中央学園高等部

あやか「冬休み楽しかったなー、また雫ちゃんと旅行行きたい!」

あやか「けど今は学校頑張らなきゃね!」

ザワザワ ザワザワ

あやか「ん?なんだろ?」

あやか「!!」

まさら「……」ギュッ
こころ「…//」ギュッ

ザワザワ ザワザワ

「加賀見さんが粟根さんと手を繋いで登校してる!」

「え、こころちゃんの髪型…加賀見さんとお揃いじゃない?!」

「まさら様ー!こっちむいてー!

「粟根さんより私を見てー!」

「粟根さん…そんな…は、早く告白しとくんだった…」

「いや前から二人どう見ても付き合ってたじゃん」

「まさここはいいぞ

「ああ、オラもそう思う」

「キマシタワー!」

「やったぜ」

「あの二人…冬休みに何があったんだ?」

「何がって、ありゃどう見ても…なぁ?」

「くっそ…伊勢崎に続きたかったのに…」

「加賀見も粟根も俺達じゃ無理だろ…二人とも人気あるのにあれだぜ?

「俺たちのこと見えてないよな…

「加賀見さんずるい…私だってこころちゃんを…」

「あたしだって…まさらちゃん…」

あやか「あはは、相変わらず人気者だねー」

あやか「でもあれ…明らかに今までと違うよね?!」

あやか「もしかして…こ、恋人に!?」

あいみ「おはよー。なんの騒ぎ?」
隼人「すごく騒がしいな…」

あやか「あっ、あいみちゃん!伊勢崎くん!おはよう!」

隼人「おはよう」
あいみ「うん?あー、まさらとこころが何かしてるのかな?」

あやか「手を繋いで登校してるの!しかも同じ髪型で!」

あいみ「えっ?いきなり攻めるねー…」

あやか「ねっ?二人ってやっと恋人なれたのかな?!」

あいみ「うん!冬休み中にやっとなれたみたい!」

あやか「やっぱり!?良かったー!ねっ!どんな感じだったの!?」

あいみ「それはねー」



こころ「ま、まさら…恥ずかしいよ…//」
まさら「こころは私のものだってみんなに見せつけるの、悪いけど我慢して」

こころ「こんなことしなくても、私はまさらのものなのに…//」
まさら「あなた、かなり人気あるのよ?男女両方にね」

こころ「えぇ?私そんなこと全然ないと思うけど…それに女の子からも??」
まさら「ええ、男子はあなたの優れた容姿でイチコロだろうし、女子だってあなたの優しさに触れればイチコロだもの」

こころ「そんなことないよ…//それに人気ならまさらの方が絶対あるもん!」
まさら「私はどうでもいいのだけど、とにかく全員にこころを諦めさせる必要があるわ」

こころ「ちょ、ちょっとまさら?何かおかしくなってない??そんな見せつけなくても…//」
まさら「前からずっと不安だった…なぜかはずっとわかってなかったけど」

まさら「今ならわかる…いつあなたが誰かから告白されないか気が気でなかったんだと思うわ…」
こころ「告白なんてされないと思うし、もしされても絶対断るよ?ずっとまさらが好きだったんだから…//」

まさら「ありがとう。でもあなたは優しすぎるから頼みこまれたら断りきれない気がするわ」
こころ「ううん、これだけは断言するけど、絶対まさら意外はあり得ないよ!ずっとずっと前からそう決めてたから!!」

まさら「そ、そう?//」
こころ「そうだよ!ずっとずっとまさらが大好きだったから!」

こころ「今はもっと好きだもん!!
まさら「ちょ…こ、声が大きい…//」

こころ「いいよ!まさらは私のものだってみんなに示さなきゃ!」
まさら「は、恥ずかしいわ…//」


美雨「噂には聞いてたけド、とんでもないバカップルネ…」