まどか「ほむらちゃん…」
悪魔ほむら「まどか…」
まどか「…最後にぎゅっ、ってしてもらってもいいかな?」
悪魔ほむら「…ええ、わかったわ。こう」ギュッ
まどか「えへへ…」ギュッ
悪魔ほむら「……」
まどか「……」
悪魔ほむら「…まどか、後のことはもう心配しないで?」
悪魔ほむら「今度こそ、平和な世界にしてみせるから…」
まどか「…うん」
悪魔ほむら「私は…いえ、私達は多大な時間を何度も過ごしてきたわ」
悪魔ほむら「その過程でいろんなものを失ったしまったわ」
悪魔ほむら「だけど…これからはそれらを取り戻して…そして…」
悪魔ほむら「明るい明日に進んで欲しいの」
まどか「……うん」
悪魔ほむら「それから、さやか」
さやか「ほむら…」
悪魔ほむら「これを」スッ
さやか「!」
まどか「ほむらちゃん…?」
悪魔ほむら「まどかは私の為にここまで来てくれた」
悪魔ほむら「だから今度は私の番よ」
パッ
まどか「ほむらちゃんっ」
悪魔ほむら「これからは前に進んでね」
さやか「ほむら…」
悪魔ほむら「これが私の最後の役目…」
悪魔ほむら「失ったなものを取り戻す」
悪魔ほむら「過ぎ去りし時を求めて…」
悪魔ほむら「さようなら…」
ゴゴゴゴ
まどか「ほむらちゃんっ!ほむらちゃんっ!」
さやか「……ありがとう」
さやか「ほむら」
カッ
チュンチュン
ピピピピ
まどか「…ふにゃ?」
まどか「あれ…夢落ち?」
コンコン
知久「まどか、今日は朝早いんだろう?もう友達が来てるよ」
まどか「えっ?あ…うん!」
ドタバタ
まどか「お、おまたせ!」
杏子「おっせーぞ、まどか」
マミ「今日はみんなで一日中遊ぶ約束なんだからね」
さやか「おっはよー!」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「うん、おはよう!」
詢子「みんな、いってらっしゃい!」
まどか「うん!いってきまーす!」
まどか(なんでだろう?)
まどか(ほむらちゃん、さやかちゃん、杏子ちゃん、マミさん)
まどか(いつも五人で遊んでいたはずなのに)
まどか(ちょっとだけ違和感があるし、それ以上に嬉しいの)
さやか「まどか、どうかした?」
まどか「う、ううん…ただちょっとだけ不思議な気がして」
ほむら「不思議…」
まどか「うん…あのね?こうやって五人で遊ぶのって、ちょっとだけだけど不思議なような気がして…」
杏子「そんなのマミだけ歳が違うからじゃねーの?」
マミ「むっ。そうかしら?前は佐倉さんが美樹さんと喧嘩ばかりしてたからじゃないの?」
杏子「そ、それはさやかがやさぐれてたからだろ!」
さやか「まー、あの頃のさやかちゃんは若かったからねー」
さやか「でも今は大丈夫!仁美とも恭介とも仲良いよ!」
さやか「むしろ仁美が抜けたからじゃない?今日も恭介んとこだろうしさ」
まどか「あはは、そうかも」
ほむら「ふふっ」
まどか「や、やっぱりおかしいかな?」
ほむら「ううん、私もまどかと同じなの」
ほむら「なんだかこうしているのが、すごく不思議なような気がして…」
ほむら「いえ、不思議と言うよりかは…尊い…のかもね」
杏子「相変わらずほむらは変なこと言うんだもんなー」
マミ「誰しも佐倉さんみたいに気楽にはいかないのよ」
杏子「はぁ?って言うか何でマミってあたしに対してだけやたらお姉ちゃんっぽくするのさ」
マミ「んー、佐倉さんは私にとって妹みたいなものだからかも?」
杏子「妹!?マミの妹って言ったらなぎさじゃんか!だいたいあたしがお姉ちゃんだっての!」
さやか「モモちゃん元気?」
杏子「ああ、今日はゆまの面倒見てんじゃない?」
さやか「そりゃよかった!」
杏子「むー…たしかにあたしにも違和感あるかも、なんかさやか妙に落ち着いてるし」
さやか「えー?そんなことないって」
マミ「たしかに美樹さんは大人になった気がするわ」
さやか「またまたーマミさんまでー」
まどか「……」
ほむら「まどか、どうかした?」
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「なあに?」
まどか「わたし、今すっごく楽しいよ」
ほむら「…うん、私もよ」
まどか「ほむらちゃん」スッ
ほむら「まどか」ニギッ
さやか「おー!手なんか握っちゃってお似合いですなー!」
杏子「ほんと仲良いよなー」
マミ「羨ましいわ」
ほむら「も、もうっ」
まどか「えへへ」
さやか「……ふふ」
さやか「……」クルッ
さやか「ありがとう、まどか、ほむら」ボソッ
杏子「?空に向かって何一人言言ってんのさ?」
さやか「別にー?それよりも」
杏子「それよりも?」
さやか「隙ありっ!」ダキッ
杏子「わぁっ?」
さやか「杏子はあたしの嫁になるのだぁー!」
杏子「わっ?バカ!やめろ!」
マミ「いいなぁ」ジー
さやか「マミさんもあたしの嫁になるのだぁー!」
マミ「きゃー!」キャッキャッ
まどか「楽しいね」
ほむら「うん」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「?」
まどか「えへへ」
ほむら「…私こそ、ありがとう。まどか」
まどか「これからもずっと一緒だよ」
ほむら「うん」
「これで良かったんだよね」
「ええ」
「今までずっと頑張ってきたんだもんね」
「これからはずっと一緒だよ」
「うん」
fin
悪魔ほむら「まどか…」
まどか「…最後にぎゅっ、ってしてもらってもいいかな?」
悪魔ほむら「…ええ、わかったわ。こう」ギュッ
まどか「えへへ…」ギュッ
悪魔ほむら「……」
まどか「……」
悪魔ほむら「…まどか、後のことはもう心配しないで?」
悪魔ほむら「今度こそ、平和な世界にしてみせるから…」
まどか「…うん」
悪魔ほむら「私は…いえ、私達は多大な時間を何度も過ごしてきたわ」
悪魔ほむら「その過程でいろんなものを失ったしまったわ」
悪魔ほむら「だけど…これからはそれらを取り戻して…そして…」
悪魔ほむら「明るい明日に進んで欲しいの」
まどか「……うん」
悪魔ほむら「それから、さやか」
さやか「ほむら…」
悪魔ほむら「これを」スッ
さやか「!」
まどか「ほむらちゃん…?」
悪魔ほむら「まどかは私の為にここまで来てくれた」
悪魔ほむら「だから今度は私の番よ」
パッ
まどか「ほむらちゃんっ」
悪魔ほむら「これからは前に進んでね」
さやか「ほむら…」
悪魔ほむら「これが私の最後の役目…」
悪魔ほむら「失ったなものを取り戻す」
悪魔ほむら「過ぎ去りし時を求めて…」
悪魔ほむら「さようなら…」
ゴゴゴゴ
まどか「ほむらちゃんっ!ほむらちゃんっ!」
さやか「……ありがとう」
さやか「ほむら」
カッ
チュンチュン
ピピピピ
まどか「…ふにゃ?」
まどか「あれ…夢落ち?」
コンコン
知久「まどか、今日は朝早いんだろう?もう友達が来てるよ」
まどか「えっ?あ…うん!」
ドタバタ
まどか「お、おまたせ!」
杏子「おっせーぞ、まどか」
マミ「今日はみんなで一日中遊ぶ約束なんだからね」
さやか「おっはよー!」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「うん、おはよう!」
詢子「みんな、いってらっしゃい!」
まどか「うん!いってきまーす!」
まどか(なんでだろう?)
まどか(ほむらちゃん、さやかちゃん、杏子ちゃん、マミさん)
まどか(いつも五人で遊んでいたはずなのに)
まどか(ちょっとだけ違和感があるし、それ以上に嬉しいの)
さやか「まどか、どうかした?」
まどか「う、ううん…ただちょっとだけ不思議な気がして」
ほむら「不思議…」
まどか「うん…あのね?こうやって五人で遊ぶのって、ちょっとだけだけど不思議なような気がして…」
杏子「そんなのマミだけ歳が違うからじゃねーの?」
マミ「むっ。そうかしら?前は佐倉さんが美樹さんと喧嘩ばかりしてたからじゃないの?」
杏子「そ、それはさやかがやさぐれてたからだろ!」
さやか「まー、あの頃のさやかちゃんは若かったからねー」
さやか「でも今は大丈夫!仁美とも恭介とも仲良いよ!」
さやか「むしろ仁美が抜けたからじゃない?今日も恭介んとこだろうしさ」
まどか「あはは、そうかも」
ほむら「ふふっ」
まどか「や、やっぱりおかしいかな?」
ほむら「ううん、私もまどかと同じなの」
ほむら「なんだかこうしているのが、すごく不思議なような気がして…」
ほむら「いえ、不思議と言うよりかは…尊い…のかもね」
杏子「相変わらずほむらは変なこと言うんだもんなー」
マミ「誰しも佐倉さんみたいに気楽にはいかないのよ」
杏子「はぁ?って言うか何でマミってあたしに対してだけやたらお姉ちゃんっぽくするのさ」
マミ「んー、佐倉さんは私にとって妹みたいなものだからかも?」
杏子「妹!?マミの妹って言ったらなぎさじゃんか!だいたいあたしがお姉ちゃんだっての!」
さやか「モモちゃん元気?」
杏子「ああ、今日はゆまの面倒見てんじゃない?」
さやか「そりゃよかった!」
杏子「むー…たしかにあたしにも違和感あるかも、なんかさやか妙に落ち着いてるし」
さやか「えー?そんなことないって」
マミ「たしかに美樹さんは大人になった気がするわ」
さやか「またまたーマミさんまでー」
まどか「……」
ほむら「まどか、どうかした?」
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「なあに?」
まどか「わたし、今すっごく楽しいよ」
ほむら「…うん、私もよ」
まどか「ほむらちゃん」スッ
ほむら「まどか」ニギッ
さやか「おー!手なんか握っちゃってお似合いですなー!」
杏子「ほんと仲良いよなー」
マミ「羨ましいわ」
ほむら「も、もうっ」
まどか「えへへ」
さやか「……ふふ」
さやか「……」クルッ
さやか「ありがとう、まどか、ほむら」ボソッ
杏子「?空に向かって何一人言言ってんのさ?」
さやか「別にー?それよりも」
杏子「それよりも?」
さやか「隙ありっ!」ダキッ
杏子「わぁっ?」
さやか「杏子はあたしの嫁になるのだぁー!」
杏子「わっ?バカ!やめろ!」
マミ「いいなぁ」ジー
さやか「マミさんもあたしの嫁になるのだぁー!」
マミ「きゃー!」キャッキャッ
まどか「楽しいね」
ほむら「うん」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「?」
まどか「えへへ」
ほむら「…私こそ、ありがとう。まどか」
まどか「これからもずっと一緒だよ」
ほむら「うん」
「これで良かったんだよね」
「ええ」
「今までずっと頑張ってきたんだもんね」
「これからはずっと一緒だよ」
「うん」
fin