いろは「ここってちょっと高いけど美味しいんだよ」

ほむら「たしかに美味しそうね、ここで昼食をすませましょうか」

いろは「ほむらちゃんは何が好きなの?」

ほむら「好きなもの…外食でよね?」

いろは「うん、ここはメニューも結構たくさんあるよ」

ほむら「……言われてみれば、あんまり好きな食べものってない気がするわ」

いろは「そ、そうなの?」

ほむら「私は一人暮らしなのよ」

いろは「それは知ってるけど…」

ほむら「でも自炊は苦手で、大抵コンビニですませているわ」

いろは「え?だ、ダメだよ!体に悪いよ!」

ほむら「全く同じことをまどかに言われたわ」

いろは「だよね?まどかちゃんは何もしなかったの?」

ほむら「あの子…定期的に泊まりに来て色々作ってくれるの」

いろは「だよね!」

ほむら「だから好きなものは、まどかの手料理になるのだけど」

ほむら「外食でまどかの手料理はでないから…」

いろは「そういうことなんだね…」

ほむら「まどかのご両親も何故かまどかが泊まりに来ることを止めようとしないのだけど」

ほむら「まだ中学生なのだし、日が暮れたら家に帰るべきなのよ」

ほむら「だから基本的にはまどかには帰ってもらうようにしているのだけど…」

ほむら「結局、土日はまどかと二人暮らしのようになっているわ」

いろは「え…?」

いろは(あ、あれ?もうそれって付き合ってるようなものなんじゃ…?)

いろは「……ほむらちゃんはまどかちゃんとお付き合いしてないんだよね?」

ほむら「そうに決まってるじゃない」

いろは「で、でも土日は二人暮らしみたいになってるんでしょ?」

ほむら「そうなの…本当に申し訳ないわ…貴重な土日なのに…」

ほむら「だから今日は私に構わずゆっくりとした休日を過ごせているはずよ」

いろは「………」

いろは(まどかちゃん…すごく苦労してるんだね…)

いろは(こう言っちゃ悪いけど…いくらなんでも、ほむらちゃん鈍すぎるよ…)

いろは(だからさやかちゃんもこんなこと思い付いたんだね)

いろは(やちよさんも…鈍いと思うけど…ほむらちゃんほどじゃないはずだよ)

いろは「…あれ?今日はまどかちゃんは何をしてるの?」

ほむら「それは私もわからないわ…今日のことをはぐらかすので精一杯だったから…」

いろは「な、なんかごめんね…」

ほむら「あなたは何も悪くないわ、さやかが何もかもわるいのだから」

ほむら「さやかがああ言い出したらしつこいのよね…だから私が折れたの」

いろは「そ、そっか…」

いろは(やっぱり私が最初に断るべきだったんだ…)

いろは(……でも…)

いろは(このままじゃ、まどかちゃんが可哀想だし…ここは私が頑張って)

いろは(ほむらちゃんに前向きになってもらわなきゃ!)

いろは「いつまでもここでお話しできないし、もう注文しちゃってもいいよね?」

ほむら「ええ、そうね」

いろは「それじゃあ…私が決めていい?」

ほむら「お願いするわ」

いろは「ちょっと待っててね!」

ほむら「……」

ほむら(まどか…今何してるんだろう…)

その頃

マミ「……あ、梓さん、どうしましょう」

みふゆ「き、気付かないふりがいいかと…」

マミ「そうですよね…」

みふゆ「私達に見られたと知ったら…たぶんヤバイです」

マミ「ヤバイですよね…」

少し離れた席


アリナ「ふふふ♪美味しい?」

かりん「とっても美味しいの♪」

アリナ「グッドグッド♪」

かりん「でも、先輩の手作りはもっと美味しいの♪」

アリナ「アリナもかりんのホームクッキングの方がデリシャスなワケ♪」

かりん「アリナ先輩♪」

アリナ「かりん♪」

イチャイチャ

マミ「……す、すごい…」

みふゆ「人ってここまで変わるんですね…」

マミ「は、はい…」

みふゆ「御園さんの看病はもう終わってたんですね」

マミ(魔法少女だから魔法でどうにでもなるし…)

みふゆ「私もやっちゃんと…はぁ…」

マミ「私も誰かと…はぁ…」

マミ「今ごろ鹿目さんは暁美さんと、佐倉さんは美樹さんとあんなことしてるんだろうなぁ…」

みふゆ「そう言えば最近あまり一緒にいないみたいだけど…」

みふゆ「連絡は取ってるんですか?」

マミ「いえ…だってほら、私…」

みふゆ「あっ…そうでしたね」

マミ「はぁ…」

マミ(みんな…今ごろ何してるのかしら…)

マミ(羨ましい…私だって…)

マミ(同じ運命を背負った魔法少女と…)

マミ(……なんとなく男の子とお付き合いして)

マミ(それでいつかは…なんて思ってたけど)

マミ(神浜の魔法少女のみんなを見て…考えが変わったわ)

マミ(たしかにアリナさんも変わったけど、私も変わったと思う…)

マミ(誰かいないかなぁ…)

マミ(私の恋人になってくれそうな魔法少女…)

マミ(ううん…恋人じゃなくてもいい)

マミ(私の側にいてくれる魔法少女…)

マミ(同じ魔法少女なら…同じ運命を背負っていれば…)

マミ(私……)