ももこ(ただ、このままだと中々話が進まないような気もするし)

ももこ(ここはちょっと踏み込んだ質問した方がいいかもな)

ももこ(できる限りサポートしよう、せっかくレナも頑張ったんだしな!)

ももこ「ほっぺにキスで思い出したけど」

アリナ「だ、だからあれはキスじゃないってば!!」

鶴乃「!」

鶴乃(明らかに焦ってる、アリナって焦ると普通の日本語になるっぽいね)

鶴乃(と言うことはアリナが日本語を多く使うほど図星ってわけ…か)

ももこ「まぁそれは置いとくとして、アリナってよくかりんちゃんのイチゴ牛乳よく飲むんだよね?」

アリナ「よ、よくってワケじゃないケド…」

ももこ「それってさ、間接キスなんだけど意識してたりする?」

アリナ「なっ!?」

かりん「間接…キス…///」

ももこ「かりんちゃんはそう思ってるみたいだよ?」

アリナ「な…そうだったの!?」

かりん「女の子同士だから、ふ…普通のことだってわかってはいるの」

かりん「でも…わたしは…///」

ももこ「意識しちゃうんだよな?」

かりん「……///」コク

アリナ「っ!?」

かりん「や、やっぱり変…なの…?」モジモジ

ももこ「そんなことないって、鶴乃はある?」

鶴乃「私?私はよくフェリシアにされるよ!」

鶴乃「でもフェリシアはただの食いしん坊だよ」

やちよ「そう?あの子鶴乃によくなついてるじゃない」

鶴乃「そうかなー?最近はよくさなちゃんと一緒にいるし、私だけが特別じゃないと思うよ」

やちよ「ふぅん?」

いろは「ふふっ」

鶴乃「な、なに!?」

ももこ「経験豊富なやちよさんはどうなの?」

やちよ「だから私はいろはとだけだって…」

いろは「わっ?」

ももこ「と言うと?」

やちよ「別にお互い気になる飲み物買ってきて交互に飲んだり」

やちよ「二人きりの時に食べさせ合うくらいよ」

いろは「わ!わ!」

ももこ「それはいろはちゃんだけ?他にはいないの?」

やちよ「そうよ、前からみふゆがよく迫っては来てるけど」

やちよ「元々、私そう言うのが苦手なのよ…みふゆは今も親友だと思ってるけど」

やちよ「本当にいろはだけが例外なだけね」

いろは「やちよさん!もう喋らないで!!載せられてますから!」

やちよ「はっ?し、しまった…!」

やちよ「鶴乃のみならずももこまで…」

ももこ「ごめんごめん」

ももこ(アタシから振っといてアレだけど、やちよさんチョロすぎやしないか?)

ももこ(いろはちゃんがリーダーになってから、重荷がなくなってなんか昔より明らかに天然になってる)

鶴乃「ぐぬぬ…私もししょーとそう言うのしたことないからね…」

アリナ「ヴァァァッッ!やっぱり見せつけてるダロ!」

いろは「ごめんなさい、私達は黙ってます…やちよさん」

やちよ「……」コクコク

アリナ「チッ…って言うか二人はカップルなんだし、別にそのくらいしてもおかしくないと思うワケ」

鶴乃「ん?ならかりんちゃんとよく間接キスしてるアリナもカップルってなるよ?」

アリナ「へ?あっ!?ち、違う!違うから!」

鶴乃(焦ってる焦ってる)

ももこ「じゃあアリナは誰の飲み物でもそうするの?」

アリナ「い、いや…そういうワケじゃないケド…」

アリナ「あ、アンタは!?」

ももこ「アタシ?アタシはレナとかえでとはするけど」

ももこ「二人ともアタシの大切な親友だし、愛してるからな!」

アリナ「ほ、ホラ!カップルじゃなくてもしてるワケ!」


ももこ「そうだけど、恋人じゃなくてもかけがえのない大切な存在だよ」

ももこ「それに相手から渡されたら多少は気にしても飲むかもしれないけど」

ももこ「アリナの場合は自分からだよな?」

ももこ「それって気の許せる相手じゃないとできないと思うよ」

アリナ「っ…!」

鶴乃「じゃあアリナにとって、かりんちゃんは気の許せる相手なんだね!」

アリナ「そ、それは…!」

かりん「先輩…」

アリナ「う…!」

ももこ「否定しないってことは、そうなんだな」

アリナ「く…」

鶴乃「そもそも気の許せる相手じゃないと手を繋いで町を歩けないよね」

ももこ「そりゃそうだな」

アリナ「……」

ももこ(あ、アリナこのまま黙っちゃうパターンだ)

ももこ(でもアリナがかりんちゃんのこと意識してるのは間違いないな)

ももこ(でもアリナから打ち明けることはないだろうし)

ももこ(ここは、かりんちゃんが押すしかない!)

ももこ「かりんちゃん、今こそレナとの練習の成果を見せるときだよ!」

かりん「う!」

鶴乃「大丈夫だよ!私達がついてるから!」

いろは「かりんちゃんの一番伝えたい正直な気持ちをぶつければ大丈夫だよ!」

やちよ「そうすれば応えてくれるわ、私達がそうであったようにね」

アリナ「ま、まって!アリナはまだ!」

かりん「先輩!」

アリナ「ぅ…」

かりん「わたしの話を聞いてほしいの…」

ももこ「こう言ってるんだし…な?」

アリナ「……」

鶴乃「聞いてあげよう?」

アリナ「わかったから!聞くから!黙っててよ!」

鶴乃「うん、わかった。黙ってるね」

ももこ「よし、いこう!かりんちゃん!」

かりん「は、はいなの!」