数時間後

見滝原

仁美「……」

さやか「仁美、元気出しなって」

仁美「…はい……」

さやか「んー…」

マミ「仕方ないわ、誰だって突然、魔法少女だとか魔女だとか言われたら混乱するもの」

さやか「そりゃまぁそうですけど…あたしもそうだったし」

マミ「特に志筑さんは、親友の美樹さんが魔法少女になって、しかもその願いで…」

さやか「…」

仁美「…」

マミ「あっ、ごめんなさい…」

さやか「あーいや、違うんです、あたしは別に良いんですけど、確かに逆の立場だったらな…って考えて」

仁美「……私、上条くんとわかれ」

さやか「そんなこと言わないで!」

仁美「…!?」

さやか「仁美、本当にあたしは後悔なんてしてないんだってば」

仁美「ですが…」

さやか「そりゃ、恭介に片思いしてた時期もあったけどさ」

さやか「今になってわかったけど、あれ…勘違いだったんだなーってね」

仁美「…勘違い?私にはそうは見えませんでしたが…」

さやか「そりゃ、仁美があたしに明日恭介に告白するとか言ってた時は恭介のこと本当に好きだったよ」

さやか「それこそ、杏子やマミさん、ほむらのフォローがなかったら、自棄になって今ごろ魔女になってたと思う」

仁美「……」

さやか「でもみんなに励まされて、そして楽しそうな仁美と恭介を見て」

さやか「そしてあいつの演奏を聴いて…わかったの」

さやか「あたしは恭介のバイオリンを聴きたかった」

さやか「それが一番の気持ちだったんだなって」

さやか「それに、仁美なら安心してまかせられるしね!」

仁美「そんなことは…」

さやか「恭介のやつ、けっこう間抜けな部分もあるし、鈍感で音楽馬鹿じゃん」

さやか「それに対して、仁美は才色兼備、優しくて美人でさ」

さやか「誠に遺憾ながら、あのさやかちゃんを持ってすら叶わないんだもんなぁ、ちくしょー!」

仁美「さやかさん…」

さやか「ほら、まどかは可愛いけど、まだまだお子ちゃまだし?」

さやか「ほむらも才色兼備だけどヘタレバカだし」

さやか「杏子は……まぁ美人じゃないじゃん、カッコいいけど」

さやか「ほんと、仁美に対抗できるのってマミさんくらいよ、マジで」

マミ「えっ?私?」

仁美「そんな、ミス見滝原中の巴さんには到底敵いませんわ!」

マミ「えっ?えっ?いや、えっ?なにそれしらない?」

さやか「またまたとぼけちゃってー、ファンクラブまであるのにさ」

マミ「ファンクラブ?だれの?」

さやか「マミさんの」

マミ「へぇ!?」

仁美「見滝原中では一番有名な生徒ですよ?」

マミ「え?え?でも私、お友達あんまりいないし…」

マミ「滅多に話しかけられないのよ?話すことがあっても、遠慮がちになってり気がするし…」

マミ「避けられてるんだなって…私……」

仁美「それはきっと高嶺の華ですわ」

さやか「たしかに、マミさんはパーフェクトすぎるもんねぇ」

さやか「さやかちゃんが負けを認めるのは仁美とマミさんくらいですもん!」

マミ「うぅ、からかわないでよ…」

さやか「そう!そしてマミさんは意外と幼いところがある!萌えか!ギャップ萌えなのかぁー!」

マミ「も、もうっ!美樹さん!」
さやか「さらにこのボデーはけしからぁん!」グワシッ

マミ「ひゃわわっ?」

仁美「さやかさん…セクハラですわ」

さやか「マミさんはあたしの嫁になるのだぁー!」

マミ「た、助けてー!」

キュゥべえ「マミ!今助けるよ!」

仁美「!?」

キュゥべえ「とうっ!」ビシッ

さやか「ぐふっ!」

マミ「はぁはぁ…ありがとうキュゥべえ」

キュゥべえ「まったく、これだからさやかは」

仁美「!?」