まさら「お風呂だって、みかづき荘ではいつものことのはず…だからきっと違う…」

まさら「他は…なにか……」

こころ「あーん、とか…?」

みたま「いえ、それも違うわ。知ってると思うけど私よくももこにしてるもの」

こころ「あっ、ですね…それはいつものことですもんね」

みたま「やちよさん達がしてなくて二人はしてること…何か……」

こころ「思っただけで駄目なのかな…//」

みたま「思うくらいならもっと大勢いるはずよ?」

こころ「で、ですよね…//」

まさら「………」

まさら「今日、午後からソウルジェムを交換しましたけど…それは関係してる?」

みたま「ううん、ソウルジェムの交換は魔法少女なら割といろんな子が経験してるはずだから」

みたま「それは直接は関係ないはずよ、むしろ症状を抑える効果もあったくらいだし」

まさら「けど、魂の大部分が肉体から離れたことになるのですし」

まさら「通常より強くお互いを求めるようになるはずでは?」

みたま「あれ?たしかにそうね…けど…うーーん?」

こころ「魂の中の“好き”って部分だけが混じってるから…とか?」

まさら「!なるほど…」

みたま「絶対に違うとは言えないわね」

まさら「ソウルジェム同士をくっつけるとどうなるのかしら…」

みたま「私もそれは考えてるのだけど、下手に進行してしまったら不味いからできないのよね…」

みたま「やっぱり原因を探らないと…」

こころ「原因…うぅ…やっぱり私のせいなのかな…」

まさら「私のこころへの想いだって同じのはずよ」

みたま「そうよ、魔法少女同士のカップルはあなた達だけではないんだから」

こころ「でもなんで私とまさらだけ…」

まさら「他のカップルからはそういった話はないのですか?」

みたま「私の知る限りないわね…」

まさら「なぜ……」

こころ「結婚を誓いあったから…?」

みたま「それは…ある…のかしら?」

みたま「たしかに将来を約束しあっているカップルは私の知る限りだと両親の了承まで済んでるのはあなた達くらいだものね」

みたま「やちよさんはいろはちゃんと違ってまだ躊躇してるようだし…」

まさら「私とこころは同棲しようとしているから…?」

みたま「ううん、それこそみかづき荘のことを考えると同棲は違うはずよ」 

こころ「苗字を変える気持ちでいるから?」

みたま「うーん…どうなのかしら?苗字だってあくまで概念にすぎないのだし…」

みたま「それに魂が引っ張られると考えられなくもいけど…」

まさら「他に……やっぱりキスくらいしか…//

こころ「……//」

まさら「…………」ジー

こころ「な、なに?//」

まさら「………みたまさん、今からキスしますので見ててもらえますか?//」

こころ「えええっ!?////」

みたま「え、え?私も流石にちょっと恥ずかしいわ//」

まさら「見るってソウルジェムをです…//」

みたま「で、でもぉ…いいのかしら…」

こころ「は、恥ずかしいけど…でもそれでわかるなら…//」

まさら「それにあいみがいなかったら私達…きっとみんなの前でしてたと思う…//」

まさら「それに比べれば…//」

こころ「そ、そうだね…//」

みたま「わ、わかったわ…そんなムードじゃないのにごめんなさい…//」

みたま「じゃあソウルジェム持って向こうの部屋に行くわね、変化が起きたら戻ってくるわ//」タタッ

まさら「……ムード…ね…//」

こころ「あはは…そうだよね//もう慣れたと思ってたけどこうなるとやっぱり恥ずかしいや//」