その頃

マイ「つまり…巴マミが……見滝原全域に魔女を放って…」

マイ「鹿目さん達は身動きが取れない状況…」

マイ「唯一抜け出せた美樹さんが見滝原山に向かったけど…」

マイ「見滝原山も魔女だらけで、美樹さん達は山から抜け出せなくなった…」

マイ「それどころか…あの二人は魔女に殺されてしまった…」

マイ「その二人の遺体を庇った美樹さん達は今も見滝原山に取り残されている…」

マイ「そう言うことになるのね……」

かなえ「まぁ…そうなる…」

かなえ「やちよ達も救出に向かった…でも魔女が多すぎて先に進めない…」

かなえ「いろはが合流したけど…いろははショックと責任でうまく戦えないと思う…」

マイ「……環さん…」

マイ「……どうして巴マミは見滝原に魔女を…!!」

マイ「信じられない…あってはならないことよ!!」

マイ「絶対に許せない…!!」

かなえ「巴マミが憎い…?」

マイ「巴マミを止められるのなら、私は完全に消滅してしまっても構わない…そう思っているわ」

かなえ「……」

かなえ(すごい怒りを感じる…)

マイ「何か私にできることはない?美樹さん達を見殺しになんかできないわ!」

かなえ「…ない、あたし達は魂だけの存在…現世に干渉はできない」

マイ「そんな……」

かなえ「あたし達はここから現世を黙ってみることしかできない…」

マイ「何か…何か手はないの…?」

かなえ「…あたしは以前、やちよに強引に接触しようとした…」

マイ「え!?」

かなえ「でもできたことは…夢見せられただけ…」

マイ「……夢を?どうやって!?」

かなえ「よくわらない…ただ強く願った…」

マイ「強く願う…」

かなえ「やちよの魂に呼び掛けた…」

マイ「……それって、誰にでもできることなの?」

かなえ「わからない…けど誰にでもはできないはず…」

かなえ「…さっき、いろは達に逃げるよう訴えた」

かなえ「でも全く通じてない…当たり前と言えばそれまでだけど…」

マイ「ちょっと待って、逃げる…?」

かなえ「いろは達…完全に包囲されてる…でも気づいてない」

かなえ「このままじゃ…あそこにいる全員が力尽きる…」

マイ「そ、そんな…」

マイ「でも…美樹さんに環さん、他にも2人…それに呉さんもいるのだから…」

マイ「力を合わせれば脱出くらいならできるんじゃ…?」

かなえ「みんな魔力は回復しても満身創痍…しかもあの二人の遺体を庇い合うだろうから」

かなえ「強引に突破はできるとは思えない…」

マイ「……何か手は…」

かなえ「…あまり言いたくはないけど…あの二人の遺体が足を引っ張る…」

マイ「…そうね…でも美樹さんは見捨てるなんてことできないはず…」

かなえ「あの二人はもう永遠にここで魂だけの存在になると決めてる…」

かなえ「なのに…それを知らないいろは達が…」

マイ「……あの二人はまだ完全にゆうれいになったわけではないのよね?」

かなえ「ああ…でももうすぐ免許証が発行される…」

マイ「……免許証を発行させなければいいのよね」

かなえ「とはいえ…生き返る手段は今のところありそうにない…」

マイ「……環さん…」

かなえ「いろは…?」

マイ「私は一度…勘違いで環さんと戦ってしまったことがあるわ…」

マイ「あの時私は…環さんを庇った七海さんを撃ち抜いてしまった…」

かなえ「…!?」

マイ「でも環さんはその直後に魔法で七海さんを…」

かなえ「そんなことが…?」

マイ「一瞬の出来事だった…一緒にいた由比さんも気づけなかったのかもしれない」

マイ「私しか知らないことよ…」

マイ「あの力も私は魔女の見せる幻惑なのかもと疑ったわ…」

マイ「でも違う…きっと環さんには…それに賭けるわ」

かなえ「………」

かなえ(マイ…いったい何者…見た目は…金髪のショート…あたしが知る魔法少女ではない…でもこの顔…どこかで…)

マイ「行ってくるわ…色々教えてくれてありがとう」

かなえ「……ああ」



こころ「ねぇねぇ///」

まさら「なに?///」

こころ「まさらはこれから何がしたい?///」

まさら「あなたが側にいてくれるなら何だっていい///」

こころ「えー?///でもせっかくだからやりたいことたくさんやろうよ///」

まさら「こころは何がしたいの?///」

こころ「んー///まさらと一緒なら何でもいいかな///」

まさら「私と同じじゃない///」

こころ「うん///だって大好きだもん///」

まさら「私も大好き…///」

魔法少女A「うーん…これは近寄れない」

魔法少女B「まさかあそこまでのバカップルだとは思わなかったよ…」

魔法少女A「あの二人、たぶんだけど生きてた頃はあんなキャラじゃなかったんだと思う」

魔法少女B「わかる!とくにまさらちゃんは絶対今のようなデレッデレなキャラじゃなかったはずだよ!明らかにキャラ変わってるっぽいもん」

魔法少女A「いろんな条件が重なって頭のネジがゆるゆるなのかもね…」

魔法少女B「ほんとだよ…こころちゃんもこころちゃんで明らかに何か変になってるっぽいし」

魔法少女A「こりゃ当分は糖分に困らないだろーね…」

魔法少女B「やれやれだわ…でもさ、ただのバカップルならいいんだけど、なんか妙な気もするんだよね…」

マイ「突然失礼」