いろは「みんな!」

うい「おかえりなさい!」

いろは「うん、ただいま!」

鶴乃「空はどんな感じだった!?」

いろは「ふわふわしてて気持ちよかった…かな?」

鶴乃「寒かったりしない!?」

いろは「うん、ぽかぽかしてたよ」

鶴乃「いいなぁー、私も飛びたい!」

フェリシア「やちよはぽかぽかってより逆上せてねーか?」

やちよ「ほっといて…」

さな「やちよさん」

やちよ「さな?」

さな「いろはちゃんと付き合うって、そう言うことですよ?」

やちよ「!」

さな「ふふっ、がんばってくださいね」

やちよ「…流石ね、私はそこまで頭が回らなかったわ…」

フェリシア「やちよがいろはの尻にひかれるなんて誰にでもわかるだろ」

さな「本人にはわからなかったみたい」

いろは「なに?どうしたの?」

さな「ううん、それよりも中に入りましょう」

フェリシア「だな、オレ達は寒いんだよ」

うい「くちゅん」

いろは「あっ、ごめんね?うい、今ティッシュ出すからね!」

うい「ううん、このくらい自分でできるよ」

いろは「!」

うい「わたし、お姉ちゃんに頼りっきりだったから…」

うい「わたし一人でも大丈夫って言えるようにがんばる!」

うい「これがわたしの今年の目標なの」

いろは「うい…そっか、ふふっ…ちょっと寂しくなるなぁ」

フェリシア「いろはは今までより忙しくなるだろ」

いろは「えっ?」

フェリシア「ここで一番でかい一番ちっちゃいあいつの面倒みなきゃいけねーんだし」

やちよ「えっ」

鶴乃「うんうん、やちよは今年成人するとは思えない子どもっぷりだったからね!」

やちよ「な、なんでよ?私は別に…」

鶴乃「今回の件でわかったよね?さなやフェリシア、ういちゃんの方が私ややちよより大人だって」

やちよ「う…で、でも私も…ね、ねぇ、さな?」

さな「がんばってください」

やちよ「ちょ?さなまで?」

いろは「大丈夫ですよ、やちよさん」

やちよ「いろは…」

いろは「やちよさんは私がしっかり面倒見ますから!」

やちよ「いろは!?」

いろは「ういが一人立ちするんだし、その分やちよさんを見ますからね!」

やちよ「何か変じゃない?私の扱いおかしくない?」

うい「お姉ちゃんのこと、よろしくお願いします」

やちよ「う、え、ええ…」

フェリシア「いろは、風呂の準備できてるし二人で入ってこいよ」

やちよ「え゙」

いろは「うん、ありがとう」

やちよ「いろは!?え?入るの!?」

いろは「嫌ですか?」

やちよ「嫌じゃないけど…」

フェリシア「オレとは何度も入ってんだし大丈夫だろ」

やちよ「フェリシアといろはじゃ訳が違うのよ!」

鶴乃「二人とも中学生でしょー?」

さな「私も入りましたよ?」

やちよ「だってさなは」

鶴乃「なぬっ!?」

うい「わたしも」

やちよ「いろはがいなかったから」

鶴乃「え!?私は入ってないよ!?」

やちよ「そりゃそうでしょ」

鶴乃「がーん」

フェリシア「やちよって鶴乃の扱い悪いよな」

やちよ「そうじゃないから!」

鶴乃「みふゆなら入ってくれそうなのに…」

やちよ「だってあなたスキンシップ普段から激しいから…」

いろは「私も入ったことないし…ね?」

鶴乃「うぅ~…いろはちゃんは入ってくれる?」

いろは「うん、いいよ?」

鶴乃「ほんと!?」

やちよ「まって!いろはは私のよ!さては鶴乃まだ諦めて…」

鶴乃「ほ?なんのこと?」

やちよ「流石ね…」

フェリシア「いいから早く入れって」

さな「ふふっ」

うい「フェリシアさんやさなさんの方が大人みたい」

フェリシア「やちよがガキなだけだろ」

やちよ「…家主は私なのに」

鶴乃「そう言うとこだよ、やちよ」

やちよ「…泣きたい」

いろは「よしよし」

やちよ「いろはぁ…」