マミ「年もあけたし、みんなで初詣に行きましょう!」
ほむら(そう巴マミがしつこく言うから、しぶしぶ初詣に来たのだけど)
ほむら(まどかを救う…その最大の願いを叶えることのできなかった私に)
ほむら(初詣なんてあまりにも興味がないもの…だわ)
ほむら(私には叶えたい願いもなにもない)
ほむら(まどかが円環の理になってしまっい…世界も変わってしまった)
ほむら(まどかも…あの子がいた形跡も記憶も記録も何もない)
ほむら(そんな世界なんて…私は…)
杏子「なあ、なんて神社に行くんだ?」
さやか「えーと、鹿目神社ってとこらしいよ」
ほむら「え?」
杏子「ふーん?あたしそう言うの全然詳しくないけど、有名なの?」
さやか「ううん、見滝原の中でもかなりマイナーな神社っぽいよ」
杏子「じゃあ何でそんなところに行くのさ?」
マミ「鹿目神社は実は魔法少女用の神社なのよ」
杏子「魔法少女用?んなもんあんの?」
マミ「伝承によれば、昔から鹿目神社には魔法少女の願いをもう一回叶えてくれるって噂があるの」
杏子「そんな都合のいいことなんてあるか?」
さやか「たしかにねー」
マミ「ええ、実際に二回も願いを叶えた魔法少女はいないみたいだわ」
マミ「もちろん、一般人なら尚更よ…だから人知れずひっそりとした神社になってるのだと思うわ」
さやか「そんなにひっそりとしてても管理者とかいるのかな?」
マミ「それがいないみたいなのよね…でも不思議と老朽化もしないで綺麗なままみたいね」
マミ「一説によると、昔から白髪の小さな女の子が掃除したりしているらしいわ」
さやか「巫女さん?」
マミ「さあ…?」
杏子「なんだそりゃ?オカルトじゃねーか」
さやか「よくわかんないけど魔法の力って感じ?」
マミ「そうかもね」
ほむら(かなめ神社…かなめって鹿目…なの?)
ほむら(魔法少女の伝承に鹿目…)
ほむら(まさか…まどか…?)
ほむら(まどかは過去にも未来にも円環の理として存在しているはず)
ほむら(まさか過去の魔法少女がまどかを祭り上げたのかしら…?)
杏子「ところでさ、何でマミは今年になってそこに行こうと思ったのさ」
杏子「こいつらはともかく、あたしらは魔法少女になって初めての正月でもないじゃん」
マミ「それなんだけどね、実は暁美さんを見て初詣に行きたいと思ったのよ」
ほむら「え?」
さやか「ほむらに何かあるんですか?」
マミ「なんでも、鹿目神社の伝承にはある噂があるの」
杏子「どんな?」
ほむら「?」
マミ「誰が言い出したのかはわからないけどね、鹿目神社で二個目の願いを叶えるにはある魔法少女が必用って噂があるのよ」
マミ「その魔法少女って言うのがね」
マミ「綺麗な黒髪ロングで」
マミ「みつあみおさげも似合いそうで」
マミ「綺麗とも可愛いとも言える美少女で」
マミ「メガネも似合いそうで」
マミ「そんな美少女が着物姿で初詣に来ると」
マミ「願いが叶う…と言われているの」
ほむら「は?」
さやか「なるほど、それならほむらに当てはまるね」
ほむら「いや、ちょっと」
杏子「よくわかんねーけど、祭られてる神様の好みがほむらってことか?」
マミ「たぶんね、暁美さんを見たときピンと来たわ」
ほむら「は、はぁ…?私なんて別に可愛くないし綺麗でもないし」
ほむら「メガネやおさげなんてもうするつもりもないし」
ほむら「髪だってこの中で一番ありきたりな感じでしょ?」
さやか「はいはいご謙遜どーもどーも」
ほむら「は?」
杏子「ほむらが言っても説得力ないっての」
ほむら「なんで?」
マミ「とにかく暁美さんは条件を満たしてるし、ちょうど見滝原にその神社はあるんだから」
マミ「行ってみてもいいな、って思ったのよ」
ほむら「あなたねぇ…」
さやか「まあいいじゃん、もしかしたらもう一度願いが叶うかもしれないんだしさ」
杏子「そうだよな、あたしなんてかすりもしてねーぞ」
さやか「そんなことないと思うけど、まぁほむらよね」
マミ「そして何よりも暁美さんはいつも元気がないから、もう1つ願いが叶う可能性があるなら」
マミ「連れていきたい、って言うのが一番の理由よ」
ほむら「そんなこと言われても…」
マミ「もう少しでつくわ、せっかくなんだし何か叶えたい願いを考えておくと良いわよ」
ほむら「……無理よ」
ほむら(だって私の願いはもう二度と叶わないのだから…)
ほむら(そう巴マミがしつこく言うから、しぶしぶ初詣に来たのだけど)
ほむら(まどかを救う…その最大の願いを叶えることのできなかった私に)
ほむら(初詣なんてあまりにも興味がないもの…だわ)
ほむら(私には叶えたい願いもなにもない)
ほむら(まどかが円環の理になってしまっい…世界も変わってしまった)
ほむら(まどかも…あの子がいた形跡も記憶も記録も何もない)
ほむら(そんな世界なんて…私は…)
杏子「なあ、なんて神社に行くんだ?」
さやか「えーと、鹿目神社ってとこらしいよ」
ほむら「え?」
杏子「ふーん?あたしそう言うの全然詳しくないけど、有名なの?」
さやか「ううん、見滝原の中でもかなりマイナーな神社っぽいよ」
杏子「じゃあ何でそんなところに行くのさ?」
マミ「鹿目神社は実は魔法少女用の神社なのよ」
杏子「魔法少女用?んなもんあんの?」
マミ「伝承によれば、昔から鹿目神社には魔法少女の願いをもう一回叶えてくれるって噂があるの」
杏子「そんな都合のいいことなんてあるか?」
さやか「たしかにねー」
マミ「ええ、実際に二回も願いを叶えた魔法少女はいないみたいだわ」
マミ「もちろん、一般人なら尚更よ…だから人知れずひっそりとした神社になってるのだと思うわ」
さやか「そんなにひっそりとしてても管理者とかいるのかな?」
マミ「それがいないみたいなのよね…でも不思議と老朽化もしないで綺麗なままみたいね」
マミ「一説によると、昔から白髪の小さな女の子が掃除したりしているらしいわ」
さやか「巫女さん?」
マミ「さあ…?」
杏子「なんだそりゃ?オカルトじゃねーか」
さやか「よくわかんないけど魔法の力って感じ?」
マミ「そうかもね」
ほむら(かなめ神社…かなめって鹿目…なの?)
ほむら(魔法少女の伝承に鹿目…)
ほむら(まさか…まどか…?)
ほむら(まどかは過去にも未来にも円環の理として存在しているはず)
ほむら(まさか過去の魔法少女がまどかを祭り上げたのかしら…?)
杏子「ところでさ、何でマミは今年になってそこに行こうと思ったのさ」
杏子「こいつらはともかく、あたしらは魔法少女になって初めての正月でもないじゃん」
マミ「それなんだけどね、実は暁美さんを見て初詣に行きたいと思ったのよ」
ほむら「え?」
さやか「ほむらに何かあるんですか?」
マミ「なんでも、鹿目神社の伝承にはある噂があるの」
杏子「どんな?」
ほむら「?」
マミ「誰が言い出したのかはわからないけどね、鹿目神社で二個目の願いを叶えるにはある魔法少女が必用って噂があるのよ」
マミ「その魔法少女って言うのがね」
マミ「綺麗な黒髪ロングで」
マミ「みつあみおさげも似合いそうで」
マミ「綺麗とも可愛いとも言える美少女で」
マミ「メガネも似合いそうで」
マミ「そんな美少女が着物姿で初詣に来ると」
マミ「願いが叶う…と言われているの」
ほむら「は?」
さやか「なるほど、それならほむらに当てはまるね」
ほむら「いや、ちょっと」
杏子「よくわかんねーけど、祭られてる神様の好みがほむらってことか?」
マミ「たぶんね、暁美さんを見たときピンと来たわ」
ほむら「は、はぁ…?私なんて別に可愛くないし綺麗でもないし」
ほむら「メガネやおさげなんてもうするつもりもないし」
ほむら「髪だってこの中で一番ありきたりな感じでしょ?」
さやか「はいはいご謙遜どーもどーも」
ほむら「は?」
杏子「ほむらが言っても説得力ないっての」
ほむら「なんで?」
マミ「とにかく暁美さんは条件を満たしてるし、ちょうど見滝原にその神社はあるんだから」
マミ「行ってみてもいいな、って思ったのよ」
ほむら「あなたねぇ…」
さやか「まあいいじゃん、もしかしたらもう一度願いが叶うかもしれないんだしさ」
杏子「そうだよな、あたしなんてかすりもしてねーぞ」
さやか「そんなことないと思うけど、まぁほむらよね」
マミ「そして何よりも暁美さんはいつも元気がないから、もう1つ願いが叶う可能性があるなら」
マミ「連れていきたい、って言うのが一番の理由よ」
ほむら「そんなこと言われても…」
マミ「もう少しでつくわ、せっかくなんだし何か叶えたい願いを考えておくと良いわよ」
ほむら「……無理よ」
ほむら(だって私の願いはもう二度と叶わないのだから…)