アリナ「それじゃおみくじ引きにいくカラ」

アリナ「えっと…」

かりん「おみくじはあっちなの」

アリナ「……」

かりん「わわ、ほんとに人がたくさんなの…」

かりん「あれだけたくさんいるとはぐれちゃいそうなの…」

アリナ「手」スッ

かりん「え?」

アリナ「手を…ノットワンハンド」スッ

かりん「??」

アリナ「…て、手を繋ぐって言ってるんですケド!」

かりん「!」

アリナ「これならはぐれないと思うワケ!!」

かりん「わぁ」

アリナ「ほら!」スッ

かりん「はいなの!」ギュッ

アリナ「……」

かりん「先輩の手すべすべなの!」

アリナ「そう言うの別にいいカラ」

かりん「えへへ」

かりん(先輩ってとっても暖かいの!知らなかったの!)



みふゆ「あら…」

みふゆ(アリナさんもいらしてたんですね)

みふゆ(手なんか繋いで…意外です)

みふゆ(あの後輩のこと、本当に可愛がっているんですね)

みふゆ(ふふ、今のは見なかったことにしておきましょう)

みふゆ(きっとアリナさんは見られたくないでしょうから)

みふゆ「それよりも…」

みふゆ「私の狙いはこの究極のおみくじ!」

みふゆ「今年こそこの究極のおみくじで究極の恋愛運を…!」

みふゆ(環さんなんかに負けるわけにはいかないんです)

みふゆ(やっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃんやっちゃん)

みふゆ「いざ…!」

みふゆ「!?!?」



ドーーン



フェリシア「わわわっ?なんだ?地震か!?」

やちよ「地震とは違う気がするわ…大丈夫?」

フェリシア「このくらいなんともねーし!」

やちよ「そう…」

やちよ(今のってドッペルのような…)

やちよ(しかも今の魔力……いや、気づかなかったことにしておくわ)



灯花「毎年飽きないねー」



アリナ「…!」

かりん「先輩、どうしたの?」

アリナ「……別に、それよりもやっとおみくじが引けるヨネ」

かりん「そうなの」

アリナ「……あ」

アリナ(アリナ…お小遣いもうないんだった…)

かりん「大丈夫なの、さっきのお礼にわたしが買うの」

アリナ「えっ」

かりん「アリナ先輩はお金持ってないって言ったのに、わたしが連れてきたんだから」

かりん「これくらい当然なの」

アリナ「…ありがとう」

かりん「いいえなのっ」

かりん「それじゃあ究極のおみくじ二つくださいなの」

かりん「はい、先輩!」

アリナ「うん」

かりん「それじゃあ開けるの」

アリナ「アイシー」

かりん「えーと…うん!?」

アリナ「…?」

かりん「なんだか不思議なの」

アリナ「何?」

かりん「マジカル☆大吉…なの」

アリナ「マジカル大吉??」

かりん「全部の項目にマジカルな出来事って書いてあるの」

かりん「よくわからないけど、大吉だから…うん、良かったの!」

かりん「アリナ先輩は?」

アリナ「……」

かりん「先輩?」

アリナ「……」ス

かりん「え?…クレイジー大吉!?」

かりん「全部の項目がクレイジーに良いことがあるって書いてあるの!」

アリナ「……アリナはアーティストだからクレイジーは誉め言葉だと思うんですケド」シュン…

かりん「あっ、先輩…」

かりん(目に見えて落ち込んでるの…)

かりん(先輩はよくクレイジーって言われてるから絶対気にしてるの)

かりん(でも…!)

かりん「わたしは先輩のことクレイジーだなんて思ったことないの」

アリナ「!」

かりん「ちょっと個性的だけど、全然おかしくないの」

かりん「先輩は優しいし便りになるの!」

かりん「だから気にしないで欲しいの…」

アリナ「…別に最初から気になんてしてないんですケド」

かりん「えっ」

アリナ「でも、ま…ありがと」

かりん「…はいなのっ!」

アリナ「…ふふっ」