ほむか速報!まどマギ SS マギレコ まとめ【魔法少女まどか☆マギカ】

魔法少女まどか☆マギカのSS、フィギュアやグッズのレビュー、マギアレコードなどを主に取り扱っています。

魔法少女まどか☆マギカの自作SSや、ねんどろいど、キューポッシュをメインにしたフィギュアやグッズのレビューがメインのブログです。
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魔法少女ゆかり☆マギカ 永遠の物語

魔法少女ゆかり☆マギカ 永遠の物語【212】

杏子「…なぁ、なんでそんなにキレてんだよ」

杏子「別にあんたそんなキャラじゃなかっただろ?」

さやか「ぐぅぅぅー!」

杏子「……まあ、それじゃ話したくても話せないよな、口は使えるようにしてやるよ」

さやか「ぷばっ!…はぁっ…はぁっ…」

杏子「それで話せるだろ?」

さやか「よくも…よくも…!」

杏子「おいおい、そんなに睨むなって。可愛い顔が台無しじゃん」

さやか「!?……」

杏子(可愛いに反応した…やっぱり他の感情がないわけじゃないみたいだね)

杏子(やっぱ怒りだけが膨れ上がってんのか…?)

杏子「とにかく落ち着きなよ、別にあたしはあんたをどうこうしようって訳じゃないんだしさ」

さやか「許さない…許さない…」

杏子「許さないって、誰をさ」

さやか「仁美…!!」

杏子「仁美ってあんたの親友じゃなかった?」

さやか「親友だけど…でもそんなの関係ない…そんなの関係ない!!」

杏子「関係あるだろ、ってか仁美に何されたのさ?」

さやか「騙された!バカにされてた!!」

杏子「騙す?あいつがそんなことするようには見えないけど」

さやか「騙された!騙された!」

杏子「ならどう騙されたんだよ」

さやか「恭介があたしを好きになったのは仁美の願いのせいだった!」

杏子「え?」

杏子(恭介…あの坊やが?どう見てもさやかのこと好きそうだったけど…)

杏子(それが魔法少女になる代わりに仁美が願ったから…って言うのか?)

杏子(そんなわけないと思うけど…)

一方

あずき「くそっ!どこにいるんだ…!」

あずき(大体あいつは神出鬼没でどこにでも現れるけど)

あずき(逆に言えばどこにでも逃げられるってことなんじゃない?)

あずき(だったら…そうだ、お母さんのところに行けば現れるかも!)

あずき「たしか…こっち!」



杏子「……」

さやか「仁美…許さない…絶対に…」

杏子(さっきよりかはかなり大人しくなったけど、仁美にかなりキレてることは間違いないよな…)

杏子(普通二人を付き合わせる為に契約なんてするか?)

杏子(でも…確かに考えてみれば、あいつはいつもさやかさやか言ってたよな…)

杏子(さやかに対して過保護すぎるとは思ってたけど、まさか魔法少女になった理由もさやかの為…?)

杏子(あのお嬢様がねぇ…何で魔法少女になんかなっちまったんだか)

杏子(魔法少女なんかならなくても二人とも幸せだったはずなのにさ)

杏子(魔法少女なんて、あたし一人で十分…ん?)

杏子(…そもそも、この数年間見滝原と風見野の魔法少女はあたしとゆま、そしてマミくらいだった)

杏子(他に魔法少女が増える様子も全然なさそうだったし、マミに至ってはかなりキュゥべえから過保護されてたよな)

杏子(だけどここ最近は…さやか、仁美、あずき、ゆかり)

杏子(一気に魔法少女が増えた)

杏子(それにたしかほむらって転校生の魔法少女もマミのとこにいるんだよな…)

杏子(……明らかにおかしい)

杏子(何が起きるんだ…?)

杏子(……まずはさやかだ、さやかをなんとかしなきゃね)

魔法少女ゆかり☆マギカ 永遠の物語【211】

その頃

さやか「あぁぁぁぁぁぁあああ!!!」

杏子「っ…おいおい、いい加減諦めなって。そう簡単にそれは解けないっての」

杏子(また暴れだしやがった)

杏子(なんてバカ力なのさ…かなり魔力を込めて拘束してるのにさ…)

さやか「ふーっ!ふーっ!」

杏子(口元も塞いでるから喋れないのはわかってんだけど…酷いな)

杏子(理性なんてまるで残ってないみたいじゃんか…マジでどうなってんだ?)

杏子(いったいどんな感情で……)

杏子(……感情?)

杏子「………」

さやか「があぁぁぁぁ!!!」

杏子(今のさやかからは尋常じゃない怒りしか感じない…)

杏子(怒り…恨み…それがやばいくらいこっちにも伝わってくる)

杏子(たしか仁美が許せないとか言ってたっけ…)

杏子(仁美への恨みがめちゃくちゃ噴火してるんだよな…)

杏子(でもなんで…仁美がさやかをあそこまで怒らせるなんて思えねぇ)

杏子(あいつはさやかの為に自分を犠牲にしてる印象しかない…)

杏子(それが気にくわないのか?いやそれは考えにくい…)

杏子(そもそも、人ってあそこまで怒り狂えるのか?)

杏子(さやかだって大人しくしてれば普通に…いや、普通よりもずっと可愛いと思う…)

杏子(…って何考えてんだあたし!)

杏子(とにかく、今のさやかは普通じゃないなんてもんじゃねぇ…)

杏子(さやかの中にいるもう一人のさやかだとしても、あそこまでじゃなかった)

杏子(今のさやかは怒りに支配されてるとしか…)

杏子(……支配…)

杏子(………)

杏子(…たしかキュゥべえのやつが何か持ってたって言ってたよな)

杏子(まさかそれでさやかを支配してるんじゃ…)

杏子(でもどうやって?)

杏子(……落ち着け、冷静に考えるんだ)

杏子(今のさやかはとにかく尋常じゃない怒りで暴走してる)

杏子(元々さやかはキレたときにあり得ないくらいの爆発力を引き出して、別の人格みたいなのが出てきてた)

杏子(ってことは、今のさやかはその別の人格のさやかで間違いない)

杏子(しかもその別の人格のさやかが更に暴走してんだよな…)

杏子(その暴走の原因は仁美への怒り…?)

杏子(でもさやかがここまで仁美にキレるとか考えられねぇ)

杏子(別人格のさやかだとしてもだ)

杏子(だから、今のさやかは何かの力で無理矢理キレさせられてるんじゃないか?)

杏子(そしてその何かの力…それがキュゥべえが持ってた装置なら…)

杏子(一応辻褄はあう…)

杏子(その装置が感情を増大させてるんだとしたら…)

杏子「……」

さやか「あぁぁぁぁ!!!」

杏子「くっ…」

杏子(もしあたしの考えが合ってたとしてもどうすりゃいいのさ…)

杏子(この状態のさやかを置いてキュゥべえを探すなんてできないって…)

杏子(少しでも魔力を緩めたら拘束が解かれるだろうし…)

杏子(あずきがキュゥべえを探してるはず…そっちは任せるしかないよな)

杏子(ならあたしは…さやかを落ち着かせれば良いのか…?)

杏子(だけど、どうやったら落ち着くんだよ…全然わかんねぇ…)

杏子(落ち着かせる方法…落ち着かせる方法…)

杏子(あたしはどうしてる?ムカついた時何してるっけ…)

杏子(ムカついた時は……ゆま連れてラーメン食いに行く…よな?)

杏子(とりあえず腹が膨れれば気持ちも収まるって言うか…)

杏子(うーん…)

杏子「……食うかい?」

さやか「!?」

杏子(お?なんか驚いてる)

杏子(まさかあたしがお菓子出すとは思わなかっただろうしね)

杏子(これならもしかして…)

さやか「があぁぁぁぁ!!!」

杏子(…そりゃ無理だよな)

魔法少女ゆかり☆マギカ 永遠の物語【210】

マミマンション

仁美「すぅ…すぅ…」

あずき「よかった、なんともなさそう…」

ほむら「今にも絶望しそうだったから…本当に良かった」

マミ「ゆかりちゃんが助けてくれたんだよね?いったいどうやって…」

あずき(たぶん円環の理の力…)

ほむら(あの時確かに鹿目さんに見えたけど…どういうことなんだろう?)

マミ「…何はともあれみんな無事で良かったわ、とりあえずゆかりちゃんはこのまま安静にしておかないとね」

ゆかり「……」

あずき「ゆかり…」

あずき(この寝顔はやっぱり…)

あずき「…」チラッ

ほむら「大丈夫かな…」

あずき(…うん、間違いない…なのにさっきのはどういうことなんだ?)

あずき(あたしの中にお母さんはいないし、ゆかりの中にまどかさんがいるなんて考えられない)

あずき(そもそも、二人とも親子として一緒にいたんだ、あり得ないにきまってる…)

あずき(…あたしが知らないことが、ゆかりにはあるってわけ?)

あずき(あたしどころか、お母さんやマミさんも知らないことが…?)

マミ「それにしても、あずきちゃんが助けに来てくれて本当に助かったわ…」

ほむら「は、はい…危ないところでした…」

あずき「ああ…あたしはキュゥべえを追いかけてたんだけど」

あずき「その最中に魔力を感じたからね、間に合って良かったよ」

あずき「またキュゥべえのやつを探さなきゃな」

マミ「……キュゥべえ…」

ほむら「あ、あの…美樹さんは大丈夫なんですか?」

あずき「…お…杏子が今拘束してくれてるから、危害はないと思う」

マミ「美樹さん…いったいどうしちゃったの?」

マミ「美樹さんはもう大丈夫だと思ったのに…たった一日でこんな…」

あずき「キュゥべえのやつが妙な装置を持ってたんだ」

あずき「ひょっとしたら操られてるのかもしれない…」

マミ「そ、そんな!?」

ほむら「美樹さんがキュゥべえに操られてる…?そんなことできるんでしょうか…」

あずき「あたしも聞いたことないよ、未来でもキュゥべえに操られた魔法少女がいたなんて…ん?」

あずき「いや…もしかしたら…」

マミ「何かあったの?」

あずき「……一度、まどかさんがキュゥべえに支配されかけたことなら…」

あずき「あの時はほむらさんがなんとかしてくれたんだけど…」

ほむら「え?」

あずき「ああ、いや、なんでも…」

ほむら「……」

ほむら(未来のわたし…鹿目さんも守ったんだ)

ほむら(良かった…ちょっと嬉しい)

あずき(まさかキュゥべえ…魔法少女を支配できるようになった?)

あずき(あたしの正体も知ってたし…いったい何を企んでるんだ?)

あずき(……このままじゃまずい気がする)

あずき「二人のこと任せた!あたしはキュゥべえを探してくる!」

マミ「え、でもあずきちゃんもかなり消耗してるんじゃ…」

あずき「あたしはゆかりに回復してもらったし大丈夫!じゃあ!」

マミ「あっ!」

ほむら「行っちゃいました…」

マミ「…ひとまずわたし達は二人の様子を見ましょう」

ほむら「そうですね…」

マミ「学校ももうすぐ終わるだろうし、鹿目さんも来ると思う…」

ほむら「鹿目さん…」

マミ(わたし、なにかできないのかな…)

魔法少女ゆかり☆マギカ 永遠の物語【209】

あずき「違う…あたしは…あずき……っ!!」

ほむら「あ、あずきさん…?」

あずき「美樹あずきなんだっ!!」

マミ「だ、大丈夫?」

あずき「すぅー…」

あずき「んっ!」バチンッ

マミ「な、なんで自分を叩くの?」

あずき「ふー…目が覚めたわ、今のあたしはおかしかったよ」

あずき(…やっぱりあたしの中に…眠ってるんだ)

あずき(…だけど!)

ほむら「…?」

影の魔女「……」ボロボロ

あずき「っ…これ、あたしがやったんだよね…」

あずき(無我夢中だったとはいえ、こんなのって…)

あずき「……」

あずき(魔女…とは言え、元は魔法少女…)

あずき(やっぱり抵抗はある…でも)

あずき「…ごめん」チャキッ

影の魔女「……」

あずき「……く…」

あずき(さっきは我を忘れて滅茶苦茶にしたのに)

あずき(今度は魔女にトドメをさすのを躊躇するなんて…)

あずき(あたし…なんでこんなに中途半端なんだよ…)

マミ「あずきちゃん…」

マミ(あずきちゃんはまだ魔女を倒したことがなかったはず…)

マミ(それに魔女が魔法少女のなれの果てだって知ってるから、きっと躊躇してるんだ…)

マミ(……わたしはお菓子の魔女を…百江なぎさちゃんを助けられなかった…)

マミ(魔女…魔法少女…結局どうすれば…)

ほむら「……」

影の魔女「……」

あずき「…やるしか…ないんでしょ!?」

あずき「くっそー!」

「大丈夫だよ」

ヒュンッ

影の魔女「!?」サクッ

あずき「矢…?ゆかり!?」

ゆかり?「……」

あずき「えっ?」

あずき(まどか…さん…?)

ゆかり?「もういい、もういいんだよ。後はゆっくり眠って…」

影の魔女「……」シュゥゥゥ

マミ「魔女が…」

ほむら「消えていく…」

ゆかり?「……ふぅ」

あずき「……!」

あずき(いや…ゆかりで間違いないはず…でもこれって…)

あずき(見た目も声もゆかりなのに、何故かまどかさんに見える…)

あずき(……!!)

あずき(まさか…!?いや、でもそんなはずは…)

あずき(だって、ゆかりはほむらさんの…)

マミ「ゆ、ゆかりちゃん…今のはいったい…?」

ゆかり?「救済の弓矢…今はそれだけ伝えておきます」

マミ「ゆかりちゃん?」

ゆかり?「それよりも…あずきちゃん」

あずき「……ゆかり」

ゆかり?「あずきちゃんのソウルジェム、すごく濁ってるよ」

あずき「!」

あずき(ほんとだ…いつの間に…)

マミ「ぐ、グリーフシードは今の魔女から落ちなかったから…」

ゆかり?「うん、でも大丈夫。私が浄化してあげるね」ポワァァ

あずき「んっ…あ、穢れがなくなった?」

ゆかり?「……うっ」クラッ

マミ「ゆかりちゃん!大丈夫?」

ゆかり?「はぁ…はぁ…」

あずき「ゆかり!?」

ゆかり?「私は大丈夫…でもまだこの力はうまく制御できてないみたい…」

ほむら「あ、あの…今のは?」

ゆかり?「…私には魔法少女と魔女を助ける力が…」

ゆかり?「でも…まだ……」クラッ

ゆかり?「……」パタン

あずき「お、おい!ゆかり!」

ほむら「ゆかりさんっ!」

マミ「は、早く部屋に運ばないと!」

あずき「…ゆかり……」

あずき(…間違いなく今のは円環の理の力…)

あずき(円環の理だったまどかさんの娘とは言え、ゆかりにそんな力があったなんて聞いたことない…)

あずき(お母さんやマミさんだってそんなことは言ってなかったはず…)

あずき(だって、あたしとゆかりは……)

あずき(………)

あずき(…さっき、ゆかりの姿の上からまどかさんが見えたのは気のせいじゃなかったとしたら…)

あずき(まさか……ほむらさんじゃなくて、本当にまどかさんの…?)

あずき(いや…そんなはずない…でもこれは…)

マミ「あずきちゃん!」

あずき「……」

マミ「あずきちゃん!大丈夫?しっかりして!」

あずき「あっ、ま…マミさん」

マミ「大丈夫?」

あずき「はい、あたしはもう大丈夫…ちょっと考え事してて」

マミ「よかった…ゆかりちゃんを一緒に運んで欲しいの」

マミ「わたしのリボンで担架を作るから…」

あずき「あたしが抱っこしますよ、よっと」

ほむら「お姫様だっこ…!」

マミ「え、で、でも…」

あずき「ゆかりは軽いし、昔からよくやってるんで大丈夫です」

マミ「そう?ならお願いね…そうだ!志筑さんは大丈夫なのかしら?」

あずき「え?まだ傷が治ってないんですか?」

マミ「ち、違うの!魔女の口づけに魅了されてたから…」

あずき「!」

マミ「魔女は倒したから大丈夫だとは思うけど…」

あずき(仁美…)

魔法少女ゆかり☆マギカ 永遠の物語【208】

マミ「う…?」

影の魔女「!!」ザシュザシュ

あずき「いいからもうすっこんでなよ」

ほむら「あずきさん!」

あずき「後はあたしがやるからさ!」

あずき「はぁぁぁっ!」ダッ

マミ「あずきちゃん!来てくれたんだ…」

影の魔女「ξККροКФ!!」

あずき「あたってたまるか!」

あずき(あたしはこんなとこで立ち止まるわけにはいかないんだ)

あずき(もっと強くならないと!)

あずき「はぁっ!!」ズバッ

影の魔女「!!」ザシュッ

マミ「真っ二つに切り裂いたわ!」

ほむら「あっ…でも!」

影の魔女「∽†ΑΛηВЛКЭжжз!」

あずき「!」

ほむら「再生した…」

あずき「ちっ!」ブンッ

スカッ

あずき「!?」

マミ「あの魔女…体を自由に作り替えられるの!?」

あずき「くそっ!だったら!」ガキン

あずき「おぉぉぉぉぉっ!」ブンブンブンブン

あずき「アンビデクストラス・ハルバート!!」ズシャァァッ

影の魔女「!!!!」ザクザク

ほむら「す、すごい…」

ほむら(武器を合体させて振り回したら、そこから光線みたいなものがでた!)

あずき「ま、回転斬りみたいなもんだけどね、マミさんから教えてもらったんだ」

影の魔女「……」

あずき「よし、これでトドメを…」

影の魔女「!!」シュルルル

あずき「なっ!?」

ほむら「あっ!?」

あずき「し、しまった…!?」ギチギチ

マミ「さ、さっきのわたたしの拘束魔法を真似されたの!?」

あずき「ぐ…ぅ…」

あずき(ダメ…力が入らない…)

影の魔女「εοАЮзжыъщ!!」ググググ

あずき「ああああああ!!!」

ほむら「あずきさんっ!」

マミ「こ、このままじゃ…」

マミ(絞め殺されちゃう…!)

ほむら「な、なんとかしてほどかなきゃ!」

マミ「わ、わたしのリボンで…!」シュルルル

影の魔女「!!」スパスパッ

マミ「あっ!リボンが…」

ほむら「わ、わたしの武器じゃあずきさんに当たっちゃう…」

あずき「く…うぅぅぅ!!」

あずき(こんなはずじゃ…こんなはずじゃ!)

あずき(息がうまくできない…)

あずき(う…意識が…もう霞んできた…)

あずき(あたし…こんなとこであっさり終わっちゃうの…?)

あずき(あたし…なんのためにここに来たの…?)

あずき(あたし…なんのために…)

あずき(あたしは…あたしは…)

あずき(………)

痛みなんて消しちゃえばいいんだ

あずき「!!!」ググググ

影の魔女「!?」

あずき「はぁぁぁぁぁぁ!!」ググググッッ

マミ「だ、ダメよ!そんなに無理矢理体を動かしたら!」

ほむら「体への負担が…!」

あずき「うわぁぁぁっ!!!」

影の魔女「!?!?」

マミ「力ずくで振りほどいた…」

あずき「はぁっ!はぁっ!」ヨロッ

ほむら「あ、あずきさん!大丈夫ですか?」

マミ「今のうちにいったん引こう?」

あずき「………」

あずき(あたしはこんなとこで立ち止まるわけにはいかない…こんなとこで…)

あずき(だってあたしは…あたしは…)

マミ「あずきちゃん!」

ほむら「あずきさん!」

あずき「邪魔しないで…一人でやれる…」

マミ「えっ?」

ほむら「あずきさん…?」

ほむら(今のあずきさん…どこかで…?)

あずき「うわぁぁぁぁぁ!!」ザシュッザシュッ

影の魔女「!?!?」

マミ「わ…わ…」

ほむら「っ……」

ほむら(わたしと巴さんはただただ呆然と眺めることしかできませんでした)

ほむら(あずきさんは何かに取り付かれたみたいにひたすら魔女を斬りつけていて)

ほむら(その光景は…たぶん、わたしはもう知ってるんだと思います)

ほむら(今のあずきさんは…まるであの時の…)

ほむら「美樹…さん…」

マミ「え?」

あずき「!!」
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