鶴乃「これでフェリシアもいろはちゃんの恋人だね!ふんふん!」

さな「なんだか私も嬉しいです」

フェリシア「うー…お前らもオレもぜってー変だ…」

いろは「ふふっ」

うい「お姉ちゃん…」

うい(お姉ちゃん嬉しそう…これで良かったんだよね…)

いろは「……うい」

うい「おめでとう、お姉ちゃん」

いろは「うん、ありがとう」

うい「わたし、お姉ちゃん達のこと応援するからね!」

いろは「……」

うい「お姉ちゃん?」

いろは「……うい、お姉ちゃんね?あれからずっと悩んだの」

うい「?」

フェリシア「え、まさかいろは…」

さな「ふふっ」

鶴乃「よしきた!」

やちよ「……」

いろは「お姉ちゃん…ういに告白して貰えたの、すごく嬉しかったよ?」

うい「う、うん…」

いろは「でも私達は血の繋がった姉妹だから…」

いろは「それに…ういはまだ小学生だし…」

うい「わかってるよ、もう大丈夫だから」

いろは「うい……」

うい「お、お姉ちゃん?」

いろは「……お姉ちゃんは、ういのお姉ちゃんだから…」

いろは「だから、ういを守らなきゃいけない…ういを大切に育てなきゃいけない…」

いろは「私はお姉ちゃんだから…」

うい「…大丈夫だよ、わたしはお姉ちゃんに守ってもらえてるし、大切に育ててもらえてるよ?」

いろは「……ごめんね…うい」

うい「…?」

いろは「やっぱり私…お姉ちゃんになりきれなかった…」

うい「え?」

いろは「私はお姉ちゃんだから、実の姉妹だから…」

いろは「姉と妹として接しなきゃいけないのに…」

いろは「まだういは小学生なのに…私…私っ……」

いろは「私…ういのことも好きだよ…」

うい「っ!?」

いろは「あの時…ういの告白を断って…」

いろは「あの時のういの顔が忘れられなくて…」

いろは「ういにあんな顔させたなんて…私……」

うい「だ、大丈夫だよ…わたしはもう大丈夫だから…」

いろは「……実はね灯花ちゃんとねむちゃんから…何通もメッセージが来てて…」

うい「!?」

いろは「ういがいつも魘されてるって…何でもするからういと向き合ってって…」

うい「灯花ちゃんとねむちゃんが…?」

うい「そ、そんな風には見えなかったのに…」

いろは「…二人はういが眠った後、いつも話し合ってたみたいだよ」

うい「そ、そんな…」

いろは「…私は、姉としてああするのが正解だと思ったよ」

いろは「たぶん、それが普通なんだと今も思う」

いろは「でも…ういにあんな顔をさせて…」

いろは「灯花ちゃんとねむちゃんにもずっと心配かけて…」

いろは「今だって…ういを悲しませてるんだもん…」

うい「…わたしはもう、悲しんでないよ」

いろは「…ううん、違うよ」

うい「えっ」

いろは「うい…ずっと泣くの我慢してるもん」

うい「っ…そ、そんなことないもん!」

いろは「……」

うい「どうしてこんなこと言うの!?もう大丈夫って言ってるのに!!」

うい「わたしのことなんかほっといてよ!わたしは大丈夫だから!

うい「わたしは…っ!」

うい「うぅぅぅ…!」

いろは「うい…」

うい「ダメだよ…わたし達姉妹なんだよ…?」

うい「わたし、まだ小学生なんだよ…?」

うい「お父さんとお母さんに怒られるよ…?」

いろは「…それでも、ういをこれ以上悲しませるくらいなら」

いろは「私はなんだってするよ」

うい「…お姉ちゃん…」

フェリシア「いろは…完全にふっきれてんな…何でもありじゃねーか」

さな「でもあのままギクシャクするより、ずっと良いと思います」

鶴乃「みんな大好き!それでいいんだよ!」

やちよ「…あまり世間の賛同は得られないでしょうけど」

やちよ「でも…これでいいのよ、きっと…」