ほむか速報!まどマギ SS マギレコ まとめ【魔法少女まどか☆マギカ】

魔法少女まどか☆マギカのSS、フィギュアやグッズのレビュー、マギアレコードなどを主に取り扱っています。

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しつれん☆まどか

鹿目まどかの失恋【60】

真ほむルーム

ほむら「はぁっ…まったく…」

まどか「お、おじゃまします」

ほむら「見苦しいところを見せてしまってごめんなさい」

まどか「う、ううん!そんな」

ほむら「マ…お母さんはいつもああなのよ」

まどか「ほむらちゃんのママって」

ほむら「ママじゃなくてお母さん!」

まどか「えっ?う、うん!ほむらちゃんの、えっと、お母さんって面白いね」

ほむら「そう?」

まどか「うん、ほむらちゃんとそっくりだし」

ほむら「よく似ているとは言われるけど、どこが似ているのか今一ピンとこないのよね」

まどか「見た目なんか、特にそっくりだと思うなぁ」

ほむら「そんなことないわ、よくお母さんの若い頃の写真を見せてもらったりしたのだけど」

ほむら「結構美人でね、私なんか比較にならないと思ったわ」

まどか「そんなことないよ、ほむらちゃんもすっごく美人だもん!」

ほむら「まどかにそう言って貰えることは嬉しいけど、大袈裟よ」

まどか「そんなことないのに、羨ましいなぁ」

ほむら「まどかのお母さんこそ、とても立派な女性じゃない」

まどか「うん、ママはわたしの自慢のママだもん」

ほむら「きっと、まどかもお母さんに負けないくらい素敵な女性になれるわ」

まどか「うーん、あんまり自信ないや」

ほむら「どうして?」

まどか「わたし、変わってるもん」

まどか「今もこうやって、無理矢理ほむらちゃんを追いかけ回して、迷惑かけて、わがままで」

ほむら「…」

まどか「ほむらちゃんにとっては迷惑だってわかってるのに」

まどか「それでも諦めきれない、すっごくわがままなんだもん」

まどか「今から、またほむらちゃんに迷惑なこと言っちゃうけど、我慢できないから言うね」

ほむら「…まどか、その話は」

まどか「ほむらちゃん、わたしのこと……嫌いにならないで」

ほむら「え?」

まどか「もう好きになってだなんて言わない」

まどか「片想いでもいい」

まどか「だけど、嫌われたくないの」

ほむら「……」

まどか「自分でも変わってるって、おかしなこと言ってるってわかってるつもりだよ?」

まどか「でも、嘘はつきたくないから…何て言うか…その…」

まどか「本当にごめんなさい…」

まどか「わたしはまた見滝原に帰るけど…時々で良いから、一緒にお話したり、遊んだりできたら」

まどか「それはとっても嬉しいなって」

ほむら「……」

鹿目まどかの失恋【59】

ほむら「ちょ、ちょっと!何言ってるの!?」

ほむ母「だって、毎日『まどか、まどか』ってほむらちゃんが言ってるから…」

まどか「あ、あの…?」

ほむ母「あらっ?えっ、お友達?いたの?」

まどか「は、はい…」

ほむ母「ほむらちゃん!」ダキッ

ほむら「ま、またっ?」

ほむ母「ほむらちゃんがお友達を家に連れてきたの初めてじゃない!良かったね!」ギュッ

ほむら「は、はぁ…?」

まどか「あはは…」

ほむ母「あっ、ごめんなさいね、私はほむらちゃんのママです」

まどか「ど、どうも、はじめまして」

ほむ母「すごく可愛いじゃない、名前は何て言うの?」

ほむら「あ…!」

まどか「あ、えと、その…か、鹿目…ま…」

まどか「まどか…です」

ほむ母「まどかちゃんね!よろし…あら?」

ほむ母「まどか…?」

まどか「は、はい…」

ほむら「~!」

ほむ母「え?もしかして、ほむらちゃんが毎日毎日名前を呼んでた『まどか』って…」

ほむ母「あなた…なの?」

まどか「あ、え、えーと…」

ほむら「も、もうっ!お母さんは関係ないでしょ!」

ほむ母「関係あるわよ!娘の想い人なんだから!」

まどか「あぅ…」

ほむら「ぬぅぅぅぅぅ!お母さんのバカッ!!」

ほむ母「ばっ…!?」

ほむら「私、部屋に入るから!」ツカツカ

ほむ母「……」ションボリ

まどか「え、あ…」

ほむら「まどか、こっちにきて!」

まどか「う、うん…あの、お、おじゃまします…」

その頃

見滝原

仁美「キュゥべえさん、私…魔法少女になりたいんです!」

さやか「な、何言ってるのよ仁美!やめなって!」

マミ「私もお勧めはしないわ、魔法少女は死と隣り合わせよ…その場の勢いでなるものではないわ」

仁美「なら尚更です!さやかさんや巴さんが命懸けで戦っているのなら、私も戦います!」

さやか「だからやめなって!仁美は関係ないんだから!」

仁美「それです!」

さやか「えっ?」

仁美「『仁美は関係ない』…それも理由の一つです」

さやか「仁美…?」

仁美「…私、以前から、さやかさんやまどかさんとの間に距離を感じていましたの」

さやか「……」

仁美「それは、ちょうど暁美さんが転校して来た時からです」

仁美「それまでは、さやかさん、まどかさん、そして私」

仁美「三人一組でやってきたつもりでした」

仁美「だけど、さやかさんとまどかさんの二人だけの時間が増え」

仁美「私は避けられているように感じてきましたの…」

仁美「そしていつの間にか私がいた場所には暁美さん、巴さん、佐倉さんがいました…」

仁美「私…本当に寂しくて…」

仁美「上条くんに告白したのも、その寂しさを紛らわしたかったからなのかもしれません…」

さやか「…!」

仁美「でも、その上条くんはさやかさんの願いで元気になられた上に、さやかさんが上条くんに想いを寄せていたのも気づいていたのに…」

仁美「私は…何てことを……」

さやか「仁美……」

仁美「だから、私は償いたいんです!キュゥべえさん、私を魔法少女にしてください!!」

キュゥべえ「僕は構わないけど、本当にいいのかい?」

キュゥべえ「魔法少女になれば死と隣り合わせの毎日を送ることになるし」

キュゥべえ「魔力を使いきったり、絶望すれば魔女になってしまう」

キュゥべえ「言ってしまえば、魔法少女になると言うことは、火をつけたダイナマイトのようなものだ」

キュゥべえ「それに、君の素質ではせいぜいさやかと同程度の魔法少女にしかなれないよ」

キュゥべえ「しかも、もう宇宙の寿命はマミのあまりの可愛さによって、まどかが契約する以上にとんでもなく長くなったんだ」

キュゥべえ「だから、君が契約しても僕たちには特にメリットはないんだし、僕はお勧めはしないよ」

キュゥべえ「それでも魔法少女になるのかい?」

鹿目まどかの失恋【58】

仁美「あ、あの…その猫は?」

マミ「!?」

さやか「えっ?」

キュゥべえ「僕は猫じゃないよ、志筑仁美」

仁美「しゃ、喋った!?それに私の名前を!?」

さやか「もしかしてキュゥべえが見えるの!?」

仁美「は、はい」

マミ「素質があるのね」

さやか「いや!でも今までは見えてるような感じはしなかったですよ!」

仁美「??」

キュゥべえ「仁美は魔法少女や魔女の存在を知ってしまったからね」

キュゥべえ「その事によって魔法少女への素質が開花したんだと思うよ」

さやか「そんなことってあんの!?」

キュゥべえ「うん、さやかやほむらだってそのパターンだよ」

さやか「あたし!?」

キュゥべえ「さやか、君は魔女の結界に取り込まれた事と、魔法少女姿のほむらを見ていたことで開花したんだ」

キュゥべえ「逆にまどかみたいに最初から素質がとんでもない子もいるけどね」

さやか「な、なんか複雑な気分…」

マミ「私はどうなの?」

キュゥべえ「マミは人類で最高クラスだからね、何もかもがパーフェクトだから、もちろん素質なんて余裕だよ」

マミ「も、もうっ!キュゥべえまで何を言い出すのっ!」

仁美「………」

さやか「ん?どうしたの?」

仁美「…さやかさんは、魔法少女になって後悔していない…と仰いましたよね?」

さやか「え?うん、まぁねー…ま、ちょうど今がっかりしたばっかだけどさ」

仁美「………」

キュゥべえ「ああ、何でマミはこんなにも可愛いんだろう」

マミ「きゅ、キュゥべえ!」

仁美「あの、キュゥべえさん」

キュゥべえ「なんだい?今良いところなんだ」

仁美「私を魔法少女にしてください!!」

マミ「!?」

さやか「え!?」

その頃

真ほむホーム

ほむら「ここが私の実家よ」

まどか「う、うん…」

ほむら「緊張してるの?」

まどか「ちょっと、ね」

ほむら「引き返す?」

まどか「ううん!だ、大丈夫!」

ほむら「…そう、わかったわ」

ほむら「それじゃあ入るわね」

まどか「う、うん!」

ガチャッ

ほむら「ただ」

ほむ母「ほむらちゃん!!」タタタッ

ほむら「いま…!?」

ほむ母「もう!こんな遅くまでどこに行ってたの?ママ、すっごく心配したんだから!!」ダキッ

ほむら「あっ、ちょ、ママ…お母さん、離して!」

まどか「…」ポカーン

ほむ母「電話にもでないし、ママ心配で心配で…」

ほむら「こ、ごめんなさい、悪かったから離してってば!」

ほむ母「ほむらちゃんは前よりももっと美人さんになって帰ってきたんだから」

ほむ母「悪い男の子に何かされたりしたんじゃないかって本当に心配だったのよ?」

ほむら「心配しなくてもそんなことあり得ないわ!だから離してって言ってるでしょ!」

ほむ母「うぅ、やっぱりほむらちゃん性格まで変わっちゃったのね…」

ほむ母「前はあんなに大人しい子だったのに…」

ほむら「そっ、その話はしなくていいから!」

ほむ母「見た目や性格を変えるくらい、まどかって男の子が好きだったのね…?」

ほむら「ちょっ!?」

まどか「ふぇっ!?」

鹿目まどかの失恋【57】

数時間後

見滝原

仁美「……」

さやか「仁美、元気出しなって」

仁美「…はい……」

さやか「んー…」

マミ「仕方ないわ、誰だって突然、魔法少女だとか魔女だとか言われたら混乱するもの」

さやか「そりゃまぁそうですけど…あたしもそうだったし」

マミ「特に志筑さんは、親友の美樹さんが魔法少女になって、しかもその願いで…」

さやか「…」

仁美「…」

マミ「あっ、ごめんなさい…」

さやか「あーいや、違うんです、あたしは別に良いんですけど、確かに逆の立場だったらな…って考えて」

仁美「……私、上条くんとわかれ」

さやか「そんなこと言わないで!」

仁美「…!?」

さやか「仁美、本当にあたしは後悔なんてしてないんだってば」

仁美「ですが…」

さやか「そりゃ、恭介に片思いしてた時期もあったけどさ」

さやか「今になってわかったけど、あれ…勘違いだったんだなーってね」

仁美「…勘違い?私にはそうは見えませんでしたが…」

さやか「そりゃ、仁美があたしに明日恭介に告白するとか言ってた時は恭介のこと本当に好きだったよ」

さやか「それこそ、杏子やマミさん、ほむらのフォローがなかったら、自棄になって今ごろ魔女になってたと思う」

仁美「……」

さやか「でもみんなに励まされて、そして楽しそうな仁美と恭介を見て」

さやか「そしてあいつの演奏を聴いて…わかったの」

さやか「あたしは恭介のバイオリンを聴きたかった」

さやか「それが一番の気持ちだったんだなって」

さやか「それに、仁美なら安心してまかせられるしね!」

仁美「そんなことは…」

さやか「恭介のやつ、けっこう間抜けな部分もあるし、鈍感で音楽馬鹿じゃん」

さやか「それに対して、仁美は才色兼備、優しくて美人でさ」

さやか「誠に遺憾ながら、あのさやかちゃんを持ってすら叶わないんだもんなぁ、ちくしょー!」

仁美「さやかさん…」

さやか「ほら、まどかは可愛いけど、まだまだお子ちゃまだし?」

さやか「ほむらも才色兼備だけどヘタレバカだし」

さやか「杏子は……まぁ美人じゃないじゃん、カッコいいけど」

さやか「ほんと、仁美に対抗できるのってマミさんくらいよ、マジで」

マミ「えっ?私?」

仁美「そんな、ミス見滝原中の巴さんには到底敵いませんわ!」

マミ「えっ?えっ?いや、えっ?なにそれしらない?」

さやか「またまたとぼけちゃってー、ファンクラブまであるのにさ」

マミ「ファンクラブ?だれの?」

さやか「マミさんの」

マミ「へぇ!?」

仁美「見滝原中では一番有名な生徒ですよ?」

マミ「え?え?でも私、お友達あんまりいないし…」

マミ「滅多に話しかけられないのよ?話すことがあっても、遠慮がちになってり気がするし…」

マミ「避けられてるんだなって…私……」

仁美「それはきっと高嶺の華ですわ」

さやか「たしかに、マミさんはパーフェクトすぎるもんねぇ」

さやか「さやかちゃんが負けを認めるのは仁美とマミさんくらいですもん!」

マミ「うぅ、からかわないでよ…」

さやか「そう!そしてマミさんは意外と幼いところがある!萌えか!ギャップ萌えなのかぁー!」

マミ「も、もうっ!美樹さん!」
さやか「さらにこのボデーはけしからぁん!」グワシッ

マミ「ひゃわわっ?」

仁美「さやかさん…セクハラですわ」

さやか「マミさんはあたしの嫁になるのだぁー!」

マミ「た、助けてー!」

キュゥべえ「マミ!今助けるよ!」

仁美「!?」

キュゥべえ「とうっ!」ビシッ

さやか「ぐふっ!」

マミ「はぁはぁ…ありがとうキュゥべえ」

キュゥべえ「まったく、これだからさやかは」

仁美「!?」

鹿目まどかの失恋【56】

仁美「……」ポロポロ

さやか「そんなこんなであたしは今も魔法少女を…って仁美!?」

仁美「さやか…さん…」

さやか「えっ?」

仁美「さやかさぁんっ!!」ダキッ

杏子「!!」

さやか「ちょ?ちょちょっ、ひ、仁美!?」

仁美「さやかさん…ごめんなさい…ごめんなさい…」

さやか「え?な、なにが?」

仁美「さやかさんは私の命や上条くんの腕を助けてくれたのに」

仁美「それなのに私は何も知らないどころか、泥棒猫みたいな真似までしてしまって…」

さやか「…仁美」

仁美「ごめんなさい、謝って許して貰おうとは思っていません…でも、ごめんなさい」

さやか「顔あげなよ、仁美」

仁美「さやかさん…」

さやか「あたしはこれで良かったって思ってるよ」

さやか「あたしが魔法少女になることで、まどかも仁美も助けることができたし」

さやか「恭介もバイオリンをまた弾くことができるようになった」

さやか「それに、そのおかげで杏子やマミさんとも仲良くなれたんだもん」

杏子「さやか…」

さやか「だから、これで良かったんだよ」

仁美「でも…魔法少女は、さやかさんは…体が…その…」

さやか「…」

仁美「…後悔はしていないのですか?」

さやか「ううん、そんなことないよ…後悔なんて、あるわけない」

さやか「あたしは魔法少女になって良かったって、本当に思ってるんだからね!」

仁美「さやかさん…」

杏子「ま、そう言うことさ」

仁美「……」

杏子「だからそう自分を責めるなって、な?」

仁美「はい…」

マミ「こちらの方は大丈夫のようね」

さやか「マミさん!」

マミ「美樹さん、大丈夫?」

さやか「はい、お陰さまで!…本当にありがとうございました」

マミ「ふふ、間一髪。ってところだったものね」

杏子「ほむらはどうだった?」

マミ「鹿目さんと二人きりにしてきたわ」

マミ「これが最後、もう一度改めて二人の答えを待ちましょう」

マミ「その結果がどうなろうと、もう私は口出ししないわ」

杏子「そっか、そうだよな」

さやか「うん…あの二人に任せよう」

仁美「あっ!」

さやか「ん?どうしたの…あ!」
ほむら「みんな…」

杏子「よぉ」

仁美「暁美さん…」

マミ「答えは見つかった?」

ほむら「……いいえ」

さやか「っ…なら、どうすんのさ!」

まどか「まって、さやかちゃん!」

さやか「まどか…どうすんのよ」

ほむら「まどかを一晩、家に泊めるわ」

ほむら「そこで二人で考えてみる…」

マミ「そう、それが答えになるのね」

ほむら「ええ…」

マミ「わかったわ、ならもう遅いし、私たちは帰ることにするわ」

さやか「……」

ほむら「さやか…」

さやか「……なによ」

ほむら「本当に…ごめんなさい」

ほむら「嘘をついてしまって…あんなにあなたは頑張ってくれたのに…」

さやか「…いいよ、別に、あたしが勝手にやったことなんだし」

ほむら「……」

さやか「…この先どうなるかわかんないけどさ、もしあんたがまた見滝原に来たら」

さやか「その時は見滝原スペシャルジャンボパフェスペシャル奢って貰うから」

ほむら「…ふっ、財布と相談するわ」

さやか「うーんと奢らせるんだから覚悟しときなさいよね!」

ほむら「わかったわ」

さやか「あたしからは以上!」

ほむら「…ありがとう」

仁美「……」

ほむら「…志筑さんも、ありがとう」

仁美「いえ…私は何も言えません…」

仁美「…ただ」

ほむら「?」

仁美「暁美さんと一緒にいる時のまどかさんは、私やさやかさんでは叶わない程の嬉しそうな表情をいつもされていました」

仁美「だから…」

ほむら「……そうね」

仁美「私はこれ以上何も言えません…」

ほむら「ええ…」

杏子「よし、もう帰ろうぜ」

マミ「そうしましょう」

ほむら「杏子、巴さん…ありがとう」

杏子「今度ラーメン奢れよ」

マミ「また会いましょう」

ほむら「ええ…」
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