ほむか速報!まどマギ SS マギレコ まとめ【魔法少女まどか☆マギカ】

魔法少女まどか☆マギカのSS、フィギュアやグッズのレビュー、マギアレコードなどを主に取り扱っています。

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現在はマギアレコード(マギレコ)の感想なども行っています。

マミさんと杏子ちゃんシリーズ

マミさんと杏子ちゃん⑮

マミ「えーと…はい、どうぞ」

杏子「あ、ありがと、いただきまーす」

マミ「…」ジィー

杏子「もぐっ、うん、うめぇ!」

マミ「…」ジィー

杏子「やっぱマミの作るケーキはうまいな、生地がしっとりとしていて、それでいてべたつかない、すっきりとさた甘さだ」

マミ「…」ジィー

杏子「ここ…ってか、さっきからなんだよ」

マミ「え?」

杏子「さっきからずっとあたし見てんじゃんか…」

マミ「ふふ、何だか懐かしくてね」

杏子「懐かしいって、しょっちゅうこうやってマミんとこでケーキ食ってんだから懐かしいくはないだろ?」

マミ「でも、いつもは美樹さんもいるでしょ?だけど今日は美樹さんはいないもの」

マミ「だからこうして、佐倉さんがケーキを食べているところを見ていると、昔を思い出すの」

杏子「……そうかい」

マミ「あの頃はあの頃で、今とは違う楽しさがあったわよね」

杏子「……」

マミ「今は、佐倉さんや美樹さん、それになぎさちゃん…たまにだけど、暁美さんや鹿目さんも一緒にいてくれるわ」

マミ「でも昔は佐倉さんしかいなかったものね」

杏子「……」

マミ「佐倉さんがここに遊びに来てくれたり、逆に私が佐倉さんのお家に招待されたりして…」

マミ「あの時は楽しかったなぁ」

杏子「……でも、あたしの親父が発狂して全部変わっちまったんだ」

マミ「あっ…」

杏子「両親どころか、モモまで同時に失っちまって…あたしは一人になった」

マミ「佐倉さん…その、ごめんなさい」

杏子「……ま、一人なのはあんたも一緒だったんだけどな」

マミ「え?」

杏子「マミ」

マミ「…ま、まぁ、そう…だけど」

杏子「あの時、あたしは何もかもに絶望しかけて、自棄になってたんだ」

杏子「たしかにあたしは家族を失った、一人になった」

杏子「でも、マミはずっと側にいてくれたんだ」

杏子「なのにあたしは維持を貼って、あんたから離れていった…」

マミ「……」

杏子「そうして、さやかと出会って色々あって気がついたら今になってたんだ」

杏子「……あの時は悪かったよ、ごめん」

マミ「佐倉さん…ううん、私の方こそごめんなさい」

マミ「もっと私がしっかりしていれば、あなたを支えてあげることができたのに…」

杏子「いや、いいんだ」

マミ「佐倉さん…でも」

杏子「いや……あー腹減ったな」

マミ「え?今ケーキ食べたばっかりじゃ…」

杏子「腹減った、謝るくらいならなんか奢ってよ」

マミ「え?ええっ?ここはお互い悪かったね、で済ますところじゃないの?」

杏子「別にいいじゃん、昔もそうしてくれたんだしさぁ」

マミ「うー、もぉ仕方ないわね」

マミ「何処かお食事に行きましょう」

杏子「よっしゃ!」

マミ「まったくもぉ」

マミさんと杏子ちゃん⑭

杏子「はぁ…ったく、さやかのやつ何かんがえてんだか」

マミ「え、ええ」

杏子「ま、あいつの茶番に付き合う義務もないし、あたしは帰るよ」

マミ「えっ」

杏子「じゃあね」ヒラヒラ

マミ「ま、まって」パシッ

杏子「うん?」

マミ「せ、せっかくだし、たまには二人でお茶しない?」

杏子「え?でもあたし別に喉乾いてないし」

マミ「ケーキも用意してあるわ!」

杏子「え、マジ!なら食ってくぜ!」

マミ「ええ、それじゃあリビングで待っててね」

杏子「ああ、おじゃましまーす」

マミ「いらっしゃい」ニコニコ

杏子「んじゃ、待ってるぜ」

マミ「ええ、私は用意してくるわね」

杏子「んー、やっぱマミんちは広いなぁ」

杏子「てきとーにゴロゴロしとこ」

杏子「……」ゴロゴロ

杏子「そういや、こうやってすんの久々だよなぁ」

杏子「さやかんちだと、さやかが煩いし」

杏子「ここでも、やっぱさやかが煩いもんな」

杏子「って言うか、さやか抜きでマミんち来たのってマジで久し振りなんだな…」

杏子「あの頃はしょっちゅう来てたってのにさ」

杏子「………」

杏子「思えば、随分変わっちまったのかな、あたし」

杏子「それとも、マミが変わったのかな…?」

杏子「いや、マミは変わってない、今のマミとなぎさを見てると昔を思い出すもんな」

杏子「……別に後悔とかはしてないけど、なんかモヤモヤする」

杏子「……マミさん」ボソッ

マミ「なあに?」

杏子「うわぁぁぁぁっ!?」

マミ「きゃあ!?な、なに?」

杏子「い、いつからそこにいやがった!?」

マミ「え、お茶の用意ができたから持ってきたんだけど…」

杏子「っ…いるならいるってちゃんと言えよな!」

マミ「ええ…って言うか、ここ私のお家…」

杏子「あ…そ、それでもだ!」

マミ「わ、わかったわ」

杏子(うぅ…恥ずかしかった…聞かれたかな?)

マミ(なんで私怒られたんだろう??)

マミさんと杏子ちゃん⑬

杏子「おい、さやか!なんのつもりだ!」

さやか「あんたいい加減マミさんと仲直りさなっての!」

杏子「はぁ?別に今はもう喧嘩とかしてねぇよ!」

さやか「でもあんたら二人っきりとかになると絶体気まずくなってるでしょ?」

杏子「ぐっ…そ、そりゃそうかもしれないけどさ…」

さやか「それよそれ、だからこれを機会に昔みたいに仲良くできるようにしなさいって」

杏子「でも今更だし…って言うか、なんでさやかにそんなこと言われなきゃいけないのさ!?」

さやか「そりゃ杏子が大切だからよ」

杏子「へっ?」

さやか「あんたはある意味もうあたしの家族みたいなもんなんだしさ」

杏子「さ、さやか!?そ、それって…?」

さやか「ま、要するに喧しい妹ができたってわけですわ」

杏子「え?あ?…えっ?妹だと!?」

さやか「そうよ、あんたはあたしの妹みたいなもんなの」

杏子「ふっざけんな!なんであたしが妹なんだよ!妹なのはさやかじゃねーか!」

さやか「だって、あたしの方が背が高いもーん」

杏子「2cmくらいしかかわんねーだろー!」

杏子「それにあたしの方が魔法少女の先輩なんだぞ!」

さやか「実力は五分五分だからかんけーないし」

杏子「くっそ!」

さやか「と、さーて着いたわね」

杏子「うわ!マジで離せってば!」

さやか「逃げない逃げない」ピンポーン

マミ「はーい」

杏子「あ!」

マミ「あ」

さやか「どーも、さやかちゃん急便でーす」

マミ「えと…美樹さん、本当に佐倉さんを連れてきたのね」

さやか「はい」

杏子「おいさやか!マジでよけーなことすんなってば!」

さやか「うん、これ以上はしない」

マミ「これ以上?」

杏子「どういうことだおい…」

さやか「後はマミさんと杏子、二人で仲良くやってね」

さやか「あたしは帰るからさ」

さやか「あ、昔みたいにマミさんと杏子ちゃんってお互い呼べると良いね」

杏子「はぁ?ふ、ふざけんな!そんな呼び方もうしねーぞ!」

マミ「それは…ねぇ、流石にちょっと…」

さやか「まぁまぁ大丈夫ですって」

杏子「大丈夫じゃねー!」

マミ「えーと、とりあえず3人でお茶しない…?」

さやか「ダメです、あたしがいたらいつもと変わんないんですから」

さやか「それにお茶飲んでく宅配屋さんなんていないでしょ?」

マミ「た、たしかにそうね…」

杏子「いや納得すんなよ、こいつの言ってることめちゃくちゃだぞ」

さやか「まぁそう言うわけで…よっと」

杏子「うん?なんだそれ?」

マミ「消火器?」

さやか「それじゃ、後は二人仲良くねー」ボンッ

モクモク

杏子「うわっ?あいつ消火器噴射させやがった!?」

マミ「ちょ、ちょっと!近所迷惑になるわ!」

さやか「大丈夫大丈夫、そこら辺は魔法でどうにでもなりますからー」モクモク

杏子「おいっ!?」

マミ「もうっ…しかたないわ、リボンで」シュルルル

杏子「おっ…煙が晴れた、流石マミだな」

マミ「そ、そうかしら?」

杏子「にしても…おい、さやか!」

杏子「…っていねぇ、逃げやがったか」

マミ「まるで忍者ね…」

杏子「ああ…」

マミ「……」

杏子「……」

マミさんと杏子ちゃん⑫

マミ「佐倉さんと仲直り?」

さやか「はい!改めてちゃんと仲直りするんですよ!」

マミ「え、でも…」

さやか「だって二人は何処と無くぎこちないし!」

さやか「見てるこっちも歯痒いんですって!」

マミ「うーん…そんなこと言われても…」

さやか「マミさんがそんなんじゃ、何時までたってもこのままですよ!」

さやか「杏子は恥ずかしがり屋だから、マミさんが踏み切らないと!」

マミ「うぅぅ…」

さやか「マミさん!」

マミ「うう、わかったわよ、そこまで言うのなら…」

さやか「おっし!それじゃ、杏子を連れてくるからスタンバっててください!」タタッ

マミ「えっ?ちょっ、美樹さん!?」

マミ「行っちゃった…」

マミ「な、何だったのかしら一体…」

マミ「急に佐倉さんと仲直りしろだなんて言われても…」

マミ「はぁ、苦手なのよね、そう言うの…」

マミ「しょっちゅう喧嘩しては仲直りしてる美樹さんが羨ましく感じるわ」

マミ「………」

マミ「佐倉さん…かぁ」

マミ「昔は素直で可愛かったなぁ、まるで妹ができたように思えたもの」

マミ「でも佐倉さんはあの一件で家族を失って、性格も変わってしまったわ」

マミ「あの時、私が側で支えてあげられれば…」

マミ「……そのつけを、今から払える…のかな」

マミ「…美樹さんも張り切ってくれてるし、私自身も心残りがあったし」

マミ「この際だから、頑張ってみようかな」

マミ「佐倉さんとの仲直り」

一方

杏子「はぁ…」

仁美「あら、どうかなさいましたか?」

杏子「ん、いや…何か昨日から疲れが貯まっててさ」

仁美「何かなさいました?」

杏子「ほら、ほむらのヤツ今すっげぇ落ち込んでるじゃん」

杏子「だから励ましにいったんだけどさ…はぁ、疲れたんだよなぁ」

仁美「暁美さんは不思議な方ですものね」

杏子「まぁね、不思議なのは仁美もだけどさ」

仁美「はい?」

杏子「いや、何でもない」

さやか「見つけたー!」

杏子「ん?」

仁美「さやかさん」

さやか「仁美、ごめん!杏子は返してもらうから!」ヒョイ

杏子「わっ?お、おい!」

さやか「んじゃ!」

仁美「まあ!やっぱり杏子さんは、さやかさんのものなのですわー!」

杏子「仁美!?なにわけわかんねーこと言ってんだ!」

杏子「さやかも恥ずかしいからおろせって!」

さやか「とりあえずマミさん家いってからね!」

杏子「はぁ?待って?話が見えねーぞ!」

さやか「いいからいいから」

杏子「よくねーよ!」

さやか「どうせこうしないと、あんた逃げ出しちゃうし」

杏子「逃げないから下ろせってば!」

さやか「やーだ」

杏子「くっそ!さやかー!」

マミさんと杏子ちゃん⑪

マミ「くしゅん」

さやか「わわっ」

マミ「ご、ごめんなさい」

さやか「あ、いえ、風邪ですか?」

マミ「うーん、魔法少女だから大丈夫…と言うわけではないものね」

さやか「やっぱり魔法少女でも風邪引くんだ?」

マミ「ええ、それこそ昔佐倉さんが風邪で寝込んでしまった時があったの」

さやか「へー」

マミ「あの時は私が看病してあげたんだから」

さやか「なるほどなるほど」

マミ「懐かしいわね…思い出すなぁ」

マミ「昔の佐倉さんは可愛かったんだから、マミさんマミさんって」

さやか「ふ、ふーん」

マミ「ま、今ではさやかさやかー、だけどね」

さやか「べ、別にそんなわけじゃないですって!」

マミ「うふふ、ごめんなさいね」

さやか「まったく、マミさんと言い、仁美と言い、何であたしと杏子をくっつけたがるんだか」

マミ「さあ、何でかしらね?」

さやか「うー…マミさん意地悪になってません?まだなぎさのこと怒ってるんですか?」

マミ「ううん、違うの。何となく美樹さんと佐倉さんを見ていると、昔の自分と重なって見えるだけよ」

さやか「昔の…かぁ、ね、マミさん」

マミ「ん?」

さやか「昔は杏子と仲良かったのはわかったんですけど、今はどうなんです?」

マミ「え?」

さやか「ほら、今は二人でどうこうってのは無いじゃないですか」

マミ「佐倉さんと?」

さやか「はい」

マミ「えー…んー…そうねぇ、確かに佐倉さんとコンビを解散して…」

マミ「暫くは一人だったけど、美樹さんが仲間になってくれて」

マミ「一応、暁美さんも魔獣退治手伝ってくれて…」

マミ「なぎさちゃんも居てくれて、そしてキュゥべえもいてくれる」

マミ「だから、今の私は幸せよ…でも、佐倉さんとは確かにお互いに何となく仲直りした…のかしら?」

マミ「正直、なんだか記憶が曖昧なんだけどね…」

さやか「それはあの自称悪魔のせいだから気にしなくて良いですよ」

マミ「悪魔って、暁美さん?」

さやか「はい」

マミ「あの子、まだそんなこと言ってるのね、あんまり感心しないなぁ」

さやか「あれ?そうなんすか?てっきりマミさんはそっち側だと思ってたんですけど」

マミ「え?だってただ単に悪魔じゃ品がないじゃない」

さやか「あっ」

マミ「どうせなら、魔なるもの…とかの方がカッコいいと思うなぁ」

さやか「はー」

マミ「それよりも佐倉さんよ、あの子はどう思っているのかしら」

さやか「あいつマミさんのことは話だからないんですよね」

マミ「気になるわね…私も色々と謝りたいけど、今更恥ずかしいし…」

さやか「よし!そうと決まれば!」

マミ「美樹さん?」

さやか「マミさん!杏子とちゃんと仲直りしましょう!」

マミ「え?」
あけみふうふ!
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加賀見まさら✨粟根こころ💛マギレコとまさここが大好き!2023/6/9まさここ結婚おめでとう💙💛💙💛!まさここイラストやマギレココラも少々。ブログにて、まどマギ&マギレコのSS等もやってます。無断転載禁止!Pixiv→https://t.co/W1mmKUdOAt
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あん?
やーいやーいバカさやかのバーカ
は?
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