12月24日
さやルーム
さやか「ん…」パチ
さやか「あれ…いつの間にか眠ってたんだ…」
さやか「もう朝だけど…杏子は…」
さやか「…いない、かぁ」
さやか「あーあ、久しぶりのクリスマスだってのに、なーんの予定もないとかね」
さやか「去年はまどかと仁美と3人でパーティしたっけ」
さやか「あの頃が懐かしく感じる…まぁ、実際に一年以上経ってるんだけどね」
さやか「杏子のやつ、どこに行ったんだろ?」
さやか「マミさんちかな…マミさんクリスマスに予定入ってるって言ってたし」
さやか「あたしはどーしよ…なぎさもたぶん予定あるだろうし…」
さやか「はぁ、クリスマスに一人出掛けるのもあれだし、おとなしく家にいようかな」
さやか「クリスマスを一人で過ごすなんてなぁ…初めてだよ」
さやか「いやまあ今日はイブだけどさ、明日も一緒だろうし…」
さやか「そもそも、なんでクリスマスイブの今日の方ががどっちかと言うとクリスマスよりクリスマスっぽいんだろ」
さやか「……どうでもいっか」
さやか「まっ、ソウルジェムは濁ってないし、さやかちゃんも大人になったのだぁー」
さやか「……やることないし、二度寝しよ」
さやか「……zzz」
――か―――やか
さやか「ふぁ…?」
杏子「さやか、起きろ、さやかー!」
さやか「ん…?んぅ?きょうこ…?」
杏子「おっ、やっと起きた」
さやか「…?あれ、杏子…あんたマミさんちに行ってたんじゃないの…?」
杏子「はぁ?行くわけないじゃん」
さやか「でも、昨日は一日中いたでしょ」
杏子「それは今日の為だよ」
さやか「今日の?」
杏子「ま、見ればわかるって!早くキッチンに行こうぜ!」
さやか「わっ、わかったから引っ張んなっての!」
キッチン
さやか「……!?」
杏子「へへん、どうだい?」
さやか「え…これ、あんたが全部作ったの…?」
杏子「まーね、後は昨日の晩飯も作り直しといたけどさ」
さやか「えっ、いや、あたしの作ったやつなんて捨てとけば良かったのに」
杏子「せっかく、さやかが作ってくれたんだから、そんな粗末にできるわけないだろ?」
さやか「ま、まぁそうだけど…ありがと」
杏子「へへっ!」
さやか「にしても、ほんと凄いよこれ!本当に全部杏子が作ったの!?」
杏子「ああ、結構時間かかったけどね」
さやか「はー、まるでマミさんが作ったみたい…あっ!」
杏子「そう、マミに教わってたんだよ」
さやか「なるほど……なるほどね!なんだぁ、そうだったんだ!」
杏子「マミにとことん詰め込んで貰って、かなり丁寧なメモまでくれたからね」
杏子「あたしでも、時間かけりゃなんとかなるってもんよ!」
さやか「だから早起きしたんだ」
杏子「うん、結局出来たの昼過ぎなんだけどな」
さやか「げっ!もう昼だったんだ!」
杏子「すげぇぐっすり寝てるから、起こしにくかったぜ」
さやか「はは…なんか恥ずかしいや」
杏子「まっ、さやかの寝顔は可愛いから見てるだけであたしも満足したんだけどな!」
さやか「かっ、かわ…?ば、バカ!からかうんじゃないわよ!///」
杏子「え?別にからかってなんかないけど」
さやか「え?あ…ありがと///」
杏子「っし、んじゃさっそく食おうぜ!」
杏子「そして食ったら色々出掛けるんだ!」
さやか「良いけど、またゲーセン?」
杏子「いや、今日はちゃんと調べてんだ」
杏子「マミやほむらに色々教えてもらったんだよ」
さやか「あの二人に?」
杏子「ああ、まぁあの二人もまだデートしたことないらしいから、試行錯誤ってやつなんだけどさ」
さやか「はー…え?デート?」
杏子「うん、デート」
さやか「……」
杏子「でも、二人とも色々探してくれてさ、結構見滝原にもいいとこあるんだよなー」
さやか「ねえ、杏子」
杏子「ん?」
さやか「杏子って、デートするの?」
杏子「ああ」
さやか「誰と?」
杏子「そんなの、さやかとに決まってんじゃん」
さやか「…そっか、さやかってやつとデートするんだ…」
さやか「……えっ?」
杏子「えっ?」
さやか「き、杏子?あんたデートの意味わかって言ってんの!?」
杏子「バカにすんなよ、んなの好きなやつと楽しいことするやつに決まってんじゃんか」
さやか「あってる…って、え?す…!?///」
杏子「んなことより、早く食おうぜ」
さやか「は、はい///」
杏子「…?どうかしたのか?」
さやか「な、なんでもない…です///」
杏子「?変なさやか」
さやか「変なのは杏子の方だよ…///」
杏子「はぁ?ってか、さやか顔が赤いぞ?熱あんの?」スッ
さやか「あっ、あわわわ!そんなに顔近付けたら///」
杏子「ん…」ピト
さやか「///」
杏子「うーん、ちょっと熱いけど熱じゃないな」
さやか「うぅ…も、もうっ!早く食べるわよこのバカ!///」
杏子「えっ、うん」
さやか「もうっ!」
杏子「…?」
一方
マミホーム
なぎさ「やっぱりマミの作るチーズケーキは天下一品なのです!」
マミ「ふふ、ありがとう」
なぎさ「でも、こんなに美味しいケーキとマミを、なぎさが独り占めするのはちょっとみんなに悪いのです」
なぎさ「さやか達は呼ばなくても良かったのですか?」
マミ「みんなはそれぞれデートをしているの、だから私が邪魔をするのは申し訳なくってね」
なぎさ「そうなのですか?だったら、なぎさもマミとデートをするのです!」
マミ「えっ、もう、なぎさちゃんったら」
なぎさ「なぎさはチーズとマミが大好きなのです!」
マミ「ふふっ、ありがとう」
なぎさ「えへへ、なのです」
さらに一方
アメリカ
まどか「綺麗だね、ほむらちゃん」
ほむら「そうね…」ウルウル
まどか「あれ、ほむらちゃん感動してるの…?」
ほむら「え、ええ…本当に綺麗…」
まどか「うぇひひ!ほむらちゃんに喜んでもらえて良かった!」
ほむら「まどか…!」
円環の理
アルティメットまどか「こうして、クリスマスが過ぎていったのでした」
アルティメットまどか「みんな、この後ももっとクリスマスを楽しんだんだけど」
アルティメットまどか「それは、みんなには内緒だよ」
アルティメットまどか「その代わり、みんなにも良いクリスマスが過ごせるよう祈っているからね」
アルティメットまどか「みんな
が幸せなクリスマスを過ごせたら、それはとっても嬉しいなって」
アルティメットまどか「メリークリスマス」
おわり
さやルーム
さやか「ん…」パチ
さやか「あれ…いつの間にか眠ってたんだ…」
さやか「もう朝だけど…杏子は…」
さやか「…いない、かぁ」
さやか「あーあ、久しぶりのクリスマスだってのに、なーんの予定もないとかね」
さやか「去年はまどかと仁美と3人でパーティしたっけ」
さやか「あの頃が懐かしく感じる…まぁ、実際に一年以上経ってるんだけどね」
さやか「杏子のやつ、どこに行ったんだろ?」
さやか「マミさんちかな…マミさんクリスマスに予定入ってるって言ってたし」
さやか「あたしはどーしよ…なぎさもたぶん予定あるだろうし…」
さやか「はぁ、クリスマスに一人出掛けるのもあれだし、おとなしく家にいようかな」
さやか「クリスマスを一人で過ごすなんてなぁ…初めてだよ」
さやか「いやまあ今日はイブだけどさ、明日も一緒だろうし…」
さやか「そもそも、なんでクリスマスイブの今日の方ががどっちかと言うとクリスマスよりクリスマスっぽいんだろ」
さやか「……どうでもいっか」
さやか「まっ、ソウルジェムは濁ってないし、さやかちゃんも大人になったのだぁー」
さやか「……やることないし、二度寝しよ」
さやか「……zzz」
――か―――やか
さやか「ふぁ…?」
杏子「さやか、起きろ、さやかー!」
さやか「ん…?んぅ?きょうこ…?」
杏子「おっ、やっと起きた」
さやか「…?あれ、杏子…あんたマミさんちに行ってたんじゃないの…?」
杏子「はぁ?行くわけないじゃん」
さやか「でも、昨日は一日中いたでしょ」
杏子「それは今日の為だよ」
さやか「今日の?」
杏子「ま、見ればわかるって!早くキッチンに行こうぜ!」
さやか「わっ、わかったから引っ張んなっての!」
キッチン
さやか「……!?」
杏子「へへん、どうだい?」
さやか「え…これ、あんたが全部作ったの…?」
杏子「まーね、後は昨日の晩飯も作り直しといたけどさ」
さやか「えっ、いや、あたしの作ったやつなんて捨てとけば良かったのに」
杏子「せっかく、さやかが作ってくれたんだから、そんな粗末にできるわけないだろ?」
さやか「ま、まぁそうだけど…ありがと」
杏子「へへっ!」
さやか「にしても、ほんと凄いよこれ!本当に全部杏子が作ったの!?」
杏子「ああ、結構時間かかったけどね」
さやか「はー、まるでマミさんが作ったみたい…あっ!」
杏子「そう、マミに教わってたんだよ」
さやか「なるほど……なるほどね!なんだぁ、そうだったんだ!」
杏子「マミにとことん詰め込んで貰って、かなり丁寧なメモまでくれたからね」
杏子「あたしでも、時間かけりゃなんとかなるってもんよ!」
さやか「だから早起きしたんだ」
杏子「うん、結局出来たの昼過ぎなんだけどな」
さやか「げっ!もう昼だったんだ!」
杏子「すげぇぐっすり寝てるから、起こしにくかったぜ」
さやか「はは…なんか恥ずかしいや」
杏子「まっ、さやかの寝顔は可愛いから見てるだけであたしも満足したんだけどな!」
さやか「かっ、かわ…?ば、バカ!からかうんじゃないわよ!///」
杏子「え?別にからかってなんかないけど」
さやか「え?あ…ありがと///」
杏子「っし、んじゃさっそく食おうぜ!」
杏子「そして食ったら色々出掛けるんだ!」
さやか「良いけど、またゲーセン?」
杏子「いや、今日はちゃんと調べてんだ」
杏子「マミやほむらに色々教えてもらったんだよ」
さやか「あの二人に?」
杏子「ああ、まぁあの二人もまだデートしたことないらしいから、試行錯誤ってやつなんだけどさ」
さやか「はー…え?デート?」
杏子「うん、デート」
さやか「……」
杏子「でも、二人とも色々探してくれてさ、結構見滝原にもいいとこあるんだよなー」
さやか「ねえ、杏子」
杏子「ん?」
さやか「杏子って、デートするの?」
杏子「ああ」
さやか「誰と?」
杏子「そんなの、さやかとに決まってんじゃん」
さやか「…そっか、さやかってやつとデートするんだ…」
さやか「……えっ?」
杏子「えっ?」
さやか「き、杏子?あんたデートの意味わかって言ってんの!?」
杏子「バカにすんなよ、んなの好きなやつと楽しいことするやつに決まってんじゃんか」
さやか「あってる…って、え?す…!?///」
杏子「んなことより、早く食おうぜ」
さやか「は、はい///」
杏子「…?どうかしたのか?」
さやか「な、なんでもない…です///」
杏子「?変なさやか」
さやか「変なのは杏子の方だよ…///」
杏子「はぁ?ってか、さやか顔が赤いぞ?熱あんの?」スッ
さやか「あっ、あわわわ!そんなに顔近付けたら///」
杏子「ん…」ピト
さやか「///」
杏子「うーん、ちょっと熱いけど熱じゃないな」
さやか「うぅ…も、もうっ!早く食べるわよこのバカ!///」
杏子「えっ、うん」
さやか「もうっ!」
杏子「…?」
一方
マミホーム
なぎさ「やっぱりマミの作るチーズケーキは天下一品なのです!」
マミ「ふふ、ありがとう」
なぎさ「でも、こんなに美味しいケーキとマミを、なぎさが独り占めするのはちょっとみんなに悪いのです」
なぎさ「さやか達は呼ばなくても良かったのですか?」
マミ「みんなはそれぞれデートをしているの、だから私が邪魔をするのは申し訳なくってね」
なぎさ「そうなのですか?だったら、なぎさもマミとデートをするのです!」
マミ「えっ、もう、なぎさちゃんったら」
なぎさ「なぎさはチーズとマミが大好きなのです!」
マミ「ふふっ、ありがとう」
なぎさ「えへへ、なのです」
さらに一方
アメリカ
まどか「綺麗だね、ほむらちゃん」
ほむら「そうね…」ウルウル
まどか「あれ、ほむらちゃん感動してるの…?」
ほむら「え、ええ…本当に綺麗…」
まどか「うぇひひ!ほむらちゃんに喜んでもらえて良かった!」
ほむら「まどか…!」
円環の理
アルティメットまどか「こうして、クリスマスが過ぎていったのでした」
アルティメットまどか「みんな、この後ももっとクリスマスを楽しんだんだけど」
アルティメットまどか「それは、みんなには内緒だよ」
アルティメットまどか「その代わり、みんなにも良いクリスマスが過ごせるよう祈っているからね」
アルティメットまどか「みんな
が幸せなクリスマスを過ごせたら、それはとっても嬉しいなって」
アルティメットまどか「メリークリスマス」
おわり