までも側にいられるって自信を持って言える」

アルティメットまどか「だから私は諦めないよ、絶対にほむらちゃんと一緒に帰るの」

アルティメットまどか「円環の理に」

ほむら「……」

ほむら(…まどかがそこまで言ってくれる意味がまだわからないけど)

ほむら(まどかが嘘をついているようにはとても見えないし)

ほむら(まどかは嘘をつくような子でないこともわかってる)

ほむら(……確かにこのまま、まどかと一緒に円環の理に行けば)

ほむら(私も、まどかも幸せになるのかもしれない)

ほむら(私はこの世界に未練なんてないわ)

ほむら(本来なら病気で死んでてもおかしくないし)

ほむら(あの日、まどかが助けてくれなければ魔女に殺されていた)

ほむら(あの日、まどかが大切なさやかの形見のグリーフシードを使ってくれなければ魔女になっていた)

ほむら(あの日、まどかが助けに来てくれなければ、私はインキュベーターに……)

ほむら(…私は何度も何度も、まどかに助けられてきた)

ほむら(今の私があるのも、全てまどかのおかげ)

ほむら(だから私は未練なんてありはしないわ、最初から私がいなかった世界も作ろうと思えば作れる)

ほむら(でも…私はまどかを救えないまま…)

ほむら(まどかには、普通の女の子として幸せに暮らしてほしいの)

ほむら(そして私がまどかを離れて見守らなきゃいけないわ)

ほむら(だから…まだ私は円環の理に行くわけには…)

ほむら「……まどか、私はまだ円環の理には行けないわ」

アルティメットまどか「なら、いつかは来てくれるの?」

ほむら「え?」

アルティメットまどか「まだ、っていったよね?」

アルティメットまどか「じゃあ何時かは来てくれる、ってことでしょ?」

ほむら「ま、まぁ…」

アルティメットまどか「私、待つよ」

ほむら「!」

アルティメットまどか「何時まででも、ほむらちゃんのこと待ちつづけるよ」

ほむら「まどか…」

ほむら(本当にどうしてそこまで私のことを思ってくれるの?)

ほむら(私なんかよりも、まどかに相応しい人は必ずいるはずなのに…)

ほむら(だからこそ、私はまどかを見守らなきゃいけない)

ほむら(ただ…このまどかを作ってしまったのは、私…?)

ほむら(なら…私が責任を取らなきゃ…)

ほむら(私のせいなの…)

アルティメットまどか(悩んでるほむらちゃん可愛いなぁ)

アルティメットまどか(円環の理ならほむらちゃんとルミナスし放題だよ!)

アルティメットまどか(楽しみだなー)