こころ「ごちそうさまでしたっ!」
まさら「ごちそうさまでした」
こころ「結局半分半分で食べたね」
まさら「ええ、やっぱり一人じゃ食べ切れなかったわ…」
こころ「あはは、まさら少食だもんねー」
まさら「でも、美味しいと思ったのは事実よ。例えどんなにしょっぱくても」
こころ「ほんとごめん!」
まさら「ううん、新しい想い出の玉子焼き…こころの言うとおりだと思うわ」
こころ「それは…うん、そうだね。まぁもうこの味は再現したくないけど!」
こころ「今度はちゃんと作るから、また一緒にここで食べろようね」
まさら「ええ、もちろん。一緒に作るし、一緒に食べるわ。ここでも、どこででも」
こころ「まさら…うんっ」
まさら「……私達も、もうすぐ高3ね」
こころ「だね、あっという間だったなぁ…あれからもうすぐ2年経つんだね」
まさら「中3の頃は一人で戦ったいた私も、高1の時にあなたと一緒に戦うようになって…今は戦いだけじゃなく、ずっと…」
こころ「うん…!」
まさら「こころ、高校を卒業したら二人で旅行に行きたいわね」
こころ「そうだね!」
まさら「大学生になっても、社会人になっても、いろんなところに二人で一緒に…!」
こころ「うんっ!」
まさら「…ずっと…ずっと…」
まさら「…ずっと……」
こころ「まさら…」
まさら「…魔法少女でも、きっと…」
まさら「………」
こころ「………」
こころ「…大丈夫だよ、私達二人ならずっとずっと頑張れるよ」
まさら「…そうね…そうよね…」
こころ「やちよさん、みふゆさん、郁美さん…身近な魔法少女だけでも20歳を超えてもまだまだ強くて元気な人はたくさんいるんだもん」
こころ「みふゆさんなんてむしろ前より強くなってるし!」
まさら「本人は衰えたってずっと言ってるけど」
こころ「大学合格した喜びで強くなったかもって言われてるよね」
まさら「結局はモチベーション次第…なのかしら」
こころ「だと思う!私は今のほうが昔より強くなった自信があるもん」
まさら「ワルプルギスの攻撃を受け止めきれる魔法少女なんてそうそういないと思う…あれも1年前なのだし」
まさら「本当に強くなったわ、こころ」
こころ「まさらがいたからだよ」
まさら「ふふ、そうね。私もこころがいたからここまでこれたのだもの」
まさら「こころと一緒なら…また何度もこの光景を見続けられると思うわ」
こころ「うんっ…!」
まさら「思い返せば、こころとの想い出って、高いところが多い気がする」
こころ「うん、そうだよ?だって、私がそうしたかったから」
まさら「そうなの?」
こころ「ここ以外だと、よく行くところあるでしょ?」
まさら「セントラルタワー」
こころ「うん、特に想い出なのは全神祭やバレンタイン!」
まさら「!…うん、そうね」
こころ「一昨年の全神祭の時はガッカリしたなぁ〜?」
まさら「うっ」
こころ「まさら、実は私のアレ図星だったでしょ?」
まさら「今それを言うの…?」
こころ「今だからだよっ」
まさら「……ま、まぁ…とぼけたわ…」
こころ「やっぱり〜!」
まさら「だってまさか、あの時はこころが私のことをなんて…ついさっき初めて両想いってわかったから…」
こころ「あはは、それを言われたら何も言えなくなっちゃうよ」
まさら「でも、去年は私から花火を誘ったわ!」
こころ「うん!すっごく嬉しかった!」