フェリシア「いろは…そ、そのっ……」

フェリシア「いろはに好きって言ってもらえたのはうれしーけど……」

フェリシア「でも…でも…流石にまじーだろ…オレにでもそのくらいわかるぞ…」

いろは「…」

フェリシア「オレは別にいろはとラブラブになりてーとか、そーゆーのじゃねーし…」

フェリシア「オレはただ…これからもいろはといれれば別にそれでいーし…」

フェリシア「……」

鶴乃「フェリシア」

フェリシア「だいたい、鶴乃もさなもいいのかよ!?」

フェリシア「もしかしたら、オレにいろは取られちまうかもしんねーんだぞ!?」

鶴乃「むしろ望むところだよ!もし負けてもぜんっぜんフェリシアなら大丈夫だし!」

フェリシア「なっ」

さな「そうですよ、それに我慢しながら一緒に暮らすのも…」

フェリシア「いやそれこそ、誰かにいろは取られちまうかもしんねーじゃん」

さな「いろはちゃんが選んだのなら何の悔いもありません」

鶴乃「そうそう!」

フェリシア「いや…お前らほんとに大丈夫かよ…」

いろは「……」

フェリシア「いろはもいろはだぞ、ほんとにいーのかよ」

いろは「私も自分が正しいなんて思ってないよ、こんなの絶対おかしいよ」

フェリシア「じゃあなんでこんなこと言うんだよ!」

いろは「大好きって気持ちに嘘なんかつけないの…」

フェリシア「!」

いろは「たぶんみんな、この気持ちを乗り越えて恋人になるんだと思う…」

いろは「でも私には無理だったの…ずっとずっと悩んでも…この答えしかだせなかった…」

いろは「きっと、お父さんとお母さんに知られたら…すっごく怒られるんだろうな…」

うい(お母さんは抜けてるとこあるし、ふわふわしてるからオッケーだしそう)

うい(でもお父さんはどうだろう…お姉ちゃんはお父さん似だし…

うい(すっごく悩んで悩んで…お姉ちゃんと同じ答えをだすのかも…?)

フェリシア「…父ちゃんと母ちゃんか……」

いろは「…あっ」

フェリシア「いや、いーよ。あれはオレが悪いんだし、もう大丈夫」

いろは「フェリシアちゃん…」

フェリシア「……オレ、あの時…たまたまいろはと一緒に水飲まなかったら」

フェリシア「今も一人で傭兵してたんだろーな…」

フェリシア「いや…もう死んでるか」

いろは「そんなこと…」

フェリシア「あるよ、みんなと一緒に戦ったのにあんだけ辛い戦いだったんだ」

フェリシア「あの頃のオレ一人じゃぜってー勝てねぇ…」

フェリシア「マギウスも、イブも、ワルプルギスも…他の魔法少女も…」

フェリシア「…オレが父ちゃんと母ちゃん殺したことも」

フェリシア「みんながいてくれたから…オレは耐えられたんだ…」

フェリシア「いろは、やちよ、鶴乃、さな、うい…」

フェリシア「みんながいてくれたからなんだよ…」

やちよ「フェリシア…」

フェリシア「…このみんなと一緒になれたのも、いろはのおかげなんだ」

フェリシア「あの時、いろはがオレを雇ってくれたからオレは今もここにいれる」

フェリシア「それからも、いつも勝手ばかりしてたオレを守ってくれたのがいろはなんだ」

フェリシア「もちろん、みんなもそうだけどな」

フェリシア「でも…やっぱ一番最初は…いろはなんだ」

フェリシア「最初はただのよわっちい奴としか思わなかったのに」

フェリシア「気付いたら…オレ……」

フェリシア「いろはが……」

いろは「フェリシアちゃん」

フェリシア「……いろは…ずりーよ…」

いろは「うん…ずるいし卑怯だよね…」

フェリシア「なんでいつもこうなんだよ…」

フェリシア「オレ…くそっ…」

いろは「フェリシアちゃん」

フェリシア「…いろはっ!!」