やちよ「そろそろみかづき荘に戻るわよ」

いろは「そうですね、みんなを待たせちゃってるかも」

やちよ「お腹も空いてきたわ」

いろは「やちよさんほとんど食べてなかったですもんね」

やちよ「流石にあの状況じゃ食欲わかないわよ…」

いろは「やちよさんでもそう言うところあるんですね!」

やちよ「あるわよ、私を何だと思ってるの?」

いろは「可愛い人だなって」

やちよ「っ!…いろは、あまり歳上をおちょくっちゃダメよ」

いろは「本音ですもん」

やちよ「まったくもぅ…」

いろは「帰ったら私が食べさせてあげましょうか?」

やちよ「私はいろはの妹じゃないわよ?」

いろは「じゃあなんですか?」

やちよ「…こ、恋人」

いろは「はい!恋人だから『あーん』してあげますね!」

やちよ「っ~!」

いろは「やちよさん可愛い」

やちよ(完全にいろはに主導権を握られるわね…)

やちよ(それも悪くな…)

やちよ(いや!私は4つも歳上なのよ!?しかもいろははまだ中学生!)

やちよ(私が主導権を握らなきゃいけないわ!)

いろは「はい、よろしくお願いしますね」

やちよ「えっ?」

いろは「主導権」

やちよ「え?なんでそれを?」

いろは(だって今の私達、心の声も聞こえますもん)

やちよ「あっ…」

やちよ(そ、そうだったわ…)

いろは(やちよさん可愛い)

やちよ「っ~~!!」


その頃

うい「お、お姉ちゃん…」

さな「私達にまでだだもれですよ…?」

フェリシア「あいつらやべーよ」

鶴乃「神浜の全魔法少女に…ほ?電話?」

静香『流石にちょっと恥ずかしいからもう少し静かにしてって伝えてほしいかな…///』

鶴乃「えっ?そっちまで聴こえてるの!?」

うい「あれ?わたしも電話だ」

結菜『新年早々見せつけてくるなんて宣戦布告かしらぁ…とお姉ちゃんに伝えておいて欲しいわぁ』

うい「えぇ~!?」

さな「あ、私にも…」

フェリシア「うわ、オレもだ…オレ達はコールセンターじゃねーよ!!」



灯花「さすがお姉様…!」

ねむ「かなりの範囲に二人の会話が拡散されているようだね…」

桜子|ウワサのみんなにも届いているよ|



みたま「なんで私が先生に怒られなきゃいけないのよぉ…」

十七夜「怒ると言うより、もっとやれと自分は受けとることができるがな」

ももこ「あちゃ~…」

レナ「い、いろは…吹っ切れたわね…」

かえで「私もレナちゃんに同じこと思うからわかるよ」

みふゆ「やっと実ったのにやっちゃんは不憫ですね…」

ももこ「マジで誰か止めに入らないと、やちよさんが可哀想だぞ!

十七夜「明日から七海が引きこもりかねん」

みたま「でもこちらからのテレパシーは届かないのよねぇ…」

かえで「あっ!レナちゃんが鳥さんに変身すればいいんじゃないかな?」

レナ「レナまで巻き込まれるわよ!?あんたが飛びなさいよ!」

かえで「私は飛べないよ?そんなことも知らないの?」

レナ「いっつも浮遊って言ってるじゃん!」

かえで「ふゆぅ~」

ももこ「空飛べる魔法少女…かりんちゃんか?」